MN128でマルチリンクPPP
01-May-1997, 30-Jun-1996, 17-Jun-1996, 05-Jun-1996, 11-May-1996
  1. MN128のファームウェアがバージョンアップされ、2.12となっています。 バージョンアップするためのダウンローダーは
    Niftyserve : FISDNT
    http://www.bug.co.jp
    にあります。

  2. 高速シリアルボードの「Hayes ESP Communications Accelerator - Single Port」を入手できました。

  3. マルチリンクPPP接続を実験してみました。

  4. MP 128Kbpsで、実際どの程度の速度が出るか実験してみました。 BNNネットを使って 1996年6月29日18時にネットスケープの FTP7サーバより NetScape2.02Goldをダウンロードしてみました。(使うつもりはありません。試験にダウンロードしただけです。)

    さすが、128Kbpsです。 3,537Kバイトのダウンロードが4分で終わりました。 平均14.2Kバイト/秒のスピードです。


  5. マルチリンクPPPは ISDNの Bチャンネル×2本 を束ねて 128Kbpsで通信を行うというプロトコルです。 このため、Bチャンネル×2本分で NTTへ支払う電話代が2倍かかるということになります。

    !!!!ところが、ところがですよ、INSテレホーダイ(23時から8時まで月額固定料金,同一区域2,400円/月,隣接区域4,800円/月)を使うと、Bチャンネル×2本使っても、やっぱり同一料金です。 計算では月8時間使えばテレホーダイの元がとれることになります。 絶対お得です。



----------------- Nifty FISDNTより転載 ---------------------

00183/00184 SDI00875  高島(FISDNG)     MN128 のMP対応 報道発表資料
( 3)   96/05/11 04:05                     コメント数:1

MN128のバージョンアップに関する発表資料を入手したので紹介いたします。
なお、本文は株式会社ビー・ユー・ジーの提供によるものです。
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「マルチリンクPPP」のサポートなどMN128が大幅機能アップ!!
           新しいファームウエアをリリース

                   開発元: 日本電信電話株式会社、 株式会社ビー・ユー・ジー
                   発売元:株式会社NTTテレコムエンジニアリング東京

1. 概要

MN128は昨年12月の発売以降、ご好評をいただきておりますISDNターミナルアダプ
タです。このたびのファームウエアのバージョンアップにより大幅に機能を向上させま
した。現在、MN128をお使いのお客様は、ファームウエアをバージョンアップさせる
だけで、さらに強力にMN128をご活用いただけます。

●「マルチリンクPPP」(MP)(RFC1717)をサポートする「MP通信モード」を実装。
  (PPP/MP自動変換機能付き)

*「PPP/MP自動変換機能」とはMN128からMP通信モードで発信した場合、接続先機器
  がMPに対応していないときに、自動的にPPPのモードにして接続する機能です。

●Apple Remote Accessを同期64Kbps、128Kbpsで接続する「HDLC(ARA)
  通信モード」をサポート。

注)本体組み込みは5月末出荷分からを予定しております。今回は、ファームウエア
    のみ先行リリースさせていただきました。

2.「マルチリンクPPP」(MP)について

●「MP」とは?
  ISDNのBチャンネルを複数用いて高速通信するための標準規格(RFC1717)で
  す。接続するBチャンネル数をあとから増やすことができ、それらBチャンネル
  を束ねて通信することができる方式。MN128では2チャンネルまで扱うことが
  できるので、最高128Kbpsでの通信が可能です。

●MN128の「MP通信モード」仕様
  まず、Bチャンネルの1つめをMPで接続します。ここで、接続先機器がMPに対
  応していなかったり、対応していてもMPの設定を行っていない場合、1チャン
  ネルPPP接続となります(PPP/MP自動変換機能)。
  MPで接続ができた場合、続いて発信側の2つめのBチャンネルが空いていれば
  、同じ手順で2つめのBチャンネルを接続します。発信側または着信側の2つめ
  のBチャンネルが空いていなければ、1チャンネルのみのMPで接続し、通信を
  行います。2チャンネルを接続した場合、128Kbpsの高速通信が可能となりま
  す。
  今まで、128Kbps通信といえば、MN128ではMN128同士のみのバルク通信モード
  でしか利用できませんでしたが、MN128で対応しているMPは標準規格であるた
  め、MPをサポートしている通信機器と128Kbpsで接続することができます。
  (注1)

●「MP通信モード」対応機種
  MacintoshやWindowsに依存することは全くありません。ただし、高速シリア
  ルボードやDirect Memory Access(DMA)搭載のコンピュータ機器であるほう
  がMPを行う際、高速通信の効果が現われやすいと言えます。(注1)

●「MP通信モード」の利用方法
  MN128のSレジスタの設定を変更するだけでMP通信モードをご使用になれます。
  また、
   ・Windows95やWindowsNTをご使用のお客様には、それぞれINFファイルを
   ・Windows3.1のCHAMELEON、TRUMPETをご使用のお客様には、それぞれ設定
  説明ファイルを、
   ・Macintoshをご使用のお客様には、FreePPP、InterPPP、
  InternetConnectPPP用にそれぞれ設定ファイルを

  ご用意させていただきました。

2.「HDLC(ARA)通信モード」

●MN128の「HDLC(ARA)通信モード」とは?
  いままでは、Apple Remote Access(ARA)接続には38.4Kbps非同期V.110
  の通信モードでしか利用できませんでしたが、MN128ではARAのフレームを抽
  出し、HDLCのフレームに組み直すことによって、ARAで同期64Kbps、
  128Kbps接続が可能になりました。

●「HDLC(ARA)通信モード」対応機種
  Macintoshのみで利用可能です。(注2)

●「HDLC(ARA)通信モード」の利用方法
  専用のCCLファイルを用意しました。これを用いてリモートアクセスの設定で選
  択するだけで簡単にご利用いただけます。

(注1)シリアルポートのスピードが遅いコンピュータ機器では、十分な速さを得ら
        れない場合があります。

(注2)128Kbpsを使用する場合はDMAを搭載していないMacintoshの場合、通信中に
        データを落とすことがあります。その場合、データの再送要求を行うので、
        場合によっては通信処理が遅くなることがあります。

*)記載の会社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。
*)記載の仕様・価格については、予告なく変更する場合があります。

1996.5.10
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FISDNG SYSOP/FISDNT SUB-SYSOP 高島

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