I/O DATA LCD-DTV222XBR をゲット!
パソコンの液晶モニタの調子が悪くなって買い換えを検討しました。
調べてみると、最近の液晶テレビは HDMI 端子があるので、パソコン側がデジタル対応出力(DVI-D or DVI-I 規格)であれば、変換ケーブルだけで HDMI につながるそうな。
そうすると、何もパソコンモニタというカテゴリに拘る必要はないな。
更に調べてみると、
@上記のように液晶テレビだがパソコンにつなげるもの
Aパソコン液晶モニタであるがテレビチューナー内蔵のもの
がありました。
こうなると前者と後者は何が違うの?ということになります。
そこで、2009年12月19日、私はパソコン液晶モニタに地上デジタル放送チューナー内蔵の
I/O DATA LCD-DTV222XBR
(取扱説明書)を買いました。
少し前は実売6万円以上したようですが、(ディスコンが近いのか)最近急激に安くなり、自宅近くの
PC DEPOT 越谷店
で半額以下の税込29,700円で買えました。
22インチのフルハイビジョン対応でこの値段はテレビとして考えても安い
です。
入力端子が豊富
-
正面から見て左側の背面に AV/PC 入力端子群があります
-
HDMI 端子は2系統あります。(デジタル)
-
PC 入力は DVI-D です。(デジタル)
-
DVI 端子の種別には DVI-I / DVI-D があります。
-
DVI-I というのはアナログ/デジタル両対応入力です。
-
DVI-D というのはデジタル入力です。
LCD-DTV222XBR はこのタイプなので、PC 出力が DVI-D または DVI-I が適合します。
-
D5 ビデオ入力があります。(アナログ)
-
ビデオ入力として S 端子とコンポジット端子もあります。(アナログ)
-
正面から見て右側の背面にアンテナ端子と AC 電源端子があります
-
電源内蔵なので、あの邪魔になる AC アダプタが不要です。
-
アンテナ端子は F 端子です。
1個しかないので、接続で悩むことはありません。
パソコンにつなぐ
-
つなぎたいパソコンは2009年7月31日にアキバの
OTTO
で税込4,000円で買ったジャンク
Dell OptiPlex GX270
です。
-
スペックは Pen4 2.8GHz, Mem 1GB, HDD 80GB, CD-RW, 1000BASE-T, Windows-XP Pro です。
この程度のスペックでも動画とゲームをしない私にとっては何の不満もありません。
-
ジャンクの理由は「電解コンデンサ破損」です。
ルビコン MCZ 1500uF 6.3V 105℃、MCZ 1800uF 6.3V 105℃ という低 ESR 電解コンデンサの頭の部分が少し液漏れしていましたが、基板への電解液漏れはなく、軽症でした。
以下のように交換してアッサリ直りました。
- 1500uF 6.3V 105℃ → 1800uF 6.3V 105℃
- 1800uF 6.3V 105℃ → 1800uF 6.3V 105℃
-
この GX270 はスモールフォームファクタシャーシなので、フルサイズカードは実装できず、ロープロファイルサイズカードのみ対応です。
しかも、ビデオスロットが AGP と前時代の規格です。
-
LCD-DTV222XBR を持ち帰って、早速 GX270 とつなごうとすると、
ありゃ〜コネクタが違う!
真っ青!!!
-
GX270 のビデオ出力は 15pin VGA で、LCD-DTV222XBR の PC 入力は DVI-D ですから、差し込めません。
-
LCD-DTV222XBR の PC 入力が DVI-I だったらアナログ対応可能なので DVI〜VGA 変換コネクタで接続可能ですが、デジタル対応のみの DVI-D なので、どうしようもないです。
-
GX270 のビデオカードスロットは AGP と旧型です。
AGP 対応ビデオカードは今でもあることはあるのですが、かなり希少品になっており、あっても価格が高いです。
4,000円のパソコンの値段を遥かに超えるビデオカードは不釣合いです。
-
そこで視点を変えて中古で探してみました。
ありました! 写真の ATI Redion 9200 64MB AGP ロープロファイルサイズビデオカードの中古を入手しました。
昔は高級ビデオカードでしたが、今や中古で
980円!
安かったです。
-
右の写真は買ったビデオカードのリアパネル部分です
-
DVI-I コネクタは写真のように、コネクタの右側が+接栓となっています。
−接栓だと DVI-D です。
-
ロープロファイルとは、高さが低いことを言います。
-
基板裏シールも [ Radion 9200 64MB DDR LP DVI-I ] となっており、GX270 と適合することを確認しました。
-
GX270 に組み込んで LCD-DTV222XBR とつないでみました
-
ビデオカードを実装すると自動的に内部のビデオ出力が無効になり、増設ビデオカードが有効になりました。
-
Windows-XP がビデオカードを自動認識しました。
-
LCD-DTV222XBR に問題なく 1,920×1,080 ピクセルで32ビットリアルカラーで表示できました。
-
あっけなく使えるようになりました! パチパチパチ・・・
使ってみました
-
PC モニタとして
-
16:9 のフルハイビジョン画面ですから、パソコンモニタとして使う時の解像度も1,920×1,080ピクセルもあります。
これまで使っていた17インチモニタ(1,280×1,024ピクセル)の横解像度がちょうど1.5倍になりました。
縦解像度はほぼ同じです。
-
横が広大であるというのは、とてもイイです。
ウェブやメールウィンドウなどを同時に開いても窮屈感はありません。
素晴らしいです。
-
17インチモニタに比べて横幅が1.5倍になっただけですが、体験的には2倍程度に感じます。
-
ハイビジョン TV として
-
ハイビジョン TV 機能もなかなか良いです。
-
フルハイビジョンですから、綺麗で解像度が良いです。
-
PC/TV 共通
-
写真のリモコンが付いています
-
やはりリモコンが使えると便利です。
と言うか、本体の操作ボタンは右サイドの見えにくい位置にあるので、リモコンでないと操作しづらいです。
-
赤外線 LED の出力が弱めなのか、若干効きが弱いと感じます。
-
発色にちょっとクセがあります
-
赤がピンクの濃い感じと言えば判るでしょうか。
-
PC/TV いずれのモードでもこの傾向があります。
-
音は素晴らしいという訳にはいきませんが、悪くはないです。
軽い音で低音感はありません。
テレビの音です。
-
22インチと言う事で、大き過ぎないか心配でしたが、全然そういうことはありませんでした。
ちょうどよい大きさでした。
-
子画面
-
PC モニタとして使っている時に子画面を出すと、大体7インチくらいのテレビ画面が出せます。
右の写真の右下の子画面にテレビ映像が表示されています。
-
音は PC/TV いずれかを選択できます。
-
パソコンしながらテレビも観れる ・・・ こりゃ〜イイ!!!!