01-May-1997, 30-Jun-1996, 17-Jun-1996, 05-Jun-1996, 11-May-1996
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MN128のファームウェアがバージョンアップされ、2.12となっています。
バージョンアップするためのダウンローダーは
Niftyserve : FISDNT
http://www.bug.co.jp
にあります。
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マルチリンクPPPをサポートしているので、128Kbpsの転送ができます。
128Kbpsでは、この方式が業界標準になるようです。
現在、正式には ASCIIインターネットがマルチリンクPPP128Kbps転送可能とアナウンスしています。
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たぶん、サイレント・バージョン・アップも兼ねていると思うので、バージョンアップしたほうが良いと思われます。
MN128のファームウェアはフラッシュメモリなので、ファイルをダウンロードして説明通りにコマンド実行するとバージョンアップできます。
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問題は、パソコンの非同期シリアルポートを 230.4Kbpsとしないといけませんが、Windowsマシンでは 115.2Kbpsが限界です。
230.4Kbpsを実現するには高速シリアルボードの増設が必須です。
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高速シリアルボードの「Hayes ESP Communications Accelerator - Single Port」を入手できました。
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高速シリアルボードは特にこのESPボードだけを目的にしていた訳ではありません。
秋葉原じゅうを探し回ったのですが、なかなか高速シリアルボードに巡り合いませんでした。
30軒くらい回ったところのコムサテライトで、やっと ESPボードがありました。
DTEスピードを最高921.6Kbpsにすることができます。
シリアルボードの最高級品です。
たった1ポートしかなく、付属品も取扱説明書とドライバーフロッピ1枚しか付いていませんでしたが 10,800円でした。
取扱説明書には次のように記載されていました。
The ESP Communications Accelerator is an ULTRA-fast serial port that provides
automatic flow control and two 1024-byte buffers to prevent data loss.
It is fully backward compatible with conventional 16450 and 16550 serial ports
and installs easily into any PC/XT/AT or compatible with an available 8- or
16-bit expansion port.
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早速、パソコン実装して Windows95に認識させてみました。
残念ながら Windows95は ESPボードを認識してくれませんでした。
これはある程度予想していましたが。
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次にドライバーフロッピをインストールしてみました。
ところが、このドライバーは Windows3.1用であったため、これでも Windows95から認識できませんでした。
!!!困ったぞ!!!
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「困ったね〜と」−>「コマッタネット」−>「インターネット」と発想転換しました。
はたと思い付いてヘイズのホームページ
「http://www.hayes.com」
を覗いてみました。
ありました。
このホームページのテクニカルサポートFTPより「ESPWIN95.EXE」をダウンロードして実行。
解凍されたファイルのドキュメント通り、セットアップを実行したら、やっと Windows95で認識できました。
COM5として認識できました。
〜〜ヤレヤレ〜〜
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マルチリンクPPP接続を実験してみました。
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BNNネット
「http://www.bnn-net.or.jp」
マルチリンクPPPで 128Kbps接続できました。
MN128の B1と B2のランプと Windows95の接続メッセージを見ていると、最初に B1ランプが点灯し「IDとパスワードの確認」まで行きます。
確認が終わると「64Kbpsで接続しました」と表示されます。
ここまでは通常の 64Kbps接続と変わりません。
次に B2ランプが点滅しネゴシエーションに入るようです。
しばらくして、B1と B2両方共点灯になって 128Kbps接続完了しました。
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MP 128Kbpsで、実際どの程度の速度が出るか実験してみました。
BNNネットを使って 1996年6月29日18時にネットスケープの FTP7サーバより NetScape2.02Goldをダウンロードしてみました。(使うつもりはありません。試験にダウンロードしただけです。)
さすが、128Kbpsです。
3,537Kバイトのダウンロードが4分で終わりました。
平均14.2Kバイト/秒のスピードです。
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マルチリンクPPPは ISDNの Bチャンネル×2本 を束ねて 128Kbpsで通信を行うというプロトコルです。
このため、Bチャンネル×2本分で NTTへ支払う電話代が2倍かかるということになります。
!!!!ところが、ところがですよ、INSテレホーダイ(23時から8時まで月額固定料金,同一区域2,400円/月,隣接区域4,800円/月)を使うと、Bチャンネル×2本使っても、やっぱり同一料金です。
計算では月8時間使えばテレホーダイの元がとれることになります。
絶対お得です。
----------------- Nifty FISDNTより転載 ---------------------
00183/00184 SDI00875 高島(FISDNG) MN128 のMP対応 報道発表資料
( 3) 96/05/11 04:05 コメント数:1
MN128のバージョンアップに関する発表資料を入手したので紹介いたします。
なお、本文は株式会社ビー・ユー・ジーの提供によるものです。
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「マルチリンクPPP」のサポートなどMN128が大幅機能アップ!!
新しいファームウエアをリリース
開発元: 日本電信電話株式会社、 株式会社ビー・ユー・ジー
発売元:株式会社NTTテレコムエンジニアリング東京
1. 概要
MN128は昨年12月の発売以降、ご好評をいただきておりますISDNターミナルアダプ
タです。このたびのファームウエアのバージョンアップにより大幅に機能を向上させま
した。現在、MN128をお使いのお客様は、ファームウエアをバージョンアップさせる
だけで、さらに強力にMN128をご活用いただけます。
●「マルチリンクPPP」(MP)(RFC1717)をサポートする「MP通信モード」を実装。
(PPP/MP自動変換機能付き)
*「PPP/MP自動変換機能」とはMN128からMP通信モードで発信した場合、接続先機器
がMPに対応していないときに、自動的にPPPのモードにして接続する機能です。
●Apple Remote Accessを同期64Kbps、128Kbpsで接続する「HDLC(ARA)
通信モード」をサポート。
注)本体組み込みは5月末出荷分からを予定しております。今回は、ファームウエア
のみ先行リリースさせていただきました。
2.「マルチリンクPPP」(MP)について
●「MP」とは?
ISDNのBチャンネルを複数用いて高速通信するための標準規格(RFC1717)で
す。接続するBチャンネル数をあとから増やすことができ、それらBチャンネル
を束ねて通信することができる方式。MN128では2チャンネルまで扱うことが
できるので、最高128Kbpsでの通信が可能です。
●MN128の「MP通信モード」仕様
まず、Bチャンネルの1つめをMPで接続します。ここで、接続先機器がMPに対
応していなかったり、対応していてもMPの設定を行っていない場合、1チャン
ネルPPP接続となります(PPP/MP自動変換機能)。
MPで接続ができた場合、続いて発信側の2つめのBチャンネルが空いていれば
、同じ手順で2つめのBチャンネルを接続します。発信側または着信側の2つめ
のBチャンネルが空いていなければ、1チャンネルのみのMPで接続し、通信を
行います。2チャンネルを接続した場合、128Kbpsの高速通信が可能となりま
す。
今まで、128Kbps通信といえば、MN128ではMN128同士のみのバルク通信モード
でしか利用できませんでしたが、MN128で対応しているMPは標準規格であるた
め、MPをサポートしている通信機器と128Kbpsで接続することができます。
(注1)
●「MP通信モード」対応機種
MacintoshやWindowsに依存することは全くありません。ただし、高速シリア
ルボードやDirect Memory Access(DMA)搭載のコンピュータ機器であるほう
がMPを行う際、高速通信の効果が現われやすいと言えます。(注1)
●「MP通信モード」の利用方法
MN128のSレジスタの設定を変更するだけでMP通信モードをご使用になれます。
また、
・Windows95やWindowsNTをご使用のお客様には、それぞれINFファイルを
・Windows3.1のCHAMELEON、TRUMPETをご使用のお客様には、それぞれ設定
説明ファイルを、
・Macintoshをご使用のお客様には、FreePPP、InterPPP、
InternetConnectPPP用にそれぞれ設定ファイルを
ご用意させていただきました。
2.「HDLC(ARA)通信モード」
●MN128の「HDLC(ARA)通信モード」とは?
いままでは、Apple Remote Access(ARA)接続には38.4Kbps非同期V.110
の通信モードでしか利用できませんでしたが、MN128ではARAのフレームを抽
出し、HDLCのフレームに組み直すことによって、ARAで同期64Kbps、
128Kbps接続が可能になりました。
●「HDLC(ARA)通信モード」対応機種
Macintoshのみで利用可能です。(注2)
●「HDLC(ARA)通信モード」の利用方法
専用のCCLファイルを用意しました。これを用いてリモートアクセスの設定で選
択するだけで簡単にご利用いただけます。
(注1)シリアルポートのスピードが遅いコンピュータ機器では、十分な速さを得ら
れない場合があります。
(注2)128Kbpsを使用する場合はDMAを搭載していないMacintoshの場合、通信中に
データを落とすことがあります。その場合、データの再送要求を行うので、
場合によっては通信処理が遅くなることがあります。
*)記載の会社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。
*)記載の仕様・価格については、予告なく変更する場合があります。
1996.5.10
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FISDNG SYSOP/FISDNT SUB-SYSOP 高島
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