SONY ST-S333ESX (3号機)

SONY ST-S333ESX (3号機) をゲット!

2020年4月9日、新潟県上越市の U さんから SONY ST-S333ESX の故障品を研究用に寄贈していただきました。



言い訳

  1. 2号機 より先に入手していたのに3号機になったのは ・・・

  2. 今回 (2022年2月)、気を取り直してリベンジし、3号機としました。



到着後、程度&動作チェック

  1. 寄贈者からのコメント

  2. 外観

  3. 入手した状態のまま電源 ON してチェックしました



リペア

  1. FM 受信でオートチューニングとステレオ受信ができない

  2. タクトスイッチの劣化

  3. 動作チェック中に誤って LA1235 のピンを電源と短絡させて LA1235 を壊してしまいました!!!

  4. 外観の改善

  5. 全体の清掃



調整

  1. 電圧チェック

    VP 標準値 実測値 備考
    JW174 +15V +16.05V チューナ用
    JW122 +15V +15.64V FL 管用
    JW169 +5.6V +5.63V デジタル用 (MCU)
    JW92 +30V +30.21V VT 電圧用
    D907-R -6V -5.62V コントロール用

  2. ST-S333ESX (1号機) に記載の手順で再調整しました

    項目 IF BAND L R 単位
    ステレオセパレーション WIDE 57 76 dB
    ステレオセパレーション NARROW 30 30 dB
    パイロット信号キャリアリーク WIDE -81 -82 dB
    オーディオ出力レベル偏差 (MONO) 0 -0.04 dB
    CAL TONE 398.4 Hz
    -6.03 -5.88 dB



使ってみました

  1. パネルやボタンなどの機構部はバブル期 (1985〜1991年) を反映した贅沢な作りになっており、 超貴重品!

  2. SONY の ST-S333ES シリーズ FM チューナについて

  3. 同調ノブのない ST-S333ESX はデザイン的に筆者の好み

  4. 懸案事項