KENWOOD CR-A7USB
KENWOOD CR-A7USB をゲット!
2013年11月18日、
HARD-OFF
三郷店で
CD/SD/USB/Radio パーソナルシステム
の
KENWOOD CR-A7USB
の中古を税込5,250円で購入しました。
発売は2007年10月上旬で、2011年頃まで生産されたようです。 オープン価格ですが、発売時は実売28,000円程度でした。
多少のスレがあるので新品同様とはいきませんが、日焼けやヘコミはなく、程度はかなり良いです。
付属品は [リモコン] [AC アダプタ] [AM ループアンテナ] [FM 簡易ワイヤアンテナ] [取扱説明書] [保証書] と全て揃っています。
FM/AM ラジオ機能もあります。 ラジオ機能が無ければ買わなかったです。 本機でやりたいのは「FM/AM ラジオとして使う」「LPCM 録音機として使う」です。
ファームウェアのバージョンは 1.11 でした。 たぶん最新と思います。
使ってみました
デザイン
秀逸さは感じられませんが、薄青/白 2トーンの無難なデザインです。
表示部はフロントサイドにあり、CD のカバーを兼ねています。 LCD 表示に青色 LED バックライトです。
フロントサイド左下には [ヘッドホン] [D.AUDIO] [マイク] 端子があります。
フロントサイド右下には [SD カード] [USB] 端子があります。
大きさは 378(W)×158(H)×101(D)mm とホームラジオサイズでコンパクトなほうです。
特に奥行が 100mm 程度なのがありがたいです。 邪魔にならないサイズです。
ステレオホームラジオのような外観ですが、CD プレーヤ内蔵です。
本体は 2.1kg と片手で持てる重さですが、AC アダプタがトランス式で 548g (実測値) と重いです。 この AC アダプタがイケマセンねぇ〜。
操作部はトップパネルにあります。
このため、本機は目線より下側に設置する必要があります。
[マルチコントロール/音量] ノブと [CD ドアオープン] ボタン以外はタクトスイッチによる押しボタンとなっています。
リモコンからも操作できます。 なお、[本体でしかできない操作] [リモコンでしかできない操作] があります。 リモコンはオールマイティではありません。
リアサイド
左上側には AC アダプタと接続する [DC IN] 端子があります。
AC アダプタは EIAJ #4 プラグで DC12V 1,500mA です。
右上側には [FM 75Ω] [AM LOOP] アンテナ端子があります。
中央にはキャリングハンドルが内蔵されています。
本機は据え置き専用で、バッテリ駆動はできません。
バッテリホルダがないので、大音量時に(バッテリホルダによる)寄生振動もありません。 私的に Very nice! です。
時刻設定
時刻設定の方法
電源 OFF とする。
本体の [決定/メモリー] ボタンを2秒以上押す。
[決定/メモリー] ボタンと [マルチコントロール/音量] ノブで年月日時分を設定する。
12時間表示/24時間表示の切替方法
電源 OFF とする。
本体の [選局+/>>] ボタンを押しながら [時計/タイマー] ボタンを押す。
[停止■] ボタンを押すと、もとの表示に戻る。
CD をセットするには
[CD ドアオープン] ボタンを押して表示器兼フロントカバーを開けます。
CD は縦にセットします。 CD が落ちないようベアリングのような金属玉で支えます。
CD だけではなく CD-R も認識します。
MP3 や WMA フォーマットなどで圧縮録音された CD は読み取れません。
ラジオ機能
PLL シンセサイザー方式でプリセットは FM 20局、AM 20局です。
こんなにあっても使い切れません。
エリアバンド機能があり、住んでいる地域名をセットするだけで基本プリセット完了です。
地域名は [札幌] [仙台] [東京] [名古屋] [大阪] [広島] [福岡] のいずれか1つを選択します。
エリアバンド機能でプリセットした放送局は、周波数と放送局名が表示されます。
マニュアルでプリセットした放送局は、周波数しか表示されず、放送局名を手動でも入力できません。
ここがダメですね〜〜
本体にはロッドアンテナもバーアンテナも無いです。 外部アンテナ接続が必須です。
FM には外部アンテナを、AM には付属のループアンテナを接続する必要があります。
FM アンテナ端子のインピーダンスは75Ωですが、2ピン端子です。 ここは F 端子のほうがありがたかったです。
SD カード/USB メモリの録音再生機能
本機には内蔵メモリがありません。 録音先は必ず SD カード/USB メモリになります。
MP3/WMA/AAC/PCM の4ファイル形式を再生可能です。 録音は MP3/PCM だけです。
PCM 録音できるのは [マイク] [D.AUDIO] 端子から入力されるアナログ音源だけです。
L-PCM 録音機として使えます。
44.1kHz/16bit のサンプリングしかありませんが・・・これは使える!!!
ピアノやギターの演奏をマイクで収音・録音して、すぐ再生できます。 録音データを使って、パソコンと CD-R で自分だけのオリジナル CD を作れたりします。
MP3/WMA 再生時に
MP3 ID3 タグ
、WMA タグ、日本語(漢字)が表示可能です。
USB メモリと SD カード間で楽曲を移動できる [MOVE 機能] を備えています。
移動元のデータは消去されます。 コピーではありません。
CD の録音
録音フォーマットは 96/128/192kbps の MP3 です。 PCM 録音はできません。
ハードウェアの限界で PCM 録音できないのではなく、音楽メーカよりのクレームを恐れての機能制限だと思います。
倍速で録音されますが、30分前後も無音で待つのはチト辛いです。
ラジオの録音
録音フォーマットは 128kbps の MP3 固定です。
ハードウェアの限界でなく、「ラジオから録音するには、これで十分」のメーカ判断だと思います。
1週間に5番組までのラジオ番組を予約録音できる [ウィークリープログラムタイマ] を搭載しています。
本体の [時計/タイマー] ボタンを2回押すとタイマー設定メニューを表示します。
タイマ起動時の動作に [再生] [録音] を選択できます。
曜日設定に [1回だけ] [毎日] [日] [月] [火] [水] [木] [金] [土] の1つを選択できます。
従って、月〜金のような設定ができません。
評価
操作性
取扱説明書を読まなくてもすぐに使うことができます。 操作性は良好です。
[マルチコントロール/音量] ノブの反応が鈍いことがあります。 内部処理が追いつかないのだろうか???
ラジオの感度
AM の感度が非常に良い。
AM ラジオとしての大きな価値があります。
FM については、我が家は強電界なので問題無く受信できており、感度はよく判りません。
音質
ラジオ並みの音質です。 ラジオも CD も MP3 も皆同じ音に聴こえます。 もう少しメリハリの効いた音が出て欲しかった。
おそらく、内蔵スピーカがプアなんだと思います。 ラジオだと思って聴くと、明瞭度が高く良好な音です。
私はこの音質を少し補うため、[HARD] [EX.BASS Hi] 設定で使っています。
Hi-Fi 機器ではないので、こういうやり方もありです。
再生イコライザは [FLAT] [SOFT] [CLEAR] [HARD] [VOCAL] から選べます。 おそらく DSP イコライザだと思います。
低音強調は [OFF] [EX.BASS Hi] [EX.BASS Lo] から選べます。
DSP 処理で音質を作り上げているせいか、置き場所でずいぶん音が変わります。 音質の指向性があるような感じがします。
外観は違うが、
無印良品 DTR-N5
と機能的にほぼ同じ
発売時期より、CR-A7USB が兄貴で DTR-N5 が弟です。
DTR-N5 は CR-A7USB の機能を若干省略したサブセットです。
LCD の表示内容は同じです。
DTR-N5 では、CR-A7USB のフロントパネルにある USB 端子とマイク端子が省略されています。
DTR-N5 は今はなき SANYO 製です。 ということは、CR-A7USB も SANYO 製でしょう。
裏ワザ
SDHC 4GB カードも使える。
仕様書を見ると使用可能な SD カードは128MB〜2GB の SD カードとなっています。
ところが、SDHC をサポートする USB リーダに入れた 4GB SDHC カードは認識します。
4GB を超える SDHC カードは試していません。 使えそうな気がするが・・・
USB 端子に外付け HDD を接続しても認識する。
ただし、[フォルダ階層:5階層以内] [フォルダ数:1,000以内] [ファイル数:2,000以内] の制限を受けます。
[D.AUDIO] の入力端子は普通のアナログ音声の入力端子としても使える。
裏ワザではなく、常識かもしれませんが・・・
仕様その他
ドキュメント
取扱説明書 (お使いになる前に編)
取扱説明書 (操作編)
カタログ
プレスリリース
仕様
その他
発売開始時期
2007年10月上旬
定価
オープン価格 (発売当初の実売価格は28,000円)