使用ネットワーク機器
左から NTT FX-ONU-E, BUFFALO LSW10/100-5PW(スイッチングHUB)です。
左から NTT Web Caster V100, Linksys BEFSR41C-JP です。
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FX-ONU-E は光信号を 100Base-TX の LAN信号にメディア変換します。
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LSW10/100-5PW は WAN 信号を2分岐(最大4分岐まで可能。)させるために使います。
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Web Caster V100 は VoIP機能付きブロードバンドルーターです。
IP電話はこのルーターに接続します。
スループットは残念ながら 30Mbps しかありません。
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BEFSR41C-JP はスループット 90Mbps のブロードバンドルーターです。
ネットワーク配線図
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PC からどちらのルーターの設定画面も表示可能
Web Caster V100 の DHCPサーバー機能を停止させ、IPアドレスを 192.168.1.254 に設定します。
BEFSR41C-JP の IPアドレスは 192.168.1.1 にします。
そして、Web Caster V100 と BEFSR41C-JP をお互いに LAN4ポートで接続します。
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2つのルーターは全く別系統のグローバルIPアドレスを持つ
ONU からの WAN 信号を SW-HUB(スイッチングHUB)を介して Web Caster V100 と BEFSR41C-JP に分配します。
2つのルーターは別々の PPPoEリンクさせます。
Server系CPU のデフォルトゲートウェイを 192.168.1.254 として、Web Caster V100 に向けます。
PC系CPU のデフォルトゲートウェイを 192.168.1.1 として、BEFSR41C-JP に向けます。
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IP電話中でも NTT電話が可能
電話機として、NTT専用電話(TEL-NTT)と、IP/NTT電話兼用電話(TEL-IP)の2台を設置します。
電話回線を2回線持ったのと同様です。
BB.excite とフレッツ・スクウェアに接続してみました
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BB.excite を BEFSR41C-JP で接続し、フレッツ・スクウェアを Web Caster V100 で接続
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フレッツ・スクウェアって結構マトモな映像配信の無料サービスがあります。
ガンダムSEEDや日本映画や音楽放送が無料で見られます。
NTTにしてはなかなかイケてるサービスと思います。
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・・・と言う事で、フレッツ・スクウェアもお手軽に見たいと、ネットワーク設定を変えようとしました。
ところが、1つの NICにはデフォルト・ゲートウェイは1つしか指定できないという掟があるのです。
NICを2枚刺すほどのことはないし、イイ方法がないかと電網検索したら、以下のページの方法がありました。
http://com.tamacc.chuo-u.ac.jp/support/k_shien/QA/qa_010.htm
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netsh を使ったバッチファイルでネットワーク設定を変えてしまうやり方です。
これは実に応用性があります。
よく使うネットワーク設定をバッチファイルにしておけば、いろんなネットワーク環境に即座に対応できます。
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これを参考に、
DHCP.bat
(通常のネットワーク設定。BEFSR41C-JP がゲートウェイになる。)と、
V100.bat
(Web Caster V100 がゲートウェイになる。フレッツ・スクウェアが見れる。)を作成しました。
パソコンからネットワーク切換が簡単になりました!!!
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BB.excite を使って巷の速度計測サイトで実効速度を確認
パソコンは
Dell Dimension 4600C
で OS は Windows-XP Professional で、BEFSR41C-JP に接続しました。
BEFSR41C-JP の MTU=1454 に設定し、パソコンの MTU等は Windows-XP デフォールトのままです。(いったいいくつになっているのだろう?)
==== Radish Network Speed Testing Ver.2.25 - Test Report ====
使用回線:NTT Bフレッツ ニューファミリー
プロバイダ:BB.excite
測定地:埼玉県越谷市
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測定条件
精度:高 データタイプ:圧縮効率低
下り回線
速度:51.04Mbps (6.380MByte/sec) 測定品質:98.4
上り回線
速度:29.71Mbps (3.714MByte/sec) 測定品質:98.3
測定者ホスト:29.119.111.219.dy.bbexcite.jp
測定時刻:2003/11/28(Fri) 6:29
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測定サイト http://www.studio-radish.com/tea/netspeed/
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計測データに現れない現象として、BB.excite は深夜の使用時にブラウザからリンクをクリックしても反応が遅いことや、反応しないことがありました。
こういう時、普通はクリックの仕方が悪かったのかな?と思ってもう一度クリックしてしまいます。
この時はサッと反応します。
これはやはり問題です。
上り方向になんらかの制限が入っている感じです。
我が家のようにインターネットサーバー用途にも使っていると、「上りのパケットが消えてしまうことがある。」というのは非常に問題です。
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以上が BB.excite の実力として認識しました。
plala と 2route に接続してみました
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2003年12月1日、plala に新規加入しました
キャンペーン
で来年の4月末まで接続料無料です。
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plala の「Bフレッツセット」は月額1,400円ですが IP電話サービスの「ぷららフォン for フレッツ」をオプション契約すると月額1,200円になります。
すなわち「ぷららフォン for フレッツ」オプションは月額
マイナス200円
に等しいです。
とっても不思議な料金です。
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「ぷららフォン for フレッツ」は日本国内8円/3分、アメリカ2.5円/1分と、
なんと!日本国内へ電話するよりアメリカに電話するほうが安い
という、これまた不思議な料金体系です。
更に国際電話には消費税がかからないのでこの差はますます大きくなります。
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「ぷららフォン for フレッツ」は国際電話に関してはおそらく最安値だと思います。
大抵のIP電話はアメリカへだけは安いのですが、その他の国へはかなり割高になります。
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「ぷららフォン for フレッツ」は初回登録料無料、基本月額無料で、実質基本月額は前述のように−200円ですから、plala に加入して「ぷららフォン for フレッツ」に加入しない人はいるのかしら???
BB.exciteフォンでは初回登録料500円、基本月額277円になるので、これが BB.exciteフォン契約を止めた理由です。
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「ぷららフォン for フレッツ」の月間通話料金に応じて plala 接続料金が値引き
になります。
このような特典があるのは、たぶん plala だけでしょう。
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plala 「Bフレッツセット」は前述のように月額1,200円にできますが、この契約には月額1,200円分の「フリーチケット」が付きます。
1,200円分のオプション契約に使えます。
例えばメールアカウント追加に使えば、更に6つ分を追加することができます。
家族全員で plala を使うという用途にピッタリです。
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裏技ですが、このようなメールアカウントの追加ができる ISP では大抵二重ログインを許しています。
plala もそうです。
これはやってはいけないらしいので注意しましょう。
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pala には「ダブルルート」オプションがあって、この契約を追加すると IIJ のバックボーンが使えるようになります。
インターネットアクセスするのに plala のバックボーンと IIJ のバックボーンのどちらも使えるようになります。
月額350円かかりますが、IIJ が350円なら安いと思います。
私は契約しました。
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plala をパソコンに、2route を IP電話とサーバーに接続
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BEFSR41C-JP は plalaで PPPoE接続してパソコン用のゲートウェイとして使っています。
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BEFSR41C-JP の PPPoE接続は Keep alive から On demand に変え、アイドル時間を30分にしました。
30分以上パケットが流れないと PPPoEリンクを一旦切ります。
次に自動接続した時はグローバルIPアドレスが変わります。
セキュリティ上はこっちのほうが良いです。
今回、サーバー系ルータとクライアント系ルータを分離したので、この設定が可能になりました。
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Web Caster V100 は 2routeで PPPoE接続して IP電話とインターネットサーバー用のゲートウェイとして使っています。
「ぷららフォン for フレッツ」は別に plala そのものに接続しなくても、問題なく使えるようです。
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Web Caster V100 は Keep alive しかないので、常時接続となります。
何らかの原因でリンクが外れない限りグローバルIPアドレスが変わらないのでサーバーや VoIPむきです。
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B-Flet'sニューファミリーって PPPoE は2セッションまでとなっています。
これは本当かどうか試してみました。
以前は2セッションまでしか試せなかった(BB.excite とフレッツスクエア)ですが、今回、plala と 2route が加わったので実験可能になりました。
→結果、2セッションは可能だが3セッション以上はダメでした。
B-Flet'sニューファミリーの仕様通りでした。
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plala を使って巷の速度計測サイトで実効速度を確認
パソコンは
Dell Dimension 4600C
で OS は Windows-XP Professional で、BEFSR41C-JP に接続しました。
BEFSR41C-JP の MTU=1454 に設定し、パソコンの MTU等は Windows-XP デフォールトのままです。
==== Radish Network Speed Testing Ver.2.25 - Test Report ====
使用回線:NTT Bフレッツ ニューファミリー
プロバイダ:ぷらら
測定地:埼玉県越谷市
-------------------------------------------------------------
測定条件
精度:高 データタイプ:圧縮効率低
下り回線
速度:62.29Mbps (7.786MByte/sec) 測定品質:98.4
上り回線
速度:35.37Mbps (4.421MByte/sec) 測定品質:98.1
測定者ホスト:u114069.ap.plala.or.jp
測定時刻:2003/12/1(Mon) 6:36
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測定サイト http://www.studio-radish.com/tea/netspeed/
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上り/下り共、BB.excite より速度向上が見られますが、劇的な速度アップというほどではないです。
これはおそらく、BEFSR41C-JP の PPPoE スループット 70Mbps に起因していると考えています。
(スループット 70Mbps なら最高でも 60Mbps台と思います。)
でも、これくらいの速度が出るなら全然問題はありません。
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BB.excite であったブラウザからリンクをクリックしても反応が遅いことや反応しない現象は、plala ではないようです。
これだけでも ISP切替のメリットがあります。
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どうしても ガンダムSEED が見たい!!!
Web Caster V100 は 2route で 、BEFSR41C-JP は plala で PPPoE接続したので、ニューファミリーで許される PPPoE 2セッションを使い切りました。
でも、ガンダムSEED は見たい!!!ということで一時的にフレッツスクウェアに接続する方法を検討してみました。
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Web Caster V100 は VoIP とサーバーのゲートウェイとして使っているので、このルーターを止めたくありません。
で、BEFSR41C-JP の plala 接続なら一時的にフレッツスクウェア接続に切り替えても、大きな問題にはなりません。
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BEFSR41C-JP は PPPoE マルチセッション対応になっているので PPPoE-1 に plala を PPPoE-2 にフレッツスクウェア接続の設定を記述しました。
!!早速実験!!
PPPoE-1 をルーターの画面より切断、PPPoE-2 を接続。
ここまではうまく行きました。
ちゃんとフレッツスクウェアのIPアドレスがルーターにセットされました。
ところが、フレッツスクウェアにアクセスできないのです。
フレッツスクウェアのDNSサーバーを見失っているようです。
おそらく、BEFSR41C-JP の仕様上、PPPoE-1 がメインで PPPoE-2 がサブで動作するので、メインリンクが死んでいる時はサブリンクアクセスができないのだと思います。
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PPPoE-1 にフレッツスクウェアの設定を記述したらうまく行くのは判っているのですが、BEFSR41C-JP の記述をいちいち書き換えるのは面倒です。
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最後に思いついたのは、PPPoE-1 は plala接続の記述のままにしておいて、BEFSR41C-JP 特有の
PPPoE パススルー
を使うことにしました。
これははイメージ的にルーターをパススルーして WAN と直接 PPPoEリンクを張れる機能です。
Windows-XP では PPPoE リンクプログラムを内蔵しているので、チョコチョコと接続設定を記述するだけで、まるでダイヤルアップの感覚で PPPoEリンクできます。
!!早速実験!!
BEFSR41C-JP の PPPoE を手動で切断。
次に Windows-XP より PPPoEリンクプログラムを使ってフレッツスクウェアに接続。
一瞬で繋がりました。
そして、ガンダムSEED を堪能することができました。
やはり、BEFSR41C-JP は使えるルーターです。
買って良かった!!!