ソフトウェアジャパン倒産のおかげで TA128が秋葉原に格安で出回っています。
秋葉原の噂では、放出台数は 2,000台あったそうです。
1996年12月6日に入手し、2000年11月24日に里子に出しました。
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製品名はソフトウェアジャパンの「Tsu-Na-GU TA1」で、9,800円で売られています。
定価は 42,800円です。
製造メーカは ZyXELで、ここからは TA128として売られているものと全く同じです。
MP対応で 128Kbps転送ができます。
アナログポートも2個ついているので電話が2台接続できます。
また、フッラシュBIOSになっているので、ファームウェアのバージョンアップもダウンロードで大丈夫です。
Windows95の PnPに対応しています。
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付属ソフトは
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インターネット・エクスプローラ
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Sufer波乗野郎
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ShockWave
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HotPage
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Windows95用ドライバ
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Windows-NT用ドライバ
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ISDNマネージャ
です。
ソフトを買ったら TAが付いて来たと考えると、TAは只同然です。
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添付マニュアルは
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セットアップガイド
「ISDNとは」から始まる超初心者向けのガイドブックです。
マニアにはほとんど役にたちません。
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ユーザガイド
TA128の非常に詳しい機器マニュアルとなっています。
このマニュアルはよくできています。
TAの勉強本としても役に立ちます。
<判ったこと>
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ISDNの規格には、A(アメリカ)/E(ヨーロッパ)/G(ドイツ)の3つの規格があり、TA128はそのどれにも対応しており、ファームウェアの書き換えで対応するワールドワイドの TAである。
日本は E規格だそうです。
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そのファームウェアは
ftp://ftp.zyxel.co.at/
(オーストリア)
http://www.zyxel.com/
(アメリカ)
にある。
A規格のファームはアメリカから、それ以外はオーストリアで供給していると書いてありました。
どちらのサイトも覗いてみました。
確かにその通りでした。
さて、機器マニュアルは充実しているのは判ったのですが、バンドルされているソフトのマニュアルはどこにもありませんでした。
正面です。PWR, ISDN(LINK, B1, B2, AA), DTE1(DTR, TX, RX), DTE2(DTR, TX, RX), PHONE(1, 2) の LED表示とフロントパネルスイッチがあります。
普通のモデムくらいの大きさです。
背面です。POWERスイッチと DC, DTE1, DTE2, LINE, PHONE1, PHONE2 の端子があります。
特長的なのは DTE端子が2個あることです。
ISDNのBチャンネルを2本使って別々に通信することが可能です。
例えば、DTE1には Windowsマシンを,DTE2には MACをつないで、それぞれ別々のプロバイダと接続して同時に使えるのです。
ACアダプタは出力AC16Vタイプです。
日本にはあまり見かけないタイプです。
<1.01のリリースノートより>
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Windows95の「プラグアンドプレイ」機能によって引き起こされる TA128のクラッシュ対策。
なお、1.00ではグローバル着信優先機能でしたが、1.01ではグローバル着信セレクト機能が追加されましたので、ダイヤルイン契約1個でアナログポート2個の着信を完全セレクト可能になりました。