RedHat Linux 6.2 のインストール

RedHat Linux 6.2J のインストールをスナップショット画像で説明します。 すごく簡単に終わります。 NEC MateNX MA30H では全ての操作を入れて約10分で完了します。

今回は CD-ROM からインストールしましたが、 RedHat のサイトからFTPインストールすることも可能です。 この場合、全く無料でインストールできます。 ただし、根性と時間が必要です。

キーボードとマウスを NEC MateNX MA30H に接続します。 マウスはインストール時に必要なだけで、今回のようなコマンドラインベースの Linux をインストールする場合は、インストール後に不要となります。(取り外しても構いません。)

雑誌の付録に付いていた RedHat Linux 6.2J のCD-ROMを NEC MateNX MA30H にセットして電源ONすると、このような画面が出てきます。 ここで何にもせずに放置しておくと1分くらいで次の画面に移ります。

ここで単に Returnキー を押します。

ここでは English を選択し Next をクリックします。

ここで「English」を選択しておかないと日本語メッセージがインストールされることになり、コマンドラインモードでは文字化けすることになります。 今回のようなコマンドラインモードのサーバ構築の場合は「English」を選択しましょう。

接続したキーボードのタイプを設定します。

私の場合、英語キーボードを接続したので「Generic 101-key PC」「U.S. English」「Enable dead keys」を選択しました。

接続したマウスのタイプを設定します。

私の場合、2ボタンマウスだったので「2 Button Mouse (PS/2)」「Emulate 3 Buttons」を選択しました。

このような Welcom画面が表示されるので、 Next をクリックします。

今回はサーバ構築なので Server を選択します。

ハードディスクのデータを全て初期化して使うので remove data を選択しました。

ネットワークの設定を行います。

サーバなのでIPアドレスは固定化する必要があるので Configure using DHCP のチェックを外します。 Activate on boot はチェックします。

「IP Address」などを設定します。 私の場合、ネットワークは「192.168.1.0」でルータが「192.168.1.1」に存在するので、このような設定になります。

マシンのIPアドレスを 192.168.1.210 、ホストネームをとりあえず boston にしました。(後で設定変更します。)

このサーバが置かれるタイムゾーンを設定します。

私の場合、少なくとも日本に設置するので Asia/Tokyo を選択しました。

Root Password の設定とユーザアカウントの設定を行います。

ユーザアカウントは後でも設定できるので、自分のユーザアカウントくらいの設定でよいです。

この画面で Next をクリックするとインストールが始まります。

インストール実行中の画面です。

インストールが終わると Boot Disk を作成するかどうか質問されます。

私の場合、後で作成することにして Skip boot disk creation をチェックしました。

お疲れさま!!!・・・やっと Linux のインストールが終わりました。

インストールが終わると自動でリブートされ英語モードの Linux が立ち上がりました。 root でログインできました。

パチ・パチ・パチ・・・

既にこの状態で「telnet」「ftp」「sendmail」などのサーバは動作するようになっています。 徐々に自分好みに調整していきます。



なぜ RedHat Linux 6.2 をインストールしたか?

2003年4月現在、最新は RedHat Linux 9.0 です。 ところが私の場合、RedHat Linux 6.2 をインストールしました。 理由は以下です。

Linuxカーネルの問題だと思うのですが、試しに RedHat Linux 8.0 をインストールしようとしたら、この画面が出てロックしました。 Vine Linux 2.5 でも同様でした。 おそらく「Unknown bridge resource 2: assuming transparent」のメッセージのところが問題で、PCIブリッジが認識できないのが原因じゃないかと思います。 要するにハード不適合なので諦めました。 年々 RedHat Linux も肥大化してハードスペックを要求するようになってきたので、NEC MateNX MA30H では RedHat Linux 6.2 で十分ではないかと思います。

別に RedHat Linux 6.2 でサーバ動作しない訳でもありませんし・・・OS動作は軽いはずだし・・・。

最初導入しようと考えたのは FreeBSD でしたが、これはNIC(メルコLGY-PCI-TXD)を自動認識してくれないので、導入を諦めました。 OSとしては FreeBSD が好きで信頼感も高いのですが、オンラインインストールするにはどうしてもNICを認識させる必要があり、それができないので残念ながら Linix にしたのです。 FreeBSDが認識できるNICと交換すれば解決できるのですが、まあ中古マシンなので新たな投資は控えたと言う訳です。