HITACHI DV-DH160T をゲット!
2006年9月1日、
HITACHI DV-DH160T
というハイビジョンチューナー HDD & DVD ビデオレコーダーが税込35,820円台だったので買いました。
新品未使用で1年間保証付きです。
一度、地上デジタルという放送を実体験してみたかったのです。
受信機だけを買おうと調べていたら結構なお値段がするのです。
大体は4〜6万円です。
で、諦めていたところ、HDD & DVD レコーダー付きで、この値段!!!・・・これは買い!と思いました。
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チューナー部はハイビジョン対応の「地上デジタル」「BSデジタル」「CSデジタル」と通常の「アナログ(VHF/UHF/CATV)」とフルスペックです。
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HDD レコーダー部はフルハイビジョン録画対応です。
残念ながら容量が 160GB しかありません。
でも大丈夫です。
HDD の換装ができます。
それも、普通にパソコンショップで大容量の5インチHDDを買ってきて、本体の機能で初期化するだけで、できてしまいます。
よって、このマシンは隠れ換装マニアに絶大な人気があるのです。
ですから、この DV-DH シリーズの最下位機種である DV-DH160T を安く買い叩くのが正解と言えます。
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参考記事
このシリーズの HDD 換装実績は電網検索するとボロボロ出てきます。
日立さんもたまにはユーザーフレンドリーな製品を作ってくれますなぁ。
換装の記録としては
http://geos.dip.jp/
のページが写真入で判りやすいです。
違う機種ですが、外観等ほぼ同じです。
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現在のところ、HDD 換装をこんなに簡単に行える HDD レコーダーは日立以外にありません。
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DVD レコーダー部は DVD-RAM に対応しています。
DVD 記録にあまり興味がないので、細かい評価はするつもりはありません。
とりあえず、DVD ソフトを再生してみましたが、綺麗に映りました。
DVD ドライブの換装実績も電網検索でボロボロ出てきます。
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高さ 65mm とかなりの薄型で、日立にしてはかなり格好良いデザインです。
持つ喜びがあります。
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画質は昔からの日立の伝統で、MPEG デコーダーチップに最高水準のものを使っていることから、とっても綺麗です。
日立の MPEG 関連製品って買いですよ!
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HDD は世界トップメーカー日立製です。
Deskstar が使われています。
アクセス速度、消費電力、静粛性など、どれをとってもコンシューマー向けとして世界最高です。
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HDD&DVD レコーダーというのは故障する部位のほとんどは、HDD と DVD です。
これが自分で交換できるというのは、私の場合、買い理由になります。
メンテナンス性が良いというか・・・
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DV-DH160T は2004年11月に発売されました。
当時の実売価格は128,000円です。
もう既にディスコンになっていて、現在あるのは流通在庫だけです。
新品を見つけたら買い!です。
地上デジタル放送を受信してみました
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DV-DH160T を導入しようと思ったきっかけです。
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CATV会社から案内状が来て、それを読むと「同一周波数パススルー方式」で既にCATVケーブルに地上デジタル放送が再配信されているとのこと。
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そうすると、面倒で結構費用がかかると思っていたアンテナを設置する必要がないことになります。
地デジのアンテナって6千円くらいするのです。
これにケーブルや工事を考えると1万円近くの出費になってしまいます。
この費用が不要というのが結構ファクターが大きかったです。
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DV-DH160T のアンテナ関連端子は右図の通りです。
地デジはUHFを使うし、我が家のCATVケーブルでは全てが混合されています。
そこで CATV端子→B/D→@ という接続にしてみました。
これで何の問題もなくアナログ放送も地デジも受信できています。
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地デジを受信してすぐに気が付きました。
本体の時刻表示が電源ONと同時にピッタリにセットされました。
標準時計の代わりになります。
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早速、地デジ放送を受信してみました。
「地デジ」「BSデジ」「CSデジ」を観るには「B−CASカード」というICカードが必要です。
これは DV-DH160T に1枚添付されていました。
これで有料放送の管理をするのだと思います。
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B−CASのページ
を見ると、B−CASカードの登録をやらないと放送が観れないように書かれていましたが、なぜか、単にB−CASカードを DV-DH160T に挿入するだけでOKでした。
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我が家では以下の地デジ放送が映りました。
各社で2〜5のチャンネルを確保しているようです。
現在のところ、放送局名称に(2)や(3)を付けた放送はメインのチャンネルと同じものが放送されていますが、チャンネル021と023は違った放送内容でした。
将来、これらのチャンネルで別々の放送がされるのでしょう。
拡張チャンネルは有償かな???
チャンネル番号 |
チャンネル名 |
011 |
NHK総合・東京 |
012 |
NHK総合・東京 (2) |
021 |
NHK教育・東京 |
022 |
NHK教育・東京 (2) |
023 |
NHK教育・東京 (3) |
031 |
テレ玉 |
032 |
テレ玉 (2) |
033 |
テレ玉 (3) |
041 |
日本テレビ |
042 |
日本テレビ (2) |
051 |
テレビ朝日 |
052 |
テレビ朝日 (2) |
053 |
テレビ朝日 (3) |
061 |
TBS |
062 |
TBS (2) |
071 |
テレビ東京 |
072 |
テレビ東京 (2) |
073 |
テレビ東京 (3) |
081 |
フジテレビジョン |
082 |
フジテレビジョン (2) |
091 |
東京MXテレビ |
092 |
東京MXテレビ (2) |
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私的には「東京MXテレビ」が見れるようになったのが嬉しいです。
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ほとんどの放送はワイドでの放送でした。
ですから、今現在でも地デジで観る優位性は十分あるようです。
画質はデジタルですから、全くゴーストやノイズのないクッキリ&ハッキリ画質です。
綺麗です。
これだったら、地デジ放送を観ていないということは不幸ですね・・・皆様にも導入をお奨めします。
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地デジの番組表はEPGによって画面に表示できます。
予約録画もここからできます。
便利です。
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DV-DH160T のファームウェアも「地デジ」「BSデジ」「CSデジ」のいずれかが受信できる状態になっていると、勝手にやってくれます。
手間要らずです。
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全体的な画質の評価としては、スカパの画質より、地デジの画質のほうが全然綺麗です。
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ちょっと一言
我が家にはまだハイビジョン対応のテレビがないのです。
ですから、放送がハイビジョンで流れているのか/そうでないのかが判らないのです。
今度はハイビジョンテレビが欲しい!です。
HDD録画と、このHDD録画したムービーをDVDに焼いてみました
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HDD録画モードとして、TSX-HD / TSX-SD / TS-HD / TS-SD / XP / SP / LP / EP と、とんでもなく多くのモードがあります。
それぞれ、平均ビットレートが異なるようです。
いろいろ試してみた結果、ハイビジョン録画だと TS モード、アナログ録画だと XP モードで十分みたいです。
これらのモードを使うと画質劣化は全く判りません。
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実験として、映画を XP モードでHDDにアナログ録画して、これをDVDに焼くことにしました。
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まずはDVDメディアの購入です。
一度記録したメディアを再利用しようとは全く思いませんので、DVD−RのVIDEO対応メディアを買いました。
近くのPCデポへ行くと10枚348円からあったのですが、あまり安いものは???と思い、ELECOM の8倍速DVD−R+トールケース付き10枚セットを買いました。
697円でしたので、1枚当り70円以下です。
「なんとDVD−Rって安いんだ!」と驚きました。
(DVDメディアを買うのは初めてです。)
トールケース付きというのがミソで、10枚348円のメディアを買ったとしても、別売りのトールケースを買うと1枚当り100円を超えてしまうのです。
(トールケースというのは、市販映画DVDに使われているケースです。)
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次に2時間映画を XP モードでHDDに録画。
綺麗に録画できました。
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HDD→DVDデジタルダビングをしようとすると、DV-DH160T に叱られました。
「DVD−Rはフォーマットされていません!」
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DVD−Rを使うにはフォーマットが必要とは私の常識外だったので、ビックリしました。
CD−RでいうXPモードなのでしょう。
擬似的に追記メディアとして扱うためのフォーマットみたいです。
フォーマットを実行すると10秒くらいで完了しました。
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いよいよ、デジタルダビングです。
するとまた、DV-DH160T に叱られました。
XP モードでは1時間しかDVD−Rに入らないらしい。
仕方がないので SP モードにレート変換しながらのダビングを指定すると、うまく完了しました。
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これで、一般のDVDプレーヤーで観れるぞ!と思い、試してみました。
焼き上がったDVD−Rを一般DVDプレーヤーにセット。
しばらくして「このメディアは認識できません。」と今度はDVDプレーヤーに叱られました。
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あれ〜???と思って、このDVD−Rを DV-DH160T にセットすると正常に認識されるし、再生も問題ありません。
互換性の問題かな???
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DV-DH160T の取扱説明書を読むと「一般のDVDプレーヤーで再生できるようにするには、ファイナライズを実行してください。」と書いてありました。
擬似追記メディア化されているので、これを固定化する必要があるようです。
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DVD−Rを DV-DH160T に実装してにファイナライズ処理を実行すると、確かに!一般DVDプレーヤーで再生できるようになりました。
・・・パチパチパチ・・・
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DVD−Rメディアを扱うのは初めてだったので、色々と勉強になりました。
BS/110度 CS デジタルパラボラアンテナを設置しました
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せっかく BSデジタルや110度CSデジタル受信機能があるのに、地上デジタルと地上アナログ放送だけじゃ勿体無いということで、BS/110度 CS デジタルパラボラアンテナを設置しました。
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まずは手持ちのBSアンテナの使用を考えましたが、スペックを調べてみると、BSデジタルを受信するには何にも問題がないのですが、110度CSデジタルを受信しようとすると、周波数帯域が足りない。
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そこで、BS/110度CSパラボラアンテナを手配しました。
TDK BCS-45DHV*KITP
で屋内用です。
このシリーズには BCS-45DHV*KITB という屋外用もあって、パラボラアンテナ自体は同じです。
取り付け金具が三脚(屋内用)かベランダ取付金具(屋外用)の違いだけです。
値段は同じです。
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パラボラはオフセット型でなく、
センターフィード型
なので、調整が容易で、設置面積が少なく、真夏時の感度も優れています。
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屋内設置する気は全然なくて屋外に設置しますが、「ある事情」で屋内用を手配したのです。
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購入は
ランドジャパンで消費税送料込みで7,080円
でした。
おまけに Yahoo!ポイントが62ポイント付きます。
いろいろ電網検索したけど、ここが一番安かったです。
注文した2日後に到着しました。
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早速組み立てて、まずは屋内で使ってみました。
我が家は南向きに広い長方形の敷地です。
ですから1Fの窓に設置してみたら、簡単に受信することができました。
DV-DH160T のレベルで48で、楽々受信できます。やはり、このパラボラはかなり感度が良いです。
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次に屋外へ出して、裏庭(猫の額くらいもないのですが。)の地面上に置いてみると DV-DH160T のレベルで58で、10ポイント上がりました。
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1F地面上に設置して良好受信が確認できたので、いよいよ、プロ(=私)の工事です。
窓から隙間ケーブルを使用して室内にケーブルを入れるというような素人工事はしません。
そして、室内に入れたケーブルを部屋を這わすなんて恥ずかしい工事はできません。
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F端子を増設予定の壁コンセントから床下に、ダミーケーブルを落とし込みました。
この辺りで、ちょっと苦労しましたが無事ダミーケーブルの床下落とし込みに成功しました。
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次にパラボラアンテナからのケーブルを床下通気孔に入れ、注意深く床下に入れました。
我が家はおそらく、将来こういうことがあると予想して床下点検孔を3つ開けてあります。
普段は床下収納物入れになっているのですが、この収納ボックスを外すと点検孔に早変わりです。
ケーブルが最初の点検孔まで届いてから次の点検孔まで順次送るという方法で先程のダミーケーブルまで到達しました。
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ダミーケーブルとバラボラからのケーブルをジョイントして、ダミーケーブル引き上げでパラボラアンテナからのケーブルを壁コンセントに出しました。
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次に、壁コンセントにF端子を増設して、パラボラアンテナからのケーブルをF端子に接続・・・これでケーブル工事完了!
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壁コンセントのF端子から一般の家庭用テレビケーブルを使って DV-DH160T につなぎこみました。
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次は、パラボラアンテナの最終調整です。
三脚の2本を家の壁に接触させるポジションでアンテナの向きと角度を最終調整しました。
これは、誤ってパラボラアンテナを蹴飛ばしてしまっても、簡単に最良ポジションに戻せる配慮です。
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さてさて、仕上げです。
パラボラアンテナにイトーヨーカドーのスーパー袋(例の乳白色の薄いレジ袋です。)を被せて、ゴミ箱の横に設置しました。・・・これでパラボラアンテナはゴミにしか見えません。
そうです!・・・「ある事情」とは、パラボラアンテナを普通には判らない地面上に設置して、更にゴミにカモフラージュするという高等技術を使うことでした。
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これで、BSデジタルも110度CSデジタルも良好に受信できるようになりました。
我が家は「地上アナログ」「地上デジタル」「BSデジタル」「110度CSデジタル」「スカパ」と現在放送されているフル受信設備となりました!!!
・・・パチパチパチ・・・
HDD を 320GB に換装しました
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まずは、2006年12月20日にアキバで、日立 Deskstar HDT725032VLAT80 という 320GB IDE HDD を買いました。
税込9,870円でした。
なんと!安い!!!
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HDT725032VLAT80は、2枚プラッタ、回転数7200rpm、キャッシュ容量8MB、平均シークタイム8.5ms です。
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なぜ、320GB にしたか?ですが、これは単に 320GB HDD が GB 当り価格が一番安いからです。
1TB HDD が1万円以下になったら、今度は 1TB にしたいと思います。
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なぜ、日立製 HDD にしたか?ですが、これは、やはり現時点では信頼性が世界一で、流体軸受けで静音だからです。
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DV-DH160T のカバーを開けました。
実装されていた HDD は、日立 Deskstar HDS722516VLAT20 でした。
2枚プラッタ、回転数7200rpm、キャッシュ容量2MB、平均シークタイム8.5ms です。
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早速、320GB HDD に換装しました。
交換は簡単です。
注意すべきは、HDD ドライブの設定を Master にすることぐらいでしょうか。
HDT725032VLAT80 の工場出荷時設定は Cable Select です。
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このまま使ってみると「HDDにアクセスできません (2)」というエラーメッセージがテレビに表示されました・・・予想通りです。
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DV-DH160T の裏ワザコマンドを駆使してみました。
以下のように操作すると裏ワザのメンテナンスモードに入れます。
- DV-DH160T をON
- リモコンの「入力切替」ボタンを操作して DV-DH160T に「L-3」と表示させる。
- DV-DH160T 本体の「HDD」ボタンを5秒以上押し続けるとお呪い入力モードになります。
- リモコンの「戻る」「10」「決定」ボタンをこの順に押す。
- メンテンスモードの画面が表示されます。
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メンテナンスモードのトップから「HDD」を選択すると「HDD チェック」画面が表示されます。
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HDD チェック画面の「HDD シリアル番号クリア」「ムーブ履歴クリア」「HDD 初期化」を順に実行する。
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一旦、DV-DH160T の電源コードを引き抜き、再度挿入してから電源ON。
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これで、見事!!!320GB HDD が正しく認識できました。
エラーメッセージも出なくなりました・・・パチ!パチ!パチ!
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HDD を換装して
DV-DH320T
という製品ラインナップにないオリジナル録画機になりました!!!
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DV-DH シリーズには 160GB / 250GB / 400GB / 500GB / 1TB のシリーズしかありません。
320GB モデルは世の中に存在しないのです。
よって、誰も持っていないスペック機を持つ喜びがあります。
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HDD チェック画面には SMART 情報表示機能もあります。
HDD の健康度がチェックできます。
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HDD の合理性チェックでは、おそらく、HDD シリアル番号を見ているのだと思います。
これが合わないと「HDDにアクセスできません (2)」というエラーメッセージがテレビに表示されるのだろうと思います。
(実験はしていないです。推測です。)
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HDD を初期化しても、本体の設定情報などはそのまま残るようです。
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日立のデジタル放送対応 DVD&HDD レコーダーは非常にユーザーフレンドリーです。
HDD がこんな簡単に換装できちゃうんです。
名器です!!! 逸品です!!!
ドキュメント
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取扱説明書 (接続・設定編)
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取扱説明書 (操作編)