SONY ICF-SW7600GR

SONY ICF-SW7600GR をゲット！

SONY ICF-SW7600GR です。 ダブルスーパー方式（デュアルコンバージョン方式） です。 ラジオなのに 定価は40,000円 (税抜) もします。

2009年11月21日、 ハードオフ川口上青木店 で新古品を税込12,600円で買いました。 保証期間は3ヶ月でした。

新古品というのは、新品だが長期保存品なので中古扱いというものです。 現行品の ICF-SW7600GR の新品がこの値段なら迷わず買い！です。

新品なので当たり前ですが、キズなし、全ての添付品が揃っています。

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回路構成をチェック ・・・ 右図はブロックダイアグラムです。 縮小して見辛いので サービスマニュアル で確認ください。

1. FM 受信
   
   
   • フロントエンド部は以下の構成です。 3連バリキャップ方式で FM チューナーにも匹敵するマトモな構成です。
     
     
     (ANT)→[同調]→[FET]→[同調]→[Mixer CXA1376AS]←[OSC 同調]
     
     
   • IF & 検波部は以下の構成です。 IF 周波数は一般的な 10.7MHz です。 クォードラチュア検波で 10.7MHz セラロックを使った無調整回路です。
     
     
     (FM Front End)→[CF]→[CXA1376AS]→[CF]→[CXA1376AS]
     
     
   • MPX 部は [SANYO LA3335M] を使った PLL MPX です。
     
     
2. AM 受信
   
   
   • ロッドアンテナと外部アンテナ端子は FM/SW に有効です。 LW/MW は内蔵バーアンテナを使います。
     
     
   • LW/MW 受信の RF 部は以下の構成です。 バリキャップ同調回路はありません。
     
     
     [バーアンテナ]→[FET]
     
     
   • SW 受信の RF 部は以下の構成です。 バリキャップ同調回路はありません。
     
     
     (ANT)→[BPF]→[FET]
     
     
   • 1st ミキサー部は以下の構成です。 これ以降は LW/MW/SW で共通です。 LW/MW/SW で唯一のバリキャップ同調が OSC 同調で、これだけで放送局を選局します。 1st IF 周波数は 55.845MHz になります。
     
     
     (LW/MW or SW RF 部)→[FET×2 Balanced Mixer]←[OSC 同調]
     
     
   • 1st IF 増幅 & 2nd ミキサー部は以下の構成です。 2nd IF 周波数は 455kHz になります。 ローカル OSC は 55.390MHz セラロックで無調整回路になっています。
     
     
     (1st IF 55.845MHz)→[CF]→[FET]→[CXA1376AS]←[OSC 55.390MHz]
     
     
   • 2nd IF 増幅 & 検波部は以下の構成です。
     
     
     (2nd IF 455kHz)→[CF]→[CXA1376AS]→[SSB de-modulate]
     
     
3. MCU は [NEC uPD17073GB-564] で構成し、LCD 表示やボタン状態取り込み、全体制御を行います。
   
   

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使ってみました

1. ICF-SW7600GR の特長は「バランスの良さ」です。 やはり定価42,000円だけのことはあります。
   
   
   • デザインや操作性が良いです。
     
     
   • 同期検波や SSB 受信ができます。
     
     
   • 周波数記憶用のプリセットメモリは、10個×10ページ＝合計100個 あります。
     
     
   • アンテナ入力部に ATT (アッテネータ) を備えており、強力電波の弊害に対応しています。 減衰量の調節はボリュームです。
     
     
   • ワールドクロック機能を搭載しており、タイマー機能もあります。
     
     
2. 感度が良いです。
   
   
   • 特に FM の感度が良く、越谷では主要放送局がロッドアンテナを伸ばすことなく受信できています。
     
     
   • AM (MW/SW) の感度も良いです。
     
     
3. 音質が良いです。
   
   
   • ポータブルサイズでこの音は良いです。
     
     
   • Hi-Fi ではなく、ラジオとしての綺麗な音がします。
     
     
   • AM を同期検波で聴いても音が変わりません。 同期検波を通常位置としても問題なく使えます。
     
     
4. 中国製 DEGEN DE1103 との比較
   
   
   • 作り＆質感 ・・・ どちらも ICF-SW7600GR が上です。DE1103 は見えない部分の処理が雑です。
     
     
   • 感度 ・・・ FM と MW は ICF-SW7600GR が良く、SW は DE1103 のほうがやや良いです。
     
     
   • 音質 ・・・ ICF-SW7600GR のほうが良いです。
     
     
   • ICF-SW7600GR のほうが全体のバランスが良いです。 値段の差はあります。 出張や旅行に持参してバリバリ使うという用途なら安い DE1103 のほうが良いかもしれません。 ICF-SW7600GR は勿体無くて雑な使い方をしないと思うので ・・・
     
     
5. その他
   
   
   • ICF-SW7600GR は BCL ラジオですが、なぜか？ S メータがありません。
     
     
   • SONY ブランドの ICF-SW7600GR ですが、製造元は 十和田オーディオ株式会社 みたいです。
     
     
   • 日本の放送を聞くには ラジオセンター の情報が見やすいです。
     
     
   • 世界の短波放送を聞くには 世界の短波放送局情報 の情報が見やすいです。
     
     

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仕様＆その他

• サービスマニュアル が入手できたので、定期的な再調整などの保守ができます。
  
  
• Users Manual より抜粋した仕様は以下です。
  
  
  
  

  その他
  発売開始年	2001年5月
  定価	40,000円 (税抜)

  
  

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