Logitec LAN-WH300N/DR をゲット!
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2015年5月10日夜にヤフオクで開始価格300円で出品されていた Wi-Fi ルータの Logitec LAN-WH300N/DR になんとなく入札していました。
翌朝に目覚めてから確認してみたらビックリ!
税込300円
で落札していました。
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よほど人気のない機種なのかしら???
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オマケで USB 型の Wi-Fi 子機まで付いています。
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5月13日に到着しました。
多少擦りキズはありますが致命的な変形はない並みの中古でした。
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Logitec LAN-WH300N/DR
は IEEE802.11b/g/n に対応しています。
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ハイパワー
11b/g/n 300Mbps です。
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USB ポートを使った USB デバイス共有機能があります。
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2010年1月新発売で、
LAN-WH300N/DR のプレスリリース
によると、定価は税抜11,500円です。
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オマケの子機は
BUFFALO WLI-UC-GNM
で IEEE802.11g/n に対応しています。
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なんと!子機なのに親機になる機能もあります。
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小型 USB メモリのような外観をしています。
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2010年6月新発売で、
WLI-UC-GNM のプレスリリース
によると、定価は税抜2,100円です。
端子やスイッチなど
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[AP/RT モード切替] スイッチ
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AP モードでブリッジ、RT モードでルータとして動作します。
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AP モードにすると WAN ポートも LAN ポートとして使えます。
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USB 端子
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USB2.0 対応ポートでバスパワー (最大500mA) も取り出せます。
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USB ポートに接続した USB デバイスをネットワーク共有できます。
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有線ポート
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WAN 1ポート、LAN 3ポートあります。
100BASE-TX/10BASE-T です。
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リセットボタン
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設定値を工場出荷時の状態に初期化する時に使います。
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WPS ボタン
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WPS 機能搭載の無線クライアント (無線アダプタなど) と接続する時に使います。
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DC 電源入力端子
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AC アダプタの型式は [LA-10W5S-09] で、入力 AC100〜240V / 出力 DC5V 2A です。
使ってみました
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外観
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アンテナは2×2 (送信2×受信2) です。
大きなアンテナでゲインがありそうです。
三省電機(株)の技術である【静電結合方式】のアンテナだそうです。
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コンパクトなピアノブラック筐体です。
軽すぎるし剛性が足りなさそうに思います。
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縦置きで使う場合ランプ表示は左側面となり、正面から全く見えないのが不満です。
ランプ名称の印刷も小さ過ぎて、何のランプが点いているのか判りにくいです。
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マルチ SSID 機能
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マルチ SSID 機能とは SSID を複数持てる機能です。
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[基本 SSID] [SSID1] [SSID2] [SSID3] の最大4つ持てます。
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SSID ごとに無線セキュリティ設定ができます。
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ゲーム機では [WEP] キーしか使えないことがあり、この接続に専用の SSID を割り当てます。
更に [VLAN 機能] を使ってインターネット接続以外の通信を分離遮断します。
こうすると、LAN に侵入される心配はありません。
VLAN 設定は [ホーム]-[詳細設定]-[無線 LAN 設定]-[規範設定]-[マルチ SSID] の [VLAN ID] で行います。
2以上に設定することで分離できると思います ・・・ たぶん ・・・ この [VLAN ID] の説明がどこにもないです。
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ノートパソコンなどでは高度なセキュリティ設定をした SSID と接続します。
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主要パソコンとは高度なセキュリティを確保しつつ、セキュリティの弱いゲーム機からのアクセスも安全にできるようになります。
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QoS 機能
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QoS(Quality of Service)は特定の通信について、あらかじめ使用する帯域を予約しておくことで、その通信の速度を保証する機能です。
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ストリーミングのように一定の転送速度が確保されないと実用的でないようなサービスを利用するときに有効です。
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ユニバーサル的な中継器やコンバータとしては使えない
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LAN-WH300N/DR には以下の無線通信モードがあります。
これだけ見れば、中継器やコンバータとして使えるのではという期待が湧きます。
- Access Point モード
- AP ブリッジ (ポイントツーポイント) モード
- AP ブリッジ (ポイントツーマルチポイント) モード
- AP ブリッジ (WDS) モード
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[Access Point モード] は通常のモードです。
Wi-Fi クライアントと通信できます。
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[AP ブリッジ (ポイントツーポイント) モード] [AP ブリッジ (ポイントツーマルチポイント) モード] はイーサネットコンバータ動作になりますが、Wi-Fi クライアントとは通信できません。
ユニバーサルコンバータじゃないです。
結局、使えないとなります。
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[AP ブリッジ (WDS) モード] は中継器としての使い方ですが、LAN-WH300N/DR 同志もしくは Logitec が指定する機器を要求するので、例えば、NEC の親機とブリッジを組むことができません。
ユニバーサル中継器じゃないです。
結局、使えないとなります。
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USB デバイス共有機能
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USB ポートに接続したデバイスを LAN 内のパソコンで共有できます。
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LAN-WH300N/DR の特長らしいですが、私からすれば使い勝手がイマイチです。
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LAN-WH300N/DR には USB ポートが1個しかありませんが、USB HUB を使うと最大4台までの USB デバイスを使うことができます。
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この機能を使うためには、[USB 機器管理ツール] を各パソコンにインストールする必要があります。
これが面倒です。
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USB デバイスへ
ネットワーク経由で疑似的に直接接続
を行うドライバが [USB 機器管理ツール] です。
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従って、パソコンから USB デバイスをアクセスするのに [USB 機器管理ツール] が介在するので時間がかかります。
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また、[USB 機器管理ツール] は USB 切替機のような動作となっており、どれかのパソコンが USB デバイスを使っていると、その他のパソコンからはその USB デバイスを使うことができません。
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接続できる USB デバイスは以下の通りです。
- USB プリンタ (複合機含む)
- USB スキャナ
- USB HDD ・・・ NTFS フォーマットでも OK みたいです
- USB メモリ
- USB メモリリーダライタ
- USB ハブ
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使ってみて
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到着時のファームウェアのランタイムコードバージョンは 2.08 だったので最新でした。
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送信強度や受信感度も良く、安定性は良好です。
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人気がない理由が判ったような気がします。
作りがこなれていないというか中途半端なんです。
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管理画面は動作がかなり遅いです。
イライラします。
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AP モードでは NTP 時刻自動取り込みができません。
手動時刻設定もできません。
なんとかしてほしいです。
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USB デバイス共有機能は使うのが面倒です。
UNIX 系との連携もできません。
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中継器やコンバータとして使えない。
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コストだけに拘ったようなモデルで他社に比べた優位性が見当たりません。
お奨めできないです。
ドキュメント&レビュー記事
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ドキュメントは以下のページにあります。
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レビュー記事
備忘録
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工場出荷初期状態
|
RT |
AP |
システムユーザ名 |
admin |
admin |
システムパスワード |
admin |
admin |
IP アドレス |
192.168.2.1 |
192.168.2.1 |
サブネットマスク |
255.255.255.0 |
255.255.255.0 |
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工場出荷初期状態に戻す方法
- 電源が入って動作状態であることを確認します。
- 背面にある [リセット] ボタンを [PWR] ランプが点滅するまで10秒以上押し続けます。
- [PWR] ランプの点滅が終われば初期化完了です。[PWR] ランプが点滅中は電源を切らないこと。