M7MDX/M7KX MDデッキ搭載タイプのM7MDXとカセットデッキ搭載タイプのM7KXに関しまして、使い方をご説明しております。  もくじ 第1章 付属品について 第2章 セッティング 第3章 接続 3−1 電源コードの接続 3−2 RIケーブルの接続 3−3 オーディオケーブルの接続 3−4 光伝送ケーブルの接続 3−5 スピーカーケーブルの接続 3−6 アンテナの接続 第4章 各部の名称 4−1 プリメインアンプ 4−2 FM/AMチューナー 4−3 CDプレーヤー 4−4 MDデッキ 4−5 カセットデッキ 第5章 リモコンについて 5−1 リモコンの取扱いについて 5−2 リモコンのボタン配置 第6章 CDプレーヤーを使う 6−1 1曲目から演奏する(ノーマル演奏) 6−2 聞きたい曲を選ぶ 6−3 ダイレクト選曲 6−4 ランダム演奏 6−5 リピート演奏 6−6 メモリー演奏 第7章 FM/AMチューナーを使う 7−1 放送局の記憶 7−2 記憶した放送局を聞く 7−3 記憶した放送局の削除 第8章 MDデッキを使う 8−1 1曲目から聞く(ノーマル再生) 8−2 聞きたい曲を選ぶ 8−3 ランダム演奏 8−4 リピート演奏 8−5 メモリー演奏 8−6 ワンタッチCDダビング 8−7 CDシンクロ録音 8−8 CDデジタル録音(マニュアル) 8−9 アナログ録音 8−10 編集をする 第9章 カセットデッキを使う 9−1 テープを聞く 9−2 曲の頭だし 9−3 録音する(マニュアル録音) 9−4 CDダビング 9−5 シンクロ録音 第10章 時計合わせ、タイマー演奏と録音 10−1 時計合わせ 10−2 タイマー演奏 10−3 タイマー演奏の曜日変更 10−4 タイマー録音 10−5 タイマー動作の停止と再開  第1章 付属品について プリメインアンプ A−922M 前面パネルの中央に大きな丸いツマミのあるユニットです。箱には保証書の他に付属品として、リモコン、単3型乾電池2本、取扱い説明書などが一緒に納められています。 FM/AMチューナー T−422M 前面パネルの中央にディスプレイがあり、その左うえに三つの丸いボタンが横一列に並んでいるユニットです。箱には保証書と付属品のオーディオケーブルが1本、RIケーブルが1本、FM室内アンテナ、AM室内アンテナ、そして取扱い説明書などが一緒に納められています。 付属品のオーディオケーブルは両端に2つずつプラグのついたケーブル、RIケーブルは1つずつプラグのついたケーブルです。FM室内アンテナはT字型に広げて使用しますが、付属品袋には折り曲げた状態で納められています。AM室内アンテナは四角の枠状のものです。 CDプレーヤー C−722M チューナーと同じ高さのユニットで、前面パネルの中央にディスプレイ、その上側にディスクを収納するための細長い長方形の部分があります。箱には保証書と付属品のオーディオケーブルが1本、RIケーブルが1本、そして取扱い説明書などが一緒に納められています。 MDデッキ MD−122MX M7MDXで組み合わせた場合のユニットです。前面パネルの上側にディスクを収納するための細長い穴、その右隣に小さな丸いボタンと丸いツマミの並んでいるユニットです。箱には保証書と付属品のオーディオケーブルが2本、RIケーブルが1本、光伝送ケーブルが1本、そして取扱い説明書などが一緒に納められています。 付属品の光伝送ケーブルは、両端に1つずつ四角いプラグのついた細いケーブルです。 カセットデッキ K−522M M7KXで組み合わせた場合のユニットです。前面パネルの中央には四角の部分、その右隣に大小の四角のボタンが3段並んでいるユニットです。箱には保証書と付属品のオーディオケーブルが2本、RIケーブルが1本、そして取扱い説明書などが一緒に納められています。 スピーカー D−202AX 前面に布製のネットのついた木製の箱です。保証書、付属品のスピーカーケーブルが2本、取扱い説明書などが一緒に納められています。  第2章 セッティング 1.まずアンプを安定した台の中央付近に配置します。 2.つぎに、インテックM7MDXの場合はアンプ左隣にMDデッキを、M7KXの場合はカセットデッキを置きます。 3.そして、チューナーをアンプの上に、CDプレーヤーをMDデッキあるいはカセットデッキの上に置きます。 4.センターユニットが配置できましたら、その両側にスピーカーを配置します。このとき、スピーカーの背面にある接続端子が上側になるようにしてください。なお、アンプはたくさん発熱しますので、熱の影響を受けやすいMDデッキはアンプの上に配置しないようお願いいたします。  第3章 接続 接続はユニットの背面から行うことを前提といたしますので、ここで用います右・左の言葉はユニットの背面から見たものであることをご承知ください。  3−1 電源コードの接続 1.まず、チューナーの電源コードを、CDプレーヤー背面の電源コンセントへ差し込みます。 2.つぎにCDプレーヤーの電源コードを、MDデッキあるいはカセットデッキ背面の電源コンセントへ。 3.MDデッキあるいはカセットデッキの電源コードを、アンプ背面の3つの電源コンセントの内、いちばん上側に差し込みます。 4.最後に残ったアンプの電源コードは、安全のため全ての接続が終了してから壁のコンセントに差し込みます。  3−2 RIケーブルの接続 RIケーブルは両端に一つずつ小さなミニプラグの付いたケーブルです。ユニット間をこのケーブルで結ぶことで、いろいろなシステム動作をします。それぞれのユニットの背面に、直径5ミリほどの小さな穴が2コずつ並んでついています。これがRIケーブルを接続するためのRI端子です。 1.まず、CDプレーヤーのRI端子上側と、アンプのRI端子下側にRIケーブルのプラグを差し込みます。 2.つぎに、CDプレーヤーのRI端子下側と、MDデッキあるいはカセットデッキのRI端子上側を接続します。 3.最後にチューナーのRI端子下側と、アンプのRI端子上側を接続します。  3−3 オーディオケーブルの接続 オーディオケーブルは、両端に二つずつプラグの付いたケーブルです。このオーディオケーブルでアンプと、チューナーやMDデッキなどを接続することで、再生あるいは録音が可能となります。製品に付属していますオーディオケーブルは、白いプラグを左チャンネル用、赤いプラグを右チャンネル用として使用しますが、目の不自由なかたのためにご用意していますオーディオケーブルには、左チャンネル用のプラグの根元にマーカーを付けて手で触れて判別できるようにしています。ここでは、マーカーのついたオーディオケーブルを使って接続方法をご説明します。 接続の前にアンプのオーディオケーブルの端子配置をご説明しておきます。背面左側に直径8ミリほどの丸い端子が縦に2つずつ、2段並んでいます。上段は、左からフォノ、チューナー、CD、ライン1、ライン2の入力端子が、下段は左からテープ録音用の出力端子、テープ再生用の入力端子、MD録音用の出力端子、MD再生用の入力端子、プロセッサーの出力端子、プロセッサーの入力端子、そしてひとつだけの端子のサブウーファー用の出力端子が並んでいます。 フォノ端子にはショートピンと呼ばれるプラグが差し込まれています。レコードプレーヤーをご使用のときに、このショートピンを抜いて接続します。また、この端子の上にあるネジ式の端子は、レコードプレーヤー用のアース端子です。 1.それでは、アンプにそれぞれのユニットを接続していきます。まずは、オーディオケーブルを1本使い、アンプとチューナーを接続します。チューナーの背面中央、RI端子の左隣にオーディオケーブルの接続端子が縦に2つ並んでいますので、まず上側の端子にマーカーが付いた左チャンネルのプラグを差し込んでください。そして、その下側の端子にマーカーの付いていない右チャンネルのプラグを差し込みます。 いま接続しましたケーブルのもう一方を、アンプの接続端子上段、左から2番目のチューナー用端子に接続します。マーカーが付いた左チャンネルのプラグを上側に、マーカーの付いていない右チャンネルのプラグを下側に差し込んでください。 2.つぎにCDプレーヤーを接続します。CDプレーヤーもチューナーと同様、オーディオケーブルを1本使用します。CDプレーヤーの背面左端に、オーディオケーブルの接続端子が縦に2つ並んでいますので、上側の端子にマーカーが付いた左チャンネルのプラグを、そして、その下側の端子にマーカーの付いていない右チャンネルのプラグを差し込みます。 いま接続しましたケーブルのもう一方を、アンプの接続端子上段、左から3番目のCDプレーヤー用端子に接続します。マーカーが付いた左チャンネルのプラグを上側に、マーカーの付いていない右チャンネルのプラグを下側に差し込んでください。 3。つぎに、MDデッキを接続します。MDデッキはオーディオケーブルを2本使い、録音側と再生側を接続する必要がありますので、まずオーディオケーブルを1本使い、録音側から接続します。MDデッキの背面左端に、オーディオケーブルの接続端子が4つ2列並んでいますので、マーカーが付いた左チャンネルのプラグを左上側に、マーカーの付いていない右チャンネルのプラグを左下側に差し込んでください。 そして、いま接続しましたケーブルのもう一方を、アンプの接続端子下段、左から3番目のMD録音用端子に接続します。マーカーが付いた左チャンネルのプラグを上側に、マーカーの付いていない右チャンネルのプラグを下側に差し込みます。 録音側が接続できましたら、オーディオケーブルをもう一本使い、再生側を接続します。マーカーが付いた左チャンネルのプラグをMDデッキ背面の端子右上側に、マーカーの付いていない右チャンネルのプラグを右下側に差し込んでください。 そして、いま接続しましたケーブルのもう一方を、アンプの接続端子下段、左から4番目のMD再生用端子に接続します。マーカーが付いた左チャンネルのプラグを上側に、マーカーの付いていない右チャンネルのプラグを下側に差し込みます。 4.続いてカセットデッキを接続します。カセットデッキもMDデッキ同様、オーディオケーブルを2本使い、録音側と再生側を接続する必要がありますので、まずオーディオケーブルを1本使い、録音側から接続します。カセットデッキの背面左端に、オーディオケーブルの接続端子が4つ2列並んでいますので、マーカーが付いた左チャンネルのプラグを左上側に、マーカーの付いていない右チャンネルのプラグを左下側に差し込んでください。 そして、いま接続しましたケーブルのもう一方を、アンプの接続端子下段、いちばん左のカセットデッキ録音用端子に接続します。マーカーが付いた左チャンネルのプラグを上側に、マーカーの付いていない右チャンネルのプラグを下側に差し込みます。 録音側が接続できましたら、オーディオケーブルをもう一本使い、再生側を接続します。マーカーが付いた左チャンネルのプラグをカセットデッキ背面の端子右上側に、マーカーの付いていない右チャンネルのプラグを右下側に差し込んでください。 そして、いま接続しましたケーブルのもう一方を、アンプの接続端子下段、左から2番目のカセットデッキ再生用端子に接続します。マーカーが付いた左チャンネルのプラグを上側に、マーカーの付いていない右チャンネルのプラグを下側に差し込みます。 これで、オーディオケーブルの接続は終了です。プラグが確実に接続されていないと音が出なかったり雑音の原因となりますので、プラグは端子にしっかりと差し込んでください。  3−4 光伝送ケーブルの接続 光伝送ケーブルは両端に四角いプラグのついた細いケーブルですが、このケーブルはM7MDXの組み合わせの場合に必要な接続です。プラグの先端には小さな保護用のゴムチューブが差し込まれていますので、接続の前に必ずこのゴムチューブは抜いてください。 CDプレーヤーとMDデッキを光伝送ケーブルで接続することによりましてデジタル録音が可能となります。CDプレーヤー背面のRI端子左隣に1つ、MDデッキの背面に3つ四角い突き出た部分があります。これが光伝送ケーブルの接続端子ですが、この突き出た部分は保護用キャップですので、接続するときはCDの保護用キャップと、MDデッキの3個ある保護用キャップの内、いちばん左のデジタル1の保護用キャップを抜いてください。保護用キャップを抜いたところに、光伝送ケーブルのプラグを差し込みます。プラグの先端部分を傷つけないように、向きを変えながら差し込んでみてください。  3−5 スピーカーケーブルの接続 製品に付属していますスピーカーケーブルのプラスとマイナスは、色や印で区別しますが、目の不自由なかたのために用意していますスピーカーケーブルには、プラス側を手で触れて確認いただけるマーカーを付けています。ここではマーカーのついたスピーカーケーブルを使って、接続方法をご説明します。スピーカーケーブルの接続端子ですが、スピーカー背面に2つ、アンプ背面に8つ、丸いネジ式の端子があります。アンプの8つの接続端子は、上側の4つがスピーカーA用、下側の4つがスピーカーB用です。ここでは、スピーカーAの接続端子を使用します。スピーカー端子はネジ式で、端子のネジを左に回してゆるめていくと、端子の根元にある接続穴が開きます。ケーブルの導線部分を挿入し、ネジを右に回しますと、ケーブルを締め付け固定するようになっています。 1.それでは、まずスピーカーケーブルを1本使って、左側のスピーカーとアンプを接続します。マーカーがついたケーブルのプラス側を、スピーカーの右側の端子に、マーカーのついていないマイナス側を、左側の端子に接続します。 次に、アンプ背面の上側4つの接続端子に、ケーブルのもう一方を接続します。マーカーのついたプラス側をいちばん左に、マーカーのついていないマイナス側を左から2つ目に接続します。 2.もう一本スピーカーケーブルを使って、今度は右側のスピーカーとアンプを接続します。まず、マーカーがついたプラス側をスピーカーの右側の端子に、マーカーのついていないマイナス側を左側の端子に接続します。 そして、ケーブルのもう一方、マーカーのついたプラス側を、アンプの上側4つの接続端子のいちばん右に、マーカーのついていないマイナス側を右から2つ目に接続します。接続ができましたら、ケーブルを軽く引っ張り、抜けないことをご確認ください。  3−6 アンテナの接続 チューナーの背面左側に、四角のアンテナ端子が横一列に4個並んでいます。左側の2個がFM用アンテナ端子、右側の2個がAM用アンテナ端子です。アンテナ端子の下側にレバーが付いています。このレバーを指で押し倒しますと端子の接続穴が開き、レバーを元に戻すと接続穴が閉じて線を固定します。 接続するときはあらかじめアンテナ端子のレバーをすべて倒して接続穴を開いておき、それぞれのアンテナ端子にアンテナの導線部分を入れ、レバーを戻して固定します。FM用アンテナ、AM用アンテナにはプラス・マイナスの区別はありません。接続ができましたら線を軽く引っ張り抜けないことを確認してください。FMアンテナはT字型に伸ばして壁などに固定して使用します。AMアンテナはアンテナの枠の中にある四角い部分を折り曲げ組み立てて、受信状態の良い場所に置きます。FMアンテナ、AMアンテナは設置する場所や向きなどによって受信状態が大きく変わりますので、のちほど放送を受信しながら受信状態の良い向きを選んで設置してください。 これで全ての接続が終了しました。最後に残ったアンプの電源コードのプラグを壁のコンセントに差し込んでください。  第4章 各部の名称  4−1 プリメインアンプ A−922M パネルの下側に細長い扉がありその中にもボタンが配置されていますので、パネル下側の突起部分を指で手前に押し下げ扉を開いてご使用ください。 1 電源ボタン 前面パネルのいちばん左上にある四角の押しボタンが電源ボタンです。このボタンを押すとアンプをはじめ、システム全体の電源がオンになります。また、電源がオンになっている状態で電源ボタンを押すと、アンプをはじめすべての電源がオフになります。 2 リモコン受光部 電源ボタンのすぐ下のツルツルした四角の部分がリモコン受光部です。 3 ソースダイレクトツマミ リモコン受光部の右側にある少し大きな丸いツマミが、ソースダイレクトツマミです。このツマミは4段階に切り替わります。左から順にトーン、ダイレクト、プロセッサー、ストレートCDのモードです。トーンは音質調整ツマミで調整した音を聞くときに、ダイレクトは音量調整回路を通さないフラットでピュアな音を聞くときに、プロセッサーはオプションで接続したサラウンドプロセッサーやグラフィックイコライザーの音を聞くときに、そしてストレートCDはCD演奏をよりピュアな音質で聞いていただくためのCD専用ポジションです。ストレートCDは他の機器とは独立しているため入力切り換えツマミ、ミューティングなどは使用できません。 4 音量調整ツマミ ソースダイレクトツマミの右隣、パネルの中央にある大きな丸いツマミが音量調整ツマミです。ツマミを右側に回せば音量は上がり左側に回せば下がります。 5 入力切り換えツマミ 音量調整ツマミの右隣の丸いツマミがチューナーやCDなど演奏したい機器を選ぶための入力切り換えツマミです。このツマミは左右エンドレスに切り替わりますが、システム動作によりまして自動的に切り替わりますので使用することはあまりございません。 6 ヘッドホン端子 扉の中のいちばん左にある丸い差込口がヘッドホン端子です。このヘッドホン端子は太いプラグのステレオ標準タイプで、ヘッドホンをご使用になるときはつぎにご説明しますスピーカーの切り換えを、オフにしてください。 7 スピーカー切り換えボタン ヘッドホン端子の右隣にある2つの丸いボタンが、スピーカー切り換えボタンです。左側がスピーカーA、右側がスピーカーBで押すたびにオンオフします。ここではスピーカーAを使用します。 8 音質調整ツマミ、バランスツマミ スピーカー切り替えボタンの右隣にある4つのツマミが左から音質調整ツマミの重低音調整ツマミ、低音調整ツマミ、高音調整ツマミ、そしてバランスツマミです。ソースダイレクトツマミをトーンのポジションにすることで音質調整、バランス調整が可能となります。ツマミのクリックのところが中央値です。左右に回して調整してください。 9 録音選択ボタン 扉のいちばん右端にはアンプに接続した各機器から録音したい機器を選ぶための録音選択ボタンがあります。このボタンはエンドレスで切り替わります。ご使用方法につきましては録音方法のなかでご説明いたします。  4−2 FM/AMチューナー T−422M 1 電源ボタン チューナーの前面パネル、いちばん左下の四角いボタンが電源ボタンです。すべて電源オフの状態からチューナーやCDプレーヤー等、アンプ以外の電源ボタンを押すと電源ボタンを押した機器とアンプの電源がオンとなります。電源を確実にオン・オフするため、ここではアンプの電源ボタンですべての電源をオン・オフするようにご説明しています。 2 ディスプレイボタン、メモリーボタン、オートモノ切り替えボタン 前面パネル中央の横長のツルツルした部分がディスプレイですが、その左うえにある3つの丸いボタンは左がディスプレイボタン、真ん中がメモリーボタン、右側がオートモノ切り替えボタンです。ディスプレイボタンは周波数と時計をディスプレイに表示します。メモリーボタンは放送局の登録などいろいろな設定の登録に使用します。オートモノ切り替えボタンは放送の受信状態によりましてモノラルとオートに切り替えます。 3 バンド切り替えボタン、キャラクターボタン、周波数プリセットナンバー切り換えボタン 前面パネルの右側に細長いボタンが3つと、四角のボタンが2つ2段になって並んでいます。3つの細長いボタンは左からバンド切り替えボタン、少し隙間があってキャラクターボタンと周波数プリセットナンバー切り換えボタンが並んでいます。バンド切り替えボタンはFM放送とAM放送の受信切り替えをするときに、キャラクターボタンは文字情報を書き込むときに、そして周波数プリセットナンバー切り換えボタンは記憶した放送局の呼び出しとマニュアルによる放送の受信のときに切り替えます。 4 チューニングプリセットボタン パネルの右側2つの四角のボタンがチューニングプリセットボタンです。記憶した放送局を選んだり放送局をマニュアルで探すときなどに使用します。  4−3 CDプレーヤー C−722M 1 リモコン受光部 CDプレーヤーの前面パネル、いちばん左うえにある四角のツルツルした部分はリモコン受光部です。別売の専用リモコンで操作するときに使用します。 2 電源ボタン リモコン受光部の下の四角いボタンが電源ボタンです。 3 ディスプレイボタン 電源ボタン右隣の丸いボタンがディスプレイボタンです。前面パネル中央のディスプレイの表示を切り替えるときに使用します。 4 ディスクトレイ、オープンクローズボタン ディスプレイの上にある横長の四角い部分が、CDを収納するためのディスクトレイです。このディスクトレイはその右隣の丸いボタンのオープンクローズボタンを押すことによりまして開いたり閉じたりします。 5 ポーズボタン、サーチスキップボタン オープンクローズボタンの下には3つの細長いボタンがあります。左側が演奏を一時停止させるポーズボタン、そして少し間隔があって2つのボタンがありますが、このボタンは曲の頭だしやはや送り、巻き戻しをするときに使用しますサーチスキップボタンです。 6 ストップボタン、プレイボタン 前面パネルいちばん右下の2つの四角いボタンは左側がストップボタン、右側がプレイボタンです。  4−4 MDデッキ MD−122MX パネルの下側に細長い扉がありその中にもボタンが配置されていますので、パネル下側の突起部分を指で手前に押し下げ扉を開いてご使用ください。 1 電源ボタン、リモコン受光部 前面パネルのいちばん左うえにある四角のボタンが電源ボタン、その下の四角のツルツルした部分がリモコン受光部です。このリモコン受光部は別売の専用リモコンのとき使用します。 2 ディスク挿入口 前面パネル中央の横長のツルツルした部分はディスプレイですが、その上にある横長のくぼんだ部分がMDを挿入するためのディスク挿入口です。 3 イジェクトボタン ディスク挿入口の右隣にある丸いボタンのイジェクトボタンを押すと、ディスク挿入口に挿入されましたMDを取出すことができます。 4 AMCSツマミ イジェクトボタン右隣の丸いツマミがAMCSツマミです。曲の頭だしなどをするときに使用します。 5 一時停止ボタン、ディスプレイボタン、プレイモードボタン AMCSツマミの下にある3つの細長いボタンです。左から、再生を一時停止します一時停止ボタン、ディスプレイに時間情報などを表示させるディスプレイボタン、ランダム再生とプログラム再生を選ぶときに使用しますプレイモードボタンが並んでいます。 6 停止ボタン、再生ボタン 一時停止ボタンの下にある2つの四角いボタンは左側が停止ボタン、右側が再生ボタンです。 7 ヘッドホン端子、ヘッドホン調整ツマミ 扉の中のいちばん左の丸い穴はアンプと同じ標準タイプのヘッドホン端子です。その右隣にはヘッドホンの音量を調整するヘッドホンレベル調整ツマミがあります。 8 タイマースイッチ、入力切り替えスイッチ ヘッドホンレベル調整ツマミの右隣にある2つのスライド式スイッチは左側がタイマースイッチ、右側が入力切り替えスイッチです。タイマースイッチは外部タイマーを使うときに使用します。このスイッチは3段階に切り替わりますがここではシステムによりタイマー動作させますので、中央のポジションの外部タイマーオフにしてください。入力切り替えスイッチは録音をアナログでするか、デジタルでするかを選ぶためのもので、このスイッチも3段階に切り替わります。左のポジションはアナログ入力で主にテープや放送を録音するときにこのポジションにします。中央のデジタル1のポジションはデジタル1の入力端子に接続された光伝送ケーブルによってCDからの音をデジタルで録音します。右のポジションはここでは使用しませんが、デジタル2の入力端子にデジタル機器を接続した場合にこのポジションにします。 9 エディットボタン、イエスボタン 入力切り替えスイッチの右側に横長の四角いボタンが2つずつ、合計4つあります。左側の2つは、曲を編集するときに使用しますボタンで、左がエディットボタン、右がイエスボタンです。 10 はや送り・巻き戻しボタン イエスボタン右隣の2つは、曲の聞きたいところを探すときに使用しますはや送り・巻き戻しボタンです。左は早戻し、右は早送りです。 11 CDダビングボタン はや送り・巻き戻しボタン右隣の小さなボタンがCDダビングボタンです。CDからMDにワンタッチでデジタルダビングするときに使用します。 12 録音ボタン CDダビングボタンの右隣にあるのが録音するときに使用します録音ボタンです。 13 録音レベルツマミ 扉の中のいちばん右端にあるツマミはアナログ録音時に使用します録音レベルツマミです。  4−5 カセットデッキ K−522M パネルの下側に細長い扉がありその中にもボタンが配置されていますので、パネル下側の突起部分を指で手前に押し下げ扉を開いてご使用ください。 1 電源ボタン 前面パネルのいちばん左うえにある四角いボタンが電源ボタンです。 2 オープンクローズボタン 電源ボタン右隣の丸いボタンがオープンクローズボタンです。このボタンを押すことで本体中央のカセットホルダーを開いたり閉じたりしますので、ここにカセットテープをセットします。カセットホルダーの下半分はディスプレイです。 3 リバース再生ボタン、フォワード再生ボタン カセットホルダーの右側に大小5つのボタンが3段になって並んでいますが、いちばん上段の左側がリバース再生ボタン、右側がフォワード再生ボタンです。 4 はや送り・まき戻しボタン、停止ボタン 再生ボタンの下に2つの細長いボタンがあります。左のボタンがまき戻しボタン、右がはや送りボタンです。そして、その下にあるボタンが停止ボタンです。 5 エディットモードスイッチ 扉の中のいちばん左にあるスイッチがCDからカセットテープへ、ワンタッチのダビングをするときにどのモードでするかを選ぶエディットモードスイッチです。このスイッチは3段階に切り換えることができます。左のポジションがアルバムダビングモード、真ん中のポジションがフェードアウトモード、右のポジションがタイムエディットモードです。 6 CDダビングボタン エディットモードスイッチの右隣にあるCDダビングボタンを押すことによって、エディットモードスイッチで選んだモードでダビングをはじめます。 7 リアルタイムカウンター CDダビングボタン右隣の3つの丸いボタンがテープの残り時間などをディスプレイに表示させるときに使用しますリアルタイムカウンターボタンです。 8 録音レベルボタン リアルタイムカウンターボタン右隣の2つの四角いボタンが録音レベルボタンです。左がダウン、右がアップです。 9 オートスペースボタン、録音一時停止ボタン 録音レベルボタン右隣の2つのボタンは、左がオートスペースボタン、右が録音一時停止ボタンです。オートスペースボタンは録音中または録音一時停止時に押しますと約5秒間の無録音をつくります。録音一時停止ボタンは録音待機状態とします。 10 ドルビーノイズリダクションスイッチ 録音一時停止ボタンの右隣にあるスイッチは、ドルビーノイズリダクションスイッチです。ドルビーノイズリダクションとは、アメリカのドルビーラボラトリーズライセンシングコーポレーションが開発した「サー」というテープ特有のノイズを低減させる機能です。ドルビーノイズリダクションの正しい効果を得るためには録音時と再生時のモードを一致させることが必要です。このスイッチは3段階に切り替えることができます。左がドルビーオフ、真ん中がドルビーB、右がドルビーCです。 11 リバースモードスイッチ ドルビーノイズリダクションスイッチの右隣、扉の中のいちばん右端にあるスイッチがリバースモードスイッチと言って、テープ走行を選ぶためのスイッチです。このスイッチも3段階に切り替わります。左のポジションはテープの片面だけを再生または録音します片面再生モード、真ん中はテープの両面を1回だけ再生または録音します反転再生モード、そして右のポジションはテープを繰り返し再生します反復再生モードです。反復再生モードではテープ両面を8回まで繰り返し再生すことができますが、録音はテープの両面だけとなっています。  第5章 リモコンについて  5−1 リモコンの取扱いについて アンプ付属のリモコンを手に取って軽く触れてみてください。リモコンのオモテ側にたくさんの操作ボタンがありますが、このリモコンの前側、つまり送信側は操作ボタンの前後の平な部分の狭い方となります。リモコンをご使用になるときに、リモコンの送信側をアンプに向けておこないます。 リモコンのウラ側の一番手前に電池ボックスがありますので、電池ボックスのふたを開けスプリングの付いている方に電池のマイナス側が来るように付属の単三型乾電池2本を収納してください。  5−2 リモコンのボタン配置 ここではボタンの位置を上から5段目、左から3番目だと「5の3」と省略して説明します。 アンプに関するボタン 1の1 電源ボタン 1の2 スピーカーA切り換えボタン 1の3 スピーカーB切り換えボタン 1の4 入力切り換えボタン左送り 1の5 入力切り換えボタン右送り 2の1 スリープボタン 自動的に電源が切れる時間を設定するスリープタイマーのボタンで、90分から10分まで10分単位で設定することができます。 スリープタイマーはこのボタンを何回か押して解除させますが電源をオフにしても解除されます。 10の5 ミューティングボタン このボタンを押すと音量を一時的に非常に小さくします。もう一度押すと解除されます。このミューティングはリモコンの音量調整ボタンを押したり電源を切っても解除されます。 11の5 音量調整ボタンアップ 12の5 音量調整ボタンダウン チューナーに関するボタン 2の2 タイマーボタン 2の3 設定ダウンボタン 2の4 設定アップボタン 2の5 エンターボタン 5の2 FMボタン 5の3 AMボタン 5の4 プリセットボタンダウン 5の5 プリセットボタンアップ カセットデッキに関するボタン デッキA用とデッキB用の操作ボタンがありますが、ここではデッキBのボタンを使用します。3の1から3の5はデッキA、4の1から5の1がデッキBの操作ボタンです。 3の1 まき戻しボタン 3の2 はや送りボタン 3の3 リバース再生ボタン 3の4 停止ボタン 3の5 フォワード再生ボタン 4の1 まき戻しボタン 4の2 はや送りボタン 4の3 リバース再生ボタン 4の4 停止ボタン 4の5 フォワード再生ボタン 5の1 録音一時停止ボタン MDデッキに関するボタン 6の1 リピートボタン 6の2 録音ボタン 6の3 停止ボタン 6の4 一時停止ボタン 6の5 再生ボタン 7の1 ディスプレイボタン 7の2 スクロールボタン 7の3 ランダムボタン 7の4 AMCSダウン 7の5 AMCSアップ CDプレーヤーに関するボタン 8の1 ディスクボタン 8の2 ディスプレイボタン 8の3 ストップボタン 8の4 ポーズボタン 8の5 プレイボタン 9の4 スキップボタンダウン 9の5 スキップボタンアップ 10の4 ランダムボタン 11の4 リピートボタン 12の3 メモリーボタン 12の4 クリアーボタン 数字ボタン 9の1 1の数字ボタン 9の2 2の数字ボタン 9の3 3の数字ボタン 10の1 4の数字ボタン 10の2 5の数字ボタン 10の3 6の数字ボタン 11の1 7の数字ボタン 11の2 8の数字ボタン 11の3 9の数字ボタン 12の1 11曲以降の設定ボタン 12の2 0と10を兼用した数字ボタン  第6章 CDプレーヤーを使う  6−1 1曲目から演奏する(ノーマル演奏) 1.初めにアンプ前面パネルのいちばん左上にある電源ボタンを押します。するとシステム全体の電源が入ります。 2.つぎにCDプレーヤーの中央上部にあるディスクトレイをその右隣のオープンクローズボタンを押して前に出します。 3.前に出ましたディスクトレイの上にCDのレーベル面を上にして、同じ大きさの窪みにセットします。 4.CDがセットできましたら、もう一度オープンクローズボタンを押してディスクトレイを閉じてください。 5.そしてCDプレーヤー前面パネルのいちばん右下にあるプレイボタンを押すと、アンプの入力切り換えツマミは自動的にCDのポジションに切り替わって演奏を開始します。 6.アンプの音量調整ツマミや音質調整ツマミで調整してお楽しみください。音質を調整するときはアンプの電源ボタンの右隣にあるソースダイレクトツマミをトーンのポジションにしてください。ヘッドホンで聞かれるときはアンプの扉の中にあるスピーカーの切り替えスイッチをオフにしてお楽しみください。 7.演奏の一時停止はストップボタンの上のポーズボタンを押します。もう一度ポーズボタンかプレイボタンを押すと演奏は再開します。演奏の停止はストップボタンを押してください。 8.演奏が終わりましたらオープンクローズボタンを押してCDを取り出し最後にアンプの電源ボタンを押すと、ディスクトレイは閉じてシステム全体の電源がオフとなります。 なお、すべての電源がオフの状態のときにCDプレーヤーのオープンクローズボタンを押すとCDプレーヤーとアンプの電源がオンになりディスクトレイを前に出すことができます。 CDがすでにセットされていましたら、プレイボタンを押すだけで電源がはいり演奏を始めます。  6−2 聞きたい曲を選ぶ CDプレーヤーのプレイボタンの上にある2つのサーチスキップボタンを押すと、曲の頭だしや、はや送り・巻き戻しをすることができます。演奏中にサーチスキップボタンの右側を1回押すとつぎの曲の頭だしをして演奏を開始します。2回押すと2曲目、3回押すと3曲目というように曲の頭だしがすばやくできます。サーチスキップボタンの左側だと逆方向に選曲します。 また、このボタンを押し続けると演奏を急速に進めたり戻したりすることができます。  6−3 ダイレクト選曲 付属リモコンの数字ボタンでCDの曲番をダイレクトに選ぶダイレクト選曲をさせることができます。たとえば5曲目なら「10の2 5」の数字ボタンを押します。なお、11曲以降の曲番を選曲するときは「12の1 11曲以降の設定ボタン」を押してから選曲したい曲番の数字ボタンを押します。たとえば、20曲目を選曲するのであれば「12の1 11曲以降の設定ボタン」を押してから「9の2 2」と「12の2 0と10兼用の数字ボタン」を押します。  6−4 ランダム演奏 演奏停止状態から付属リモコンの「10の4 ランダムボタン」を押しますとランダムのモードとなって順序不同で演奏をおこなっていきます。ストップボタンを押すと演奏は停止してランダムは解除されます。  6−5 リピート演奏 付属リモコンの「11の4 リピートボタン」を押すとリピートのモードとなります。リピートのモードにするとCDの全曲あるいはメモリーした曲を繰り返し演奏させることができます。リピートボタンをもう一度押すとリピートのモードは解除されます。  6−6 メモリー演奏 1.演奏停止状態で付属リモコンの「12の3 メモリーボタン」を押してメモリーのモードにしてください。 2.つぎにリモコンの数字ボタンを使ってメモリー演奏させたい曲番の数字ボタンを押して順番に入力していきます。入力を間違えたときは「12の4 クリアーボタン」を押します。押すたびに最後に入力した曲から取り消されていきます。 3.入力が終了しプレイボタンを押すと入力された順番に演奏を開始します。メモリーを解除するときは再生停止後、メモリーボタンを押してください。 なお、CDのランダム、リピート、メモリーはオープンクローズボタンを押してディスクを取り出しても解除します。  第7章 FM/AMチューナーを使う  7−1 放送局の記憶 FM放送とAM放送の放送局の記憶ですが、ここではオートプリセットメモリーという簡単な方法でおこないます。 1.まず始めにアンプの電源ボタンを押してシステムの電源をオンにしてください。 2.そしてアンプの音量調整ツマミを放送の受信が確認できる程度にしておきます。 3.チューナーの前面パネル右側の3つの横長のボタンの内、左側の1つだけのボタンのバンド切り替えボタンを押します。するとアンプの入力切り換えツマミがチューナーとなって放送を受信しますと聞くことが可能な状態となります。 4.そしてチューナーのディスプレイの左うえにある3つの丸いボタンの内、真ん中のメモリーボタンを5秒程度押し続けると、オートプリセットメモリーが働き出しますので、そこでメモリーボタンから指を離してください。そうするとその地域で受信できるFM放送とAM放送を自動的に記憶していき30秒ほどしますと放送局の記憶を完了して停止します。  7−2 記憶した放送局を聞く 記憶できましたら放送を聞いてみることにしますが、放送はアンテナの設置する場所や方向により受信できないこともありますので、このようなときにはアンテナの方向を変えてもう一度オートプリセットメモリーをやり直してみてください。 1.まずチューナーのバンド切り換えボタンを押してFM放送かAM放送を選びます。 2.前面パネル右側の横長の3つのボタンの内、いちばん右にある周波数プリセットナンバー切り換えボタンが、記憶した放送局を選ぶときのポジションのプリセットモードになっていると、パネルのいちばん右下にある2つのチューニングプリセットボタンを押すことにより記憶された放送局を呼び出すことができます。もし、チューニングプリセットボタンを押しても次々と放送が呼び出せないようであれば周波数プリセットナンバー切り換えボタンのポジションが、マニュアルで放送を受信するチューニングモードになっています。この時はこのボタンを1回押してから、チューニングプリセットボタンを押してみてください。 ステレオ放送は受信状態により雑音が多くなることがあります。このような場合3つの丸いボタンのいちばん右にあるオートモノ切り換えボタンを押してモノラルに切り替えてください。すると雑音の少ない聞きやすい音になります。もう一度押すとオートに戻りますが受信状態の良い放送局の場合、通常オートのモードにしてお聞きください。  7−3 記憶した放送局の削除 記憶させた放送局の中で受信状態の悪い放送局など必要でない放送局があれば削除することができます。 1.さきほど放送を呼びだした方法で削除したい放送局を呼びだします。 2.メモリーボタンを押しながら右隣のオートモノ切り換えボタンを1回押すとその記憶した放送局は削除されます。 3.この操作を繰り返して必要でない放送局を削除してください。ただしメモリーボタンを2秒以上押し続けると再びオートプリセットメモリー機能が働き出してしまいますので操作はすばやくおこなってください。 FM放送は放送局からの距離やお住まいの地域、建物の構造などにより付属のFM用室内アンテナでは良好な受信ができないこともありますので、このような場合は屋外用FMアンテナの設置を販売店にご相談ください。  第8章 MDデッキを使う  8−1 1曲目から聞く(ノーマル再生) 1.まず始めにアンプの電源ボタンを押してシステムの電源をオンにします。 2.MDデッキのパネル中央上部のディスク挿入口へMDを挿入します。このときMDは中心穴を下側に、その穴の隣にある四角い部分のシャッターを右に向け軽く押しながら挿入します。 3.そして前面パネルの右にある2つの四角いボタンの内、右側の再生ボタンを押すとアンプの入力切り換えツマミは自動的にMDのポジションとなって演奏を始めます。MDがすでに収納されていましたら再生ボタンを押すだけで自動的に電源がオンになり演奏を開始します。 4.演奏中に停止ボタンの上にある一時停止ボタンを押すと演奏を一時停止させることができます。もう一度一時停止ボタン、または再生ボタンを押すと演奏は再開します。 5.演奏を停止するときには停止ボタンを押してください。 6.演奏が終了しましたらディスク挿入口右隣のイジェクトボタンを押してMDを取り出し、アンプの電源ボタンを押してシステム全体の電源をオフにしてください。  8−2 聞きたい曲を選ぶ 演奏中に前面パネルのいちばん右上にある丸いツマミのAMCSツマミを回すことにより曲をすばやく選ぶことができます。右に1クリックずつ回すと小さな曲番から大きな曲番へ、左に1クリックずつ回すと逆方向に進みます。 また扉の中にある、はや送り・巻き戻しボタンを演奏中に押し続けると演奏をはや送り・巻き戻しすることができ、指を離したところから再び演奏を続けます。演奏を一時停止してから、はや送り・巻き戻しボタンを押し続けた場合は高速でのはや送り・巻き戻しとなります。  8−3 ランダム演奏 演奏停止状態から付属リモコンの「7の3 ランダムボタン」を押すとランダムのモードになります。そして再生ボタンを押すとランダム演奏が開始されます。停止するときは停止ボタンを押してください。ランダムを解除するときは、もう一度ランダムボタンを押すかイジェクトボタンを押してディスクを取り出しても解除します。  8−4 リピート演奏 付属リモコンの「6の1 リピートモードボタン」でリピートのモードを選んでください。リピートボタンは全曲リピート、1曲リピート、解除と押すたびに切り替わります。演奏中あるいは停止中に「6の1 リピートボタン」を1回押して全曲リピートのモードを選ぶと全曲を繰り返し演奏させることができます。演奏中にリピートボタンを2回押して1曲リピートのモードを選ぶと、その演奏中の曲だけを繰り返し演奏します。全曲リピートを解除するときはリピートボタンを2回、1曲リピートを解除するときは1回押してください。  8−5 メモリー演奏 1.演奏の準備をしていただき演奏停止状態から本体のプレイモードボタンを2回押してメモリーのモードを選びます。 2.つぎにAMCSツマミを回してメモリー演奏させたい曲番を探します。 3.曲番を選びましたらAMCSツマミを押して確定します。またAMCSツマミで選んでメモリーしていきます。入力を間違えた場合は停止ボタンを押します。押すたびに最後に入力した曲から取り消されます。 4.入力が終了してMDデッキの再生ボタンを押すとメモリーされた順番に演奏を開始します。 5.メモリーを解除するときはプレイモードボタンを1回押して解除にしていただくかイジェクトボタンを押してディスクを取り出してもメモリーは解除されます。  8−6 ワンタッチCDダビング CDからMDにワンタッチでダビングすることができます。 1.まずアンプの電源ボタンを押してシステム全体の電源をオンにし、CDプレーヤーに録音したいCDを、MDデッキに録音用MDをセットします。 2.つぎにMDデッキの扉の中、左から3つ目の入力切り換えスイッチを中央のポジションのデジタル1にしてください。 3.そして扉の中、右から3つ目のCDダビングボタンを押すとMDデッキは録音状態となり、CDの1曲目からダビングしていきCDの演奏が終われば録音を停止します。 4.MDデッキの停止ボタンを押すと録音を停止することができます。このときMDデッキには、いま録音した最初の曲番が選ばれています。録音内容をすぐ確認するときは再生ボタンを押しますが、確認する必要がなければもう一度停止ボタンを押してください。録音した内容はイジェクトボタンや電源ボタンを押すことによりましてディスクに記録されます。  8−7 CDシンクロ録音 シンクロ録音はCDプレーヤーの再生と停止に連動してMDデッキも動作をして録音する機能です。CDシンクロ録音はアナログでもデジタルでもシンクロ録音できますが、ここでは操作が簡単なデジタルでの録音方法をご説明します。 1.まず録音したいCDと録音用MDをセットし、MDデッキの入力切り換えスイッチをデジタル1に切り替えます。 2.つぎにMDデッキの扉の中、右から2つ目の録音ボタンを押して録音待機状態にしてください。 3.そしてCDプレーヤーのプレイボタンを押すとMDデッキが連動して録音を始めます。 4.CDプレーヤーのストップボタンを押すとCDの演奏が停止し、MDデッキも連動して録音待機状態となります。CDの好きな曲を選んだり交換したりして、再度CDプレーヤーのプレイボタンを押すとMDデッキもまた録音を再開します。このようにCDプレーヤーのプレイボタンとストップボタンに連動させてMDに録音することができます。 5.録音を停止するときはCDを停止してからMDデッキの停止ボタンを押してください。  8−8 CDデジタル録音(マニュアル) 1.まず、アンプの電源ボタンを押してシステム全体の電源をオンにして録音したいCD、録音用MDをセットします。 2.つぎにMDデッキの入力切り換えスイッチをデジタル1に切り替えてください。 3.そして録音ボタンで録音待機状態にしてMDデッキの再生ボタンを押すと録音が開始されますので、素早くCDプレーヤーのプレイボタンを押して演奏をはじめてください。 4.録音を停止するときはMDデッキの停止ボタンを押し、続いてCDプレーヤーも停止させてください。このときMDデッキには、いま録音しました最初の曲番が選ばれています。録音内容をすぐ確認するときには再生ボタンを押しますが確認する必要がなければもう一度停止ボタンを押してください。  8−9 アナログ録音 アナログ録音はチューナーやカセットデッキ、CDプレーヤーなど、オーディオケーブルでアンプと接続された機器のアナログ信号を録音します。デジタル録音では曲番および録音レベルの設定、アンプの録音選択ボタンによる録音機器の設定は不要でしたがアナログ録音ではこれらの設定が必要となります。ここではチューナーとカセットデッキから録音することにいたします。 1.まずアンプの電源ボタンを押してシステム全体の電源をオンにします。 2.曲番を自動的に記録させるときにはエディットボタンを1回押してレベルシンクのポジションにします。 3.そしてイエスボタンを2回押すとレベルシンクが、オンもしくはオフとなりますので、もし録音しても曲番が付かないようであれば再度設定し直してください。ただし入力信号の強弱によって曲の切れ目を判断するため曲により正しく曲番がつかないことがあります。 4.つぎに録音用MDをMDデッキに挿入して入力切り換えスイッチを左のポジションのアナログに切り替えます。デジタルのポジションになっていると放送局とテープの音は録音できません。アナログ録音の場合アンプの録音選択ボタンが録音する機器のポジションになっていないと録音できません。この録音選択ボタンはエンドレスに切り替わりますので次の要領であわせます。 5.アンプの入力切り換えツマミをあわせます。放送を録音するときはチューナーのバンド切り替えボタンとチューニングプリセットボタンを押して録音したい放送を前もって受信しておきます。テープを録音する場合はカセットデッキの再生ボタンを押して前もってテープを再生します。すると入力切り換えツマミがそれぞれのポジションに切り替わります。 それから入力切り換えツマミをチューナーの場合は左へ2つ、テープの場合は右へ1つ回します。これによりましてアンプの入力切り換えツマミがMDのポジションになりますのでMDデッキの録音ボタンを押して録音待機状態にします。このときアンプの録音選択ボタンのポジションが録音したい機器、チューナーあるいはテープになっていればスピーカーから音がでます。もし、スピーカーから音がでていなければアンプの扉の中、いちばん右にある録音選択ボタンを何回か押して、スピーカーから音がでるようにしてください。 6.これでアンプの録音選択ボタンを録音したい機器のポジションにすることができます。ただしMDデッキの扉の中、いちばん右にある録音レベルツマミがいちばん左になっていますと音がでてこないということになりますので録音レベルの調整もしてください。 7.アンプの録音選択ボタンの設定と録音レベルの調整ができましたら入力切り換えツマミを元の機器のポジションに戻してください。チューナーは右へ2つ、テープは左へ1つ。 8.今でています音量を基準として先ほど録音レベルを調整しましたときの音量を聞き比べてみてください。音量差があるようでしたら、また入力切り換えツマミをMDのポジションにして音量差の少ない聞きやすい録音レベルに調整してください。これは録音レベルを大まかに合わす目安となる方法ですので、録音する入力のレベルの大きさによって録音レベルを上下させてください。 9.アンプの設定、録音の準備ができましたら録音したい放送あるいはテープの部分でMDデッキの再生ボタンを押して録音を開始してください。録音中に録音ボタンを押すことによりまして、希望のところに曲番をつけることができます。 10.録音を一時停止する場合、一時停止ボタンを押します。もう一度一時停止ボタンか、再生ボタンを押すと再び録音を再開します。 11.停止させるときはMDデッキの停止ボタンを1回押してください。またテープも演奏を停止してください。このときMDデッキには、いま録音しました最初の曲番が選ばれています。録音内容をすぐ確認するときには再生ボタンを押しますが、確認する必要がなければもう一度停止ボタンを押してください。  8−10 編集をする 編集をおこなうには、どうしてもMDデッキのディスプレイの確認が必要となりますのでご承知ください。 1 曲を消す(イレース機能) 1.始めに電源をオンして消去したい曲のあるディスクをセットします。 2.つぎに、ディスクを演奏しながら消去したい曲を見つけ一時停止させておきます。 3.MDデッキの扉の中、はや送り・巻き戻しボタンの左隣にある2つのボタンの内、左側のエディットボタンを何回か押してイレースのモードを選んでください。このときエディットボタンは押すたびにイレース、デバイド、コンバイン、ムーブ、ネームイン、そして、エディットオフとエンドレスに切り替わります。中止するときは、停止ボタンを押します。 4.最後にエディットボタンの右のイエスボタンを1回押すと選んだ曲が消去されます。まだ一時停止状態となっていますので停止ボタンを押して解除してください。 ディスクに録音されている全ての曲を消すこともできます。この場合は演奏停止中にエディットボタンを何回か押してオールイレースのモードを選びます。中止するときは停止ボタンを押します。そしてイエスボタンを2回押すと全曲が消去されます。 2 曲を分ける(デバイド機能) 1.まずディスクを演奏して分けたい部分を見つけ、その位置で一時停止させます。 2.つぎにエディットボタンを何回か押してデバイドのモードを選びます。 3.イエスボタンを1回押すと分ける曲の頭の部分を繰り返し演奏します。 4.分割部分がずれていましたら、AMCSツマミを回すことにより前後に数秒の範囲で微調整することができます。中止するときは停止ボタンを押します。 5.分割部分が決定しましたら最後にもう一度イエスボタンを押してください。すると曲が分割され、分割したところから演奏を続けます。 3 曲をつなぐ(コンバイン機能) 1.まず、ディスクを演奏して、つなぎたい二つの曲のうしろの曲で一時停止させます。 2.つぎにエディットボタンを何回か押してコンバインのモードを選びイエスボタンを1回押すと、つなぐ曲を繰り返し演奏します。途中で中止するときは停止ボタンを押してください。 3.よければ、もう一度イエスボタンを押します。二つの曲がつなげられ、つないだ曲から演奏を開始します。 4 曲を移動する(ムーブ機能) 1.まずディスクを演奏して移動したい曲を見つけ一時停止させておきます。 2.エディットボタンを何回か押してムーブのモードを選び、イエスボタンを1回押すと移動先の番号を設定する状態となりますので、AMCSツマミを回して移動先を選んでください。中止するときは停止ボタンを押します。 3.最後にイエスボタンを1回押すと移動が実行されます。ディスクは一時停止状態となっていますので、停止ボタンを押して一時停止状態を解除してください。  第9章 カセットデッキを使う  9−1 テープを聞く 1.はじめにアンプの電源ボタンを押してシステム全体の電源をオンにします。 2.カセットデッキの電源ボタンの右隣にあるオープンクローズボタンを押すとカセットホルダーが前に出てきますので、そこにカセットテープのA面を手前に、テープ露出部分を下に向けセットしてください。 3.テープがセットできましたら、もう一度オープンクローズボタンを押してカセットホルダーを閉じてください。カセットホルダーの先端を軽く押しても閉じることができます。 4.つぎにドルビーNRモードとリバースモードをお好みのポジションに合わせます。扉の中、右から2つ目のドルビーNRスイッチでドルビーのタイプを選んでください。左のポジションはドルビーオフ、中央のポジションが従来からのタイプのドルビーB、そして右のポジションはより効果の高い新しいタイプのドルビーCです。ドルビーNRモードは録音したときと同じポジションで再生する事が原則です。もしドルビーのポジションがあっていませんと大変聞きづらい音となってしまいます。通常はどちらかのポジションに固定してご使用されることをお勧めいたします。 5.リバースモードは扉の中のいちばん右にあるリバースモードスイッチで選びます。左のポジションがテープの片面だけを再生する片面再生モード、中央のポジションがテープの両面を1回だけ再生する往復再生モード、そして右のポジションはテープの両面を最大8回繰り返し再生する反復再生モードです。 6.前面パネルのいちばん右上にあるフォワード再生ボタンあるいはリバース再生ボタンを押すとアンプの入力切り換えツマミは自動的にテープに切り替わりテープの再生を開始します。すでにテープがセットされていると再生ボタンを押すことにより自動的に電源がオンして入力切り換えツマミもテープに切り替わり再生を始めます。 7.停止ボタンを押すことによりテープの再生、はや送り、まき戻しなど全ての動作は停止します。 8.テープの再生が終わりましたらオープンクローズボタンでカセットホルダーを開きテープを取り出してカセットホルダーを閉じてください。 9.最後にアンプの電源ボタンを押してシステムの電源をオフにします。  9−2 曲の頭だし フォワード再生中に再生ボタンの下にある、はや送りボタンを1回押すとつぎの曲の頭へ、2回押すと2曲先の頭と言うように最大15曲の飛び越し選曲をすることができます。まき戻しボタンを押した場合は逆方向の飛び越し選曲をおこないます。リバース再生中にまき戻しボタンを押すと先の曲を、はや送りボタンを押すとうしろの曲を飛び越し選曲することができます。このとき曲と曲の間の空白部分が短いものや、録音レベルが非常に低いもの、人の会話など録音状態によりましては正しく動作しない場合がありますのでご承知ください。 テープの停止中に、はや送り・まき戻しボタンを押すとテープをそれぞれの方向に高速で巻き取ります。  9−3 録音する(マニュアル録音) マニュアル録音によりチューナーの音を録音することにします。 1.まず始めにアンプの電源ボタンを押してシステム全体の電源をオンにし、録音用テープをカセットデッキのカセットホルダーにセットします。 2.ドルビーNRモード、リバースモードを好みにより選びます。またアンプの録音選択ボタンが録音する機器のポジションになっていませんと録音できません。この録音選択ボタンはエンドレスに切り替わりますので次の要領であわせてください。 3.アンプの入力切り換えツマミをあわせます。放送を録音するときはチューナーのバンド切り替えボタンとチューニングプリセットボタンを押して録音したい放送を前もって受信します。すると入力切り換えツマミがそのポジションに切り替わります。 4.入力切り換えツマミを左へ3つ回すと入力切り換えツマミがテープのポジションとなります。 5.ドルビーNRボタンの左隣にある録音一時停止ボタンを押して録音待機状態にするとアンプの録音選択ボタンが録音したい機器のチューナーになっていますとスピーカーから音がでます。もしスピーカーから音がでていないときは録音選択ボタンを何回か押してスピーカーから音がでるようにしてください。これによりアンプの録音選択ボタンを録音したい機器のポジションにすることができます。 6.扉の中にある録音レベルボタンであらかじめ設定されています録音レベルを必要に応じて調整してください。 7.アンプの録音選択ボタンの設定ができましたら入力切り換えツマミを右へ3つ回し元のポジションに戻します。 8.そしてフォワード再生ボタンを押すとA面に、リバース再生ボタンを押しますとB面に録音することができます。なお、リバースモードが往復再生モードまたは反復再生モードのときにフォワード再生ボタンを押した場合はテープの両面に録音されますが、リバース再生ボタンを押した場合はテープ片面だけの録音となります。 9.録音中に録音一時停止ボタンを押すと録音待機状態となります。また録音一時停止ボタンの左隣にあるオートスペースボタンを押すと約5秒間の無録音部分をつくり録音待機状態となります。5秒以上の無録音をつくるときはオートスペースボタンを押し続けてください。押し続けた時間だけ無録音部分をつくることができます。 10.録音を停止するときは停止ボタンを押してください。  9−4 CDダビング ワンタッチでできるCDダビングの方法です。この方法はCDに納められている曲をカセットテープのA面からB面に自動的に録音する機能です。 1.まず録音したいCD、録音用のテープをセットし好みのリバースモード、ドルビーNRモードを選んでおいてください。 2.そしてカセットデッキの扉の中、いちばん左にあるエディットモードスイッチで好みのダビングモードを選び、その右隣のCDダビングボタンを押すとカセットデッキはテープA面の最初までまき戻しCDプレーヤーはCDの最大レベルを検出して録音レベルの自動設定を行います。ディスクの録音時間によりましては録音レベルの設定に1分程度かかります。 3.テープのまき戻しと録音レベルの設定が終了しましたら自動的にCDの演奏が開始されカセットデッキも録音を開始します。 アルバムダビングモードはテープA面の最後でとぎれた曲を一旦消去しその途切れた曲から再びテープB面に録音していきます。フェードアウトモードはテープA面の終了します少し手前から録音レベルを徐々に小さくしながら録音を続け、途中でとぎれたテープA面の最後の曲から再びテープB面に録音していきます。タイムエディットモードはテープA面の録音時間に入りきれない曲がくるとそれ以降の曲からその録音時間にあてはまる曲を録音してテープの空白部分を極力すくなくするモードです。 4.録音が終了しましたらCDとテープは停止します。  9−5 シンクロ録音 CDプレーヤーあるいはMDデッキの再生と停止に連動してカセットデッキに録音する機能です。 1.あらかじめカセットデッキのリバースモード、ドルビーNRモードをお好みにより選んでおきます。 2.つぎにCDあるいはMDを演奏してください。このときアンプの入力切り換えはその機器のポジションに切り替わります。 3.そしてアンプの録音選択ボタンが録音する機器のポジションになっていませんと録音できませんので、CDの場合は入力切り換えツマミを右へ3つ、MDの場合は左へ1つ回して入力切り換えツマミをテープのポジションにします。 4.つぎに録音一時停止ボタンを押しながらフォワード再生ボタンまたはリバース再生ボタンを押します。これは録音待機状態としながら録音するテープ走行の方向を決めるため、このような操作をおこないます。 5.アンプの録音選択ボタンが録音したい機器のポジションになっていればスピーカーから音がでます。もしスピーカーから音がでていないときは録音選択ボタンを何回か押してスピーカーから音がでるようにしてください。 6.アンプの録音選択ボタン、録音レベルの設定ができましたら入力切り換えツマミを元のポジションに戻してください。CDは右へ3つ、MDは左へ1つ。 7.CDあるいはMDの演奏を停止させてからもう一度演奏させると、カセットデッキが連動して録音を始めます。 8.CDプレーヤーあるいはMDデッキの停止ボタンを押すと演奏が停止してカセットデッキも連動して5秒間の無録音部分をつくり録音待機状態となります。好きな曲を選んだり交換したりして再度再生するとまたカセットデッキも録音を再開します。 9.録音を停止するときはCDあるいはMDを停止させカセットデッキの停止ボタンを押してください。  第10章 時計合わせ、タイマー演奏と録音 時計合わせ、タイマー演奏、タイマー録音の方法についてご説明して参りますが、これらの操作はチューナーのディスプレイ表示のご確認が必要となりますのでご承知ください。設定は付属リモコンで行うことにいたします。  10−1 時計合わせ T−422Mのチューナーは、FM多重放送を利用して自動的に現在時刻を合わせるアキュクロックという機能をもっています。チューナーの電源コードが電源コンセントに差し込まれ通電すると自動的に時刻をあわせます。但しFM多重放送が実施されていない地域や電波の弱い地域ではこの機能が働きません。このときはつぎの要領により手動で時計あわせをおこなってください。 1.手動による時計合わせは電源のオンオフに関係なくすることができます。始めに付属リモコン「2の2 タイマーボタン」を押してアジャストのモードを選んでください。このボタンは押すたびにウイークデイ、ウイークエンド、ワンス、レック、デイセット、アジャスト、そして通常の状態へとエンドレスに変化します。 2.アジャストのモードを選び「2の5 エンターボタン」を押すとオートとマニュアルどちらで時計あわせするか選ぶモードとなりますので、「2の3または2の4 設定ボタン」でマニュアルを選んでください。 3.エンターボタンを押すと、今度は曜日の入力状態となります。「2の3あるいは2の4 設定ボタン」で曜日を選びましたら、またエンターボタンを押して曜日を確定します。 4.曜日が確定されますと今度は時刻合わせの状態となります。時刻の設定は24時間法で行いますので設定ボタンで時刻を合わせてください。 5.最後に「2の5 エンターボタン」を押して時刻を確定すると時計が働きはじめます。停電があったり電源コンセントが抜かれると時計はゼロの点滅をしますので、このような場合再度時計合わせをおこなってください。  10−2 タイマー演奏 タイマー演奏にはウイークデイとウイークエンド、ワンスの3つのモードがあってウイークデイは月曜から金曜に、ウイークエンドは土曜日曜にタイマー演奏させる曜日があらかじめ設定されています。ワンスは設定した時刻に一度だけタイマー演奏させることができます。 1.まず付属リモコンの「2の2 タイマーボタン」を押してウイークデイあるいはウイークエンド、ワンスを選んでください。 2.選びましたら「2の5 エンターボタン」で確定すると、まずタイマー演奏の開始時刻を入力する状態となります。開始時刻の設定もマニュアルの時計合わせのときと同様、「2の3あるいは2の4 設定ボタン」を使って24時間法で入力してください。 3.開始時刻が入力できましたらエンターボタンを押してください。開始時刻が確定されると、今度は終了時刻を入力する状態となります。終了時刻を設定ボタンで入力しますが、このとき開始時刻の1時間後がすでに設定されていますので、開始時刻の1時間後でよければそのままエンターボタンを押してください。 4.終了時刻の入力ができましたらエンターボタンを押して確定してください。今度はタイマーで演奏させる機器を選ぶ状態となります。「2の4 設定ボタン」を押すとFM、AM、CD、MD、テープ、ライン1、ライン2とエンドレスに切り替わりますので、タイマー演奏させたい機器を選んでエンターボタンを押して確定してください。 5.CD、MD、テープ、ライン1、ランイ2の中から演奏させる機器を選んだときはエンターボタンを押した時点でタイマー演奏の設定は終了ですが、FMあるいはAMを選んだ場合は放送局を選んでいただきます。設定ボタンで、記憶されている放送局の中から演奏させたい放送局のチャンネル番号を選んでください。 6.放送局を選びエンターボタンを押すとタイマー演奏の設定は終了となります。 7.最後にアンプの音量調整ツマミで音量を調整し、システムの電源をオフにしていただくとタイマー演奏の準備は完了です。  10−3 タイマー演奏の曜日変更 タイマー演奏させる曜日はあらかじめウイークデイが月曜から金曜に、ウイークエンドが土曜と日曜に設定されていますがこの曜日を変更することもできます。 1.まず「2の2 タイマーボタン」を押してデイセットのモードを選びます。 2.つぎに「2の5 エンターボタン」を押すとウイークデイとウイークエンド、どちらの曜日設定を変更するか選んでいただく状態となりますので設定ボタンで選んでください。 3.そしてエンターボタンを押すとディスプレイにアルファベットでタイマー演奏させる曜日の頭文字あるいはカーソルが表示されます。ディスプレイに表示されるアルファベットは左から順にSの日曜、Mの月曜、Tの火曜、Wの水曜、Tの木曜、Fの金曜、Sの土曜ですがタイマー演奏させない曜日はカーソルで表示されています。 4.エンターボタンを押していくと曜日あるいはカーソルの点滅が移動しますので変更させたい曜日のところへその点滅を移動させてください。 5.「2の3あるいは2の4 設定ボタン」を1回押すと点滅のところの表示が変わり変更されます。 6.変更ができましたらまたエンターボタンを押して点滅を移動させていき、変更を続けてください。土曜のところを点滅させたあとエンターボタンが押されると、デイセットの設定は終了し自動的に通常の状態に戻ります。  10−4 タイマー録音 MDにタイマー録音する場合はMDデッキの入力切り替えスイッチをアナログのポジションに切り替えておいてください。またMDデッキあるいはカセットデッキに、録音用MD、テープをセットし録音レベルも調整しておきます。 1.まず「2の2 タイマーボタン」でレックを選び「2の5 エンターボタン」を押すと録音させる曜日の設定状態となります。 2.「2の3、2の4 設定ボタン」でタイマー録音させる曜日を選んでいただきます。この曜日設定の中にネクストというモードがありますがこのネクストは設定した時刻がきたときに動作するモードです。 3.曜日を選択し「2の5 エンターボタン」を押して確定すると今度は開始時刻を入力する状態となります。開始時刻の設定は時計合わせのときと同様、設定ボタンを使って24時間法で入力してください。 4.開始時刻を入力したのちエンターボタンを押して確定すると今度は終了時刻を合わせる状態となります。終了時刻を設定ボタンで入力しますが、このとき開始時刻の1時間後がすでに設定されていますので、開始時刻の1時間後でよければそのままエンターボタンを押してください。 5.終了時刻の入力ができましたらエンターボタンを押して終了時刻を確定すると今度は録音するソースを選ぶ状態となります。設定ボタンで録音するソース、FMかAMを選んでください。 6.エンターボタンを押すと今度は放送局を選ぶ状態となりますので設定ボタンで録音したい放送局のチャンネル番号を選んでください。 7.エンターボタンを押して確定すると今度は録音する機器を選ぶ状態となります。設定ボタンで録音する機器を選んでいただきますが録音はMDあるいはテープのほかMDとテープ両方でもおこなえます。録音機器を選びエンターボタンを押すとタイマー録音の設定は終了です。 8.最後にシステムの電源をオフにしていただきますとタイマー録音の準備は完了です。タイマー録音は外出中に行うことを考え、録音中はミューティング機能が働きます。  10−5 タイマー動作の停止と再開 1.まず「2の2 タイマーボタン」でウイークエンド、ウイークデイあるいはワンス、レック、どのタイマー動作を停止あるいは再開させるのか選んでください。 2.選びましたら設定ボタンを押してオンあるいはオフに切り換えます。 3.最後にエンターボタンを押すと、タイマー動作の停止再開の設定は終了です。