いつも仕事で有楽町を通ります。
そこには
ビックカメラ・ピーカン
があります。
結構遅くまでやっているので便利です。
ここで2001年12月20日にスイッチングHUBの
corega
FSW-8PMを購入しました。
購入に際して比較した項目
・corega FSW-5L(W) SPL\5,850, RPL\4,880, Chip:KS8995, 3.4W (4000MAC, 128KB)
・corega FSW-8L(W) SPL\7,200, RPL\5,980, Chip:RTL8308, 8.7W (4000MAC, 256KB)
・corega FSW-5PM SPL\5,200, RPL\3,780, Chip:88E6050, 3.0W (4000MAC, 128KB)
・corega FSW-8PM SPL\6,650, RPL\3,980, Chip:RTL8308, 3.0W (4000MAC, 256KB)
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FSW-5*が5ポートでFSW-8*が8ポートのスイッチングHUBです。
SPLは標準価格、RPLは実売価格、Chipはコントローラチップ名、*.*Wは消費電力です。
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****MACというのは記憶できるMACアドレス数です。
スイッチングHUBはパケットのMACアドレスを調べ、その結果でダイレクトに特定ポートにパケットデータを振りますので、このMACアドレス数は重要です。
飛び交うパケットがこのMACアドレス数を超えてしまうと最悪HUBがハングアップします。
8000MAC以上あれば安心。
4000MACでもいいかな。
1000や2000MACなんて問題外、使っちゃいけない。
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***KBというのはバッファメモリ容量です。
スイッチングHUBというのは基本的にバッファード転送ですから、バッファが多いほど安心です。
私的には1MBくらいは欲しいところです。
特に最近多いフロー制御転送では各ポートに16KB以上のバッファが欲しいところですから
16×8 = 128KB
はないとダメです。
ですから256KBあれば一応合格点です。
このことから選択できるのはFSW-8L(W)かFSW-8PMということになります。
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以上のようにスイッチングHUBを買う時はMACアドレス数とバッファ容量が重要です。
しかし、各スイッチングHUBのスペック表にはこれらの数値が書かれていないことが多いです。
これらの数値が不明なスイッチングHUBは買うべきではないです。
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私的には5ポートでもよいのですが、FSW-5PMとFSW-8PMを比較するとSPLでは\1,450の差があるのにRPLでは\200しか変わりません。
これならFSW-8PMのほうを選択するのが当たり前です。
全機種のRPLを比較するとFSW-8PMが戦略価格であるのが読み取れます。
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更にFSW-8L(W)とFSW-8PMを比較すると使っているチップも性能も同じように思われます。
違うのは消費電力でFSW-8PMが2.97Wと断然少ないです。
家庭LANでのHUBは24時間通電となりますので、消費電力が少ないほうが良いのに決まってます。
消費電力が少ないことは思わぬ火災の原因になる危険率も低いように思います。
ちなみにFSW-8PMのACアダプタは超小型スイッチングタイプで通常のAC電源プラグの大きさとあんまり変わりません。
ACタップに直接差し込めます。(このメリットは大きい。これだったらACアダプタ方式も許せる。)
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ということで私なりに論理的に考えて「FSW-8PM」を選択したしだいです。
これが「corega FSW-8PM」です。
昔(と言っても5年ほど前)、この「corega FSW-8PM」程度のスペックのスイッチングHUBは20万円を超えていました。
これが今や 3,980円(更に10%のポイントが付いたので実質 3,582円)、ビックリしますね!!!
スイッチングHUBについて
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スイッチングHUBとはポートごとに通過するMACアドレスを記憶し、ポート同士のパケット転送を直接行います。
あたかもスイッチを使ってポートとポートを直接接続したかのごとく動作します。
これで何が良いかというと、通常のバカHUBではパケットデータを必要としないホストコンピュータにまでパケットデータが流れますが、スイッチングHUBでは必要とするホストコンピュータにしかパケットデータが流れないので、原理的にはパケットデータの衝突はおこらない筈です。
パケットデータの衝突がおこるとリトライや転送待ちのため時間がかかることになります。
スイッチングHUBではパケットデータの衝突がないので転送速度は最大値が出ます。
これが良いのです。
100Base-TXが使えるメリットより、このメリットのほうが大きいのです。
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同一スイッチングHUB上で同時に2組以上のパケットデータ転送が行え、かつ、最大転送レートが期待できます。
結果的にはネットワーク負荷が減ったかのような効果があります。
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基本的にバッファード転送ですから、バカHUBにあるような段数制限もありません。
原理的には無限にカスケード接続できますが、パケット遅延を考慮すると5段程度までがお奨めです。
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CPUやバッファーメモリを搭載しているので、インテリジェントな動作をします。
このため、スイッチングHUBには通過させるデータに制限を与えたり、セキュリティ確保したりできる製品があります。