ひかりone電話
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「ひかりone電話」は IP 電話ですが、NTT の電話番号をそのまま引き継げます。
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100番ダイヤルも可能なクラスA(固定電話並)となっています。
クラスA だから音質も良いです。
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HGW に 電話機ポート と 電話回線ポート という電話端子があり、電話機ポート には電話機を、電話回線ポート には(もし、あれば)NTT 電話回線を接続します。
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電話機から普通にダイヤルすると「ひかりone電話」で相手につながります。
もし、NTT 電話回線を使って電話したければ「0009+電話番号」と、
最初に 0009 を付けてダイヤル
します。
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基本料金と通話料は以下の表のようになっています。
一般の IP 電話と比べると多少割高ですが、もはや固定電話は主流ではない(普段は携帯電話を使うことが多い。)ので、この料金でも構わないです。
むしろ、NTT 電話番号をそのまま使えるメリットのほうが重要です。
項目 |
料金 |
ダイヤル方法 |
備考 |
基本月額 |
525円/月 |
− |
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国内電話 |
8.4円/3分 |
普通にダイヤルする |
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携帯電話 |
16.8円/分 |
普通にダイヤルする |
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国際電話 |
9円/分 |
010+[ 国コード ]+[ 電話番号 ] |
料金はアメリカ合衆国の場合 |
SIPphone |
無料 |
0009+[ SIPphone 番号 ] |
SIPphone については次項を参照 |
HGW 接続の電話機で使える SIPphone を導入しました
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我が家は NTT 電話番号を「ひかりone電話」に転換したので、もはやメタルの電話回線が存在しません。
そうなると HGW の 電話回線ポート が空くので、ここに
SIPphone
を導入しました。
- HGW の LAN5 から VoIP アダプタの
CISCO Linksys SPA2002
に接続します。このアダプタは stun による NAT 越えが出来ます。
- HGW の 電話回線ポート には VoIP アダプタの LINE1 をつなぎます。
- SPA2002 の SIP ポートは LINE1=5061, LINE2=5062 に設定します。これは ひかりone電話 の SIP ポート(5060)との競合を避けるためです。
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こうすることで、いつもの電話機から SIPphone とも発着信することができます。
SIPphone は世界中と無料で通話することができます。
ワイフにいくら説明しても SIPphone のことを理解してもらえないので、私がアメリカの友人へ電話する時に SIPphone を使います。
または、私が海外や戸塚別宅から電話する時に SIPphone で自宅に発信します。
- 受信・・・操作は特に不要で、普通に電話機をとればよいです。
- 発信・・・普通にダイヤルした時は ひかりone電話として、「0009+SIPphone 番号」とダイヤルした時は SIPphone としてつながります。
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動作テストしました
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自宅の電話機から「0009+SIPphone 番号」とダイヤルし、
Snom105
をコール
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問題なく Snom105 の呼出音が鳴り、会話できました。
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Snom105 から(HGW につながった)自宅の電話機をコール
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間違いなく、HGW から見て外線(電話回線ポート)から電話がかかっている(電話ランプが橙色に点滅)のですが、電話機から呼出音が鳴りません。
電話機の受話器を上げると正常に会話できるので、呼出音だけの問題です。
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電話機を HGW を通さずに直接 SPA2002 に接続すると、呼出音が鳴ります。
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以上より、SPA2002 デフォールトの呼出音「パターン1」(4秒くらいツルルルゥ〜/2秒くらい休み の繰り返し)では HGW が外線からの呼出を検出できないと思われました。
外国製の電話機材を使う時はこのような注意が必要です。
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そこで SPA2002 の呼出音設定を変更してデフォールトの「パターン1」から「パターン2」(4秒くらいツルルルゥ〜/1秒以下の休み の繰り返し)に変更してみました。
見事! 自宅の電話機から呼出音が鳴りました。
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ひかりone電話にかかってきた呼出音と SIPphone にかかってきた呼出音は違うので、音で回線を判断できます。
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最終確認として、戸塚別宅に設置した Snom105 から自宅の電話機の SIPphone 番号にかけてみました。
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自宅に居たワイフが電話に出て会話できました・・・成功です!!!
その他
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追加で050電話サービス(
KDDI-IP電話
)を申し込むことが可能です。(月額157円)
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この場合は KDDI の電話ネットワークの設定変更だけですから、追加機器は不要です。
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提携 ISP(KDDI-IP電話、@niftyフォン-K、BIGLOBEフォンKD など)への050電話は無料になります。
相手には050で始まる電話番号が通知されます。
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上記以外の提携外 ISP への050電話は、ひかりone電話からの通話となります。
相手にはひかりone電話の番号が通知されます。
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050電話サービスを申し込んでない場合には、どの相手にも通話料が8.4円/3分となります。
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ひかりone電話の標準は1契約ですが、追加契約して全部で2契約まで可能です。
電話を追加契約する場合は、月額472円、登録料840円がかかります。
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HGW が追加されます。
と言う事は
グローバル IP address がもう1個もらえることになります。
インターネットサーバーももう1台設置可能になるはず・・・裏ワザになりそう・・・グローバル IP address をもう1個もらえて HGW レンタル費込みで472円は安い!!!
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電話番号がもう1個増えるので、ユニバーサルサービス料金(月額7.35円)の負担も必要です。
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ひかりone会員サポート
のページより契約情報の確認、変更、解約ができます。
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詳しい使い方については
ひかりone ご利用ガイド
に記載されています。