ActiveSync3.5
PC接続ケーブル(USB)で ActiveSync
「CEマシンとは言っても Windowsマシンには違いないのでLANさえつながればファイル共有すれば何でもできるさ。」と思ってました。
本当にこう信じていました。 でも、実際に sigmarion U のネットワーク設定を見てもファイル共有という設定項目はありませんでした。 ということは、デスクトップとリンクするにはCFメモリ経由でデータ渡しするか、ActiveSync を動作させる必要があります。
CFメモリは sigmarion U のCFスロットに実装するだけで一瞬に認識します。 このレベルでは使えます。 問題は大変面倒なことです。
ActiveSync は別売の「PC接続ケーブル(USB)」か「PC接続ケーブル(RS-232C)」のいずれかが必要となります。 前者のUSBケーブルはオマケで付いていたので、このケーブルをWindows-Xp に挿入しました。 すると「ドライバーがありません」と怒られました。 ありゃ〜という訳でドコモのサポートページを参照したのですが、「Windows-95/98/Meでは使えるが Windows2000とXpには対応しない。」と明確に書かれていました。
せっかくあるUSBケーブルが使えないなんて・・・悔しい。
>>>ここで裏技です<<<
電網サーチで「PC接続ケーブル(USB)」にはUSB・・・RS-232CブリッジICとして
台湾Prolific社の PL-2303というチップが使われている
と判明。 更に
回路はこのようになっているらしい
。
そこで台湾Prolific社のホームページより
ドライバーソフト
をゲットしました。
ドライバーにある SERWPL.INF ファイルを編集します。 8行目にある
%DeviceDesc%=ComPort, USB\VID_067B&PID_2303
を以下のように変更します。
%DeviceDesc%=ComPort, USB\VID_0409&PID_00C6
Windows-Xpからこのドライバーを読み込ませます。 これで、なんと!!!ドライバーソフトが正常に組み込まれ、あっさりUSBケーブルが認識できました。
マイクロソフトのページより
ActiveSync3.5
をインストール。 デスクトップPCは Windows-Xpなので ActiveSync3.5 でないと動作しません。
USBケーブルをデスクトップPCと sigmarion U に挿入したら、
あらあら不思議!!!
あっという間に同期してしまいました!!!
と言う事で sigmarion U とデスクトップPCとのリンクに成功しました。 sigmarion U に内臓の「Outlook」「Pcket Word」「Pocket Excel」「Pocket Access」「Pcket PowerPoint」とのファイル同期もできるようになってしまいました。
LANで ActiveSync
USBケーブルでActiveSync3.5がやっと動作するようになりました。
でも、問題はとっても遅いことです。
そこで、LAN経由で ActiveSync が動作するように設定しました。 LANは有線でも無線でもどちらでも構いません。
USB(またはRS-232C)ケーブルによる接続でパートナーシップを確立させる。 これが重要です。 最初だけはこの方法でパートナーシップを結ぶ必要があります。
デスクトップPCから ActiveSync を起動し「ファイル」「接続設定」の「ネットワークとリモートアクセスサービスの接続をこの PC で有効にする」をチェックする。
sigmarion U のコントロールパネルから「ネットワーク」を起動し、使用中のデバイスを選択して「プロパティ」「ネームサーバー」にある「プライマリWINS」にデスクトップPCのIPアドレスを設定する。
sigmarion U の「スタート」「プログラム」「通信」から ActiveSync を起動する。 ここで出てくるウィンドウで「ネットワーク接続」を選択し、「接続先」にデスクトップPCの名前を入力する。(既にデフォールトで名前が入っているはず。) そして、このウィンドウにある「接続」ボタンを押す。 これでリンクが確立します。
スピードが全然違います!!!
LAN経由ActiveSyncは凄まじく速いです。