TOP2008 をゲット!
2014年10月20日、
AliExpress
に発注した
広州長興晶科学技術発展有限公司
製造の
Universal Programmer
の [TOP2008] が到着しました。
送料税込49.84ドル (日本円で5,534円) でした。
アキバの
aitendo
で
小型汎用USBプログラマー [TOP2008]
が税抜6,800円 (税込7,344円) で売られていたのですが、「在庫切れ」とのことで、やむなく同じものをアリババ経由で個人輸入したのです。
入手までに時間がかかりましたが、2千円も安く買えたのでOKです。
発注〜配達完了までに約2週間かかりました。
その履歴は以下です。
インボイス兼送付状には [価格:5ドル] [カテゴリ:ギフト品] となっていました。
アハハです。
年/月/日 |
配送履歴 |
取扱局 |
国 |
2014/10/05 |
発注 |
- |
- |
2014/10/10 |
ショップから発送 |
- |
中国 |
2014/10/10 |
配送引受 |
518103 (広東省深セン市) |
中国 |
2014/10/11 |
国際交換局から発送 |
SHENZHEN (深セン) |
中国 |
2014/10/18 |
国際交換局に到着 |
川崎東郵便局 |
日本 |
2014/10/19 |
通関手続 |
川崎東郵便局 |
日本 |
2014/10/19 |
国際交換局から発送 |
川崎東郵便局 |
日本 |
2014/10/20 |
到着 |
越谷郵便局 |
日本 |
2014/10/20 |
配達完了 |
越谷郵便局 |
日本 |
使ってみました
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TOP2008 は EPROM, EEPROM, Serial-ROM, PIC, AVR などのデータもしくは Configuration Data を書込みするツールです。
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サポートデバイスリスト
のように非常に多くのデバイスをサポートしています。
TOP2008 1台買っておけば、プログラミングデバイスをほぼ何でも書き込めます。
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ワイフがオーブンレンジとか食品調理器具にこだわるように、私にとって TOP2008 はデバイス調理器具です。
「焼く」ということでは、どちらも同じでしょ。
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デバイスドライバが 32bit しか対応していない!
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私が普段使っている Windows7/64bit マシンに書込ソフトウェアをインストールしてみたところ・・・
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書込ソフトウェアは問題なくインストールできました。
ところが、デバイスドライバのインストールでパソコンから拒否されます。
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マニュアルには対応 OS が Windows7/vista/2000/2003/XP と書いているのですが???
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どうも、書込ソフトウェア自体はこの通りなんですが、デバイスドライバは 64bit 非対応ということらしい。
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Windows7/32bit 版では動作するので、Windows7 対応の記述はウソではない。
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これって巧妙な詐欺ですよね!!!
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対策を考えました。
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Windows7/64bit → Windows7/32bit にダウングレードする。
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Windows-XP マシンで動作させる。
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Windows7/64bit に仮想 OS の [Windows-XP モード] を組み込んで動作させる。
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1は論外、今さら中世時代には戻れない。
2は有望株、どうせ TOP2008 の使用頻度は全然低いと思われるし。
3は技術的に試す価値あり。
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Windows7/64bit マシンでの [Windows-XP モード] で試してみました。
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Windows7/64bit マシンには既に [Windows-XP モード] を組み込んでいます。
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Windows7/64bit 画面の中に、更に Windows-XP 画面ができて、そこで動くアプリは Windows-XP の 32bit モードで動作します。
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Windows-XP モード画面から
広州長興晶科学技術発展有限公司
から最新版の書込ソフトウェア [SetupTopwinV6] をダウンロードしてインストールします。
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Windows-XP モード画面上に [Topwin6] アイコンができます。
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[Topwin6] アイコンをダブルクリックして実行して出てくる画面から [Reload USB driver] を選択します。
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USB ドライバがインストールされます。
終わると [Topwin6] は終了状態になります。
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これは1回だけやればよく、次回からは不要です。
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[TOP2008] を USB ケーブルでパソコンと接続します。
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Windows-XP モード画面の上部にある [USB] タブから [通信デバイス 接続] を選択します。
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[Topwin6] アイコンをダブルクリックすると [Topwin6] が立ち上がります。
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TOP2008 にある緑色の [Ready] ランプが点灯します。
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不幸にして立ち上がらない場合は、[Topwin6] アイコンをダブルクリックして実行して出てくる画面から [Demo of Top2008] を選択すると立ち上がるかもしれません。
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ふ〜、右の画像のように、やっと TOP2008 が動作可能になりました ・・・ 拍手パチパチパチ
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次回からは4以降の手順を実行すればよいです。
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この実験はあくまでも可能性の追求です。
実際には TOP2008 を Windows-XP マシンで使うことのほうが多いと思います。
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DOS を立ち上げる羽目に! ・・・ これ、まさに石器時代
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TOP2008 では GAL 書込みができます。
現在、手元には100本以上の GAL の在庫があります。
このライターで書き込みすれば楽だな・・・
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GAL は小規模の PLD ですが、ちょこっと使う分には非常に便利です。
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さて、このライターでは基本的には JED ファイルでデータを送ります。
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そうなると、論理式を JED ファイルにコンパイルするツールが必要になります。
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フリーツールを探すと
FGAL
がありました。
プログラム書式は PALASM2 に近いです。
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早速、
FGAL
をダウンロードして使ってみると、私の Windows7/64bit の DOS 窓では動かないのです。
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どうも Windows7/64bit では 32bit のプログラムまで、Windows7/32bit では 16bit までのプログラムをサポートするみたいなんです。
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DOS というのだから、16bit プログラムに決まっていそうなものだが ・・・ 不満プンプン
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困った!!!
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そこで考えたのは、USB メモリからブートして 16bit DOS を立ち上げるしかないな・・・
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この目的のため、
Rufus (ルーファス)
を使うのが楽そう ・・・ ダウンロードしてすぐに使えます。
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あっと言う間に、FreeDOS という英文 16bit DOS が USB メモリ内に導入できました。
(たぶん2, 3秒)
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USB メモリから起動してみると FreeDOS が 立ち上がります。
素晴らしい・・・
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FGAL コンパイラも正常に動きました。
ヤレヤレ・・・
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きっと、クワッドコア CPU の1個しか動いてないんだろうな。
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でも、最近の CPU で動作させる DOS ってかなり速いですね。
FGAL コンパイルに1秒もかからないです。
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以上のように開発用途のツールは最新の OS に対応していないことが多く、皆これで苦労します。
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今回は、64bit カーネルで 32bit や 16bit のプログラムの実行を要求されました。
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