Pioneer F-005 (2号機) をゲット!
2012年9月29日、
Pioneer F-005
の中古を1,000円で入手しました。
FM 専用チューナ
です。
このチューナーはバリコン式ですが
クリスタルロック
で水晶発振器の精度に同調するという珍しい方式です。
このデザインは貴重
です。
豪華そのものです。
クリスタルロックとデザインに惚れての入手です。
程度&動作チェック
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外観
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フロントパネルはかなり綺麗です。
よくよく見ると数箇所スレがありますが、年代物ですからやむを得ないと諦めがつく程度です。
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チューニングノブおよび出力調整ツマミは綺麗です。
各ボタンはプラスチックに金属メッキしており、ここにかなりサビが出ています。
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ダイヤルの動きはスムーズでバックラッシュは感じません。
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リアパネルの端子には薄い錆が出ています。
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天板は結構汚れていますが、ヘコミやキズはありません。
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底板の止めネジが4本欠品しています。
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使用 IC のロット番号より、この F-005 は1977年製と判明しました。
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入手した状態のまま電源 ON してチェックしました
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ランプ切れはなく綺麗にフロント部が照明されます。
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チューニングノブやボタン、ツマミ類は正常に動作します。
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FM 受信で若干ダイヤル目盛とのトラッキングずれがありますが正常に受信できます。
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クォードラチュア検波ですが音は良いです。
セパレーションも出ているようです。
柔らかい音です。
リペア
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かなりサビが出ている各ボタンは、全く同じボタンの手持ちがあったので交換しました。
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欠品している底板の止めネジ4本は手持ちのネジを追加しました。
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全体にクリーニングしました。
調整
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F-005 1号機
に記載の手順で再調整しました。
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FM ステレオセパレーションなどは以下となりました。
良好な数値です。
項目 |
L |
R |
単位 |
ステレオセパレーション |
53 |
57 |
dB |
パイロット信号キャリアリーク |
-77 |
-77 |
dB |
オーディオ出力レベル偏差 (MONO) |
0 |
+0.07 |
dB |
REC LEVEL CHECK 信号 |
-6.09
339.8 |
-6.10
339.8 |
dB
Hz |
使ってみました
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音質とステレオセパレーションは良好です。
特にセパレーションが良いと感じます。
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クォードラチュア検波にしては音が良いです。
使っている部品グレードが高いためでしょう。
ハーモニー感のある柔らかい音です。
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性能・音質に満足できる
優秀機
です。