corega CG-NSADPCR
corega CG-NSADPCR をゲット!
2007年3月21日、
HARD-OFF 4号足立保木間店
で
corega CG-NSADPCR
の新品を税込5,250円(定価14,490円)で入手しました。
USB マスストレージを NAS (Network Attached Storage) にするアダプタです。 メモリカードスロットも持ち、これらも NAS 同様にアクセスできます。 更にメモリカードを USB コネクタに接続したマスストレージにボタン・ワンタッチでコピーするという機能まであります。 まさに魔法だ!
メーカーのPR文句は以下です。
USB2.0 のインターフェイスと7種のメディアのメモリカードスロットを持つ、ネットワークストレージアダプタです。 USBのストレージデバイス(HDD、フラッシュメモリ等)やメモリカードを接続し、既存のネットワークに追加するだけでネットワークでのファイル共有が可能になります。
ネットワーク設定の初期値が DHCP 自動取得になっているため、既存のネットワークに追加するだけで即使用可能。
USB2.0 ポートを2ポート搭載。 巨大なストレージ容量を確保できます。
7種類のカードリーダ付き(CF / MD / SM / SD / MMC / MS / MS PRO)
ワンタッチバックアップボタン装備
本体側面のバックアップボタンを押すとメモリカードスロットに装着したメモリカードのデータを、USB ポートに接続した記憶装置にバックアップします。
FTPサーバ機能を搭載(匿名 anonymous でのダウンロードに対応)
縦置き/横置きに対応
使ってみました
DHCP サーバーが有効なネットワークでは、工場出荷デフォールト設定のまま使えます。 左図は IO-DATA の USB HDD を USB ポートに接続して、Windows-Xp の「マイネットワーク」を開いた状態です。
「web_page - Cg-nsadpcr」アイコンをダブルクリックすると設定画面が開きます。
ブラウザから設定画面を開くには「http://[IP address]/」とします。
「I-O_DATA_e1 - Cg-nsadpcr」アイコンをダブルクリックすると、IO-DATA の USB HDD にアクセスできます。
SM メモリスロットに SM メモリカードを挿入すると、例えば「SM_xD_b - Cg-nsadpcr」アイコンが表示され、ダブルクリックすると SM カードにアクセスできます。
USB または各種メモリカードアイコンの名前は「xxxxxxxx_y1 - Cg-nsadpcr」のようになります。 xxxxxxxx の部分はデバイスによって変わります。 y の部分は以下のようにスロットを意味します。
y 部分の
アルファベット
スロット
a
CF/MD スロット
b
SM スロット
c
SD/MMC スロット
d
MS スロット
e
LAN ポートに近いほうの USB スロット
f
Reset スイッチに近いほうの USB スロット
メモリカードのサポートは7種類ですが、USB ポートがあるので、ここへリーダー・ライターを挿入することで、どんなカードも読み書きできます。
おそらく、PC UNIX システムに samba サーバーを組み込んであると思います。 元々、samba サーバーは遅いプログラムなので NAS になるとは言っても、やはりかなり遅いです。 USB1.1 程度の速度です。 使えますが、過度の期待はしないように・・・
FTP アクセスは NAS アクセスより速いです。 サクサク動きます・・・やはり samba は遅い、ftpd は速い。 よって、NAS アクセスもできる FTP デバイスと考えたほうが良いです。 FTP アクセスする場合は IP アドレスを固定化したほうが使い勝手が良くなります。
ワンタッチバックアップ機能は結構使えます。 例えばデジカメで撮影してきた画像をパソコンなしで USB スロットに接続したデバイスにバックアップできます。 とりあえず即保存したい場合に便利です。
注意点
USB に接続できるマスストレージのフォーマットは FAT(FAT16, FAT32)だけ
私はハマりました。 CG-NSADPCR に USB2.0 HDD を接続したら、「問題なくパソコンから読み取りできるのに、書き込みが全くできない」という現象となりました。
1日くらい考えてハタッと気が付きました。 「そう言えば、この USB2.0 HDD は NTFS フォーマットしていたんだ!」 たぶん、これが原因と推測。
USB2.0 HDD を FAT32 で再フォーマットしようとしましたが、Windows-Xp では NTFS のディスクを FAT32 にはできないです。
逆はできるのですが・・・
HDD の最初ほうにある MBR をデータ破壊してやれば、再フォーマットできるようになるのは判っているのですが、電網でそれができるフリーのツールを見つられなかった。 USB2.0 HDD から HDD 本体を取り出せば、IDE 接続して何とかできるのですが面倒・・・
困った時は USB2.0 HDD のメーカーである IO-DATA のページを確認ということで・・・ありました!・・・
DiskRefresher LE
というツールソフトです。 これを使うとパーティション領域の解放ができ、FAT32 で再フォーマットしてくれます。 ビッグエリアにも対応しています。
BUFFALO からも
Disk Formatter
と言うツールソフトがダウンロードできます。 こちらも同じようなことができると思いますが試していません。 ご参考です。
DiskRefresher LE を使って USB2.0 HDD を FAT32 で再フォーマットしたら、CG-NSADPCR 経由で読み書きできるようなりました!!!
NTFS → FAT32 とするとデータが全て消失するので、重要なデータはバックアップしてから操作することをお奨めします。
DiskRefresher LE は USB2.0 に限らず、マスストレージと認識されているどのディスクにも操作可能です。 このため、ドライブ名を間違って操作すると、そのドライブのデータが全て消失しますので、細心の注意をして実施ください。 ある意味、超コワイ・ツールです。
FTP Server モードは CG-NSADPCR の電源を OFF すると忘れる
CG-NSADPCR の設定画面で「FTP Server:開始」としても、電源を OFF すると解除されてしまいます。 再度、設定画面で「FTP Server:開始」とする必要があります。 ・・・なんだかよく判らない仕様ですね。
ノーセキュリティ
CG-NSADPCR へのアクセス制限機能がありません。 よって、CG-NSADPCR へアクセスする誰もが読み書きできる状態になってしまいます。 マイネットワークからのアクセス及び FTP アクセスいずれもです。
管理画面へのアクセス制限機能がありません。 ID も password も不要なので、ネットワーク接続した誰もがアクセスできてしまいます。 ・・・恐ろしい仕様ですね!
以上より、家庭 LAN とかの閉鎖的な安全なネットワーク内だけで使用すべきです。 適切な設定をすればインターネット公開も可能ですが、私は絶対お奨めできません。
備忘録
工場出荷初期状態
項目
内容
アダプタ名
CG-NSADPCR
ワークグループ名
workgroup
DHCP(自動取得)
有効
IP アドレス
(DHCP サーバから取得)
FTP Server の状態
停止
FTP Server の設定
anonymous FTP(変更不可)
ID:anonymous
Password:なし
工場出荷初期状態に戻す方法
電源が入っていることを確認します。
[Reset] スイッチを押し続け、LAN LED が消灯したら [Reset] スイッチを離します。
初期化が完了すると LAN LED が再点灯し、本機が起動します。