NEC MateNX MA30H の中古品をゲット
2003年4月13日、
HARD-OFF 越谷花田店
ジャンクコーナーで割と綺麗なパソコン本体 NEC MateNX MA30H があったので買いました。
7,000円でした。
CPUはCeleron300Aです。
そもそもCeleronはCPUコアはペン2だがL2キャッシュなしで発売されました。
これが最悪なパフォーマンスを生む結果となり、Celeron300MHzがペンMMX266MHzの速度に及ばないということでマニアから糞扱いされました。
次にインテルが出したのはCeleron300Aでした。
これは同じペン2のCPUコアにCPUと同じ速度で動作する128KBのL2キャッシュを内臓させたものです。
ペン2はL2キャッシュを搭載するには外部キャッシュしかなかったので、CPUの半分の速度のL2キャッシュで動作していたのです。
結果として、ペン2よりCeleron300Aのほうが高速で動作してしまいました。
おまけにCeleron300Aはクロックアップ耐性が強い(1.5倍で動作した。)ということでマニアの間で大ブレークしました。
前面には CD-ROMドライブと3.5"フロッピドライブがあります。
右側一列に「Powerスイッチ」「Sleepスイッチ」「HDアクセスランプ」「サンウンドボリューム」「ステレオヘッドホンジャック」「USBコネクタ」が並んでいます。
MA30Hって動作音がとっても静かです。
電源を入れても例のファン音のゴーという音が全然聞こえません。
これは家庭サーバー用途としてピッタリです。
音のうるさいのはワイフから電気代の無駄使いと白い目で見られますから。
背面のコネクタ類は「AC電源入力」「K/B」「Mouse」「COM1」「Parallel」「USB」「VGA」「Mic」「Line-in」「Line-out」が標準です。
拡張スロットはPCIが3スロットです。
「56Kbps Modemカード」と「100Base-TX/10Base-T LANカード」が実装されていました。
サウンドには「YAMAHA YMF740B」がビデオには「ATI RAGE UC AGP」チップが搭載されています。
マトモです!
<チェックポイント>
- 本体だけで付属品は一切なし・・・問題なし
- ブックシェルフ型・・・小型
- 筐体の歪みや汚れなし・・・そこそこ綺麗
- CPU:セレロン300A(300MHz)・・・懐かしい
- メモリ128MB・・・PC UNIXには十分
- HDD 4.3GB
- ビデオはATI RAGEUC
- ヤマハサウンド内臓
- PCIスロットx3
- CD-ROM、FDD内臓・・・あったほうが便利
- BUFFALO LGY-PCI-TXD 10/100Mbps LAN内臓・・・必須
- 56Kbps内臓モデム・・・別にどうでも
- インタフェースコネクタ
PS-KB, PS-MOUSE, COM1, PARA, VGA, USBx2, ヘッドホンジャック
<動作チェック>
このスペックだと何にも手を加えなくてもPC UNIXにはピッタリです。
が、あえて動作チェックのために Windows-Xp Pro をインストールしてみました。
インストール中に全てのハードが自動認識されました。
楽チンでした。
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このスペックのハードでも Windows-Xp は問題なく動作しますね。
操作性もちょっと重いかなという程度で実用的に使えます。
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Windows-Xp 以外は他に何にも入れていないのですが、4.3GBのハードディスクの残容量は1.8GBとなりました。
Windows-Xpって大喰らいなのですね。
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MTU/RWIN関係をチェックしてみたらかなり低めに自動設定されたので、再調整したところ、メインマシンと変わらぬインターネット実効速度になりました。
RWINが低めになったのはモデム内臓が原因と思います。
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動作音(ファン)が静かです。
自慢できるようなマシンではありませんが、普通に使うには十分みたいです。
メモリとCPUの交換方法
A が 168pin SDRAM-DIMM スロットです。
2スロットあります。
PC66以上の規格なら何でも大丈夫です。
B が SLOT1 です。
CPUはこのボードごと交換します。
上の写真の SLOT1 の左側に「CPU SELECT」というジャンパーポストがあります。
この写真のシルク印刷通りに設定するとCPUクロックの倍率を変えることができます。
なお、MA30Hで使われているCeleron300Aでは何倍に設定しても「x4.5」で固定です。
HDDの交換方法
背面写真の C と D のネジを外して電源ユニットを取り外します。
この写真の E と F のネジを外してドライブ一体ユニットを背面側に平行移動すると、一体ユニットが外れます。
この一体ユニットから HDD が取り外しできます。
CPU を Celeron 366MHz に交換
2003年7月15日、アキバの じゃんぱら で SLOT-1 Celeron 366MHz の中古をたったの477円(税別)で買いました。
Celeron の Mendocino プロセッサも落ちぶれたものです。
無保証とのことでしたが、経験上CPUの不良はほとんどないことと、この値段だったら最悪オブジェにでもするさ・・・と思って買いました。
交換してみたら何の問題もなく良好動作しました。
MA30H が MA36H 同等に変身しました。
366 / 300 = 1.22倍 の速度アップです。
CPU を Celeron 400MHz に交換
2003年8月28日、アキバの芳林公園近くのジャンク屋で SLOT-1 Celeron 400MHz 大型フィン付きの新品をたったの500円(税込)で買いました。
この店ではどんな SLOT-1 Celeron も一律 500円でした。
この中で一番クロック数が高いのが 400MHz でした。
SLOT-1タイプの Celeron はカタログによると 433MHz が最高なのですが、これは見かけたことがありません。
事実上、SLOT-1 では 400MHz が最高クロックと思ってよいです。
MA30H はスリム筐体のため部品の高さが制限されます。
SLOT-1のゲタに PPGA の Celeron を搭載し、MA30H に実装するのはかなり無理があります。
よって、MA30H ではこの SLOT-1 Celeron 400MHz が最高速度になります。
CPU基板には 09360404-SL39Z 400/66 COSTA RICA と書いてあります。
交換してみたら何の問題もなく良好動作しました。
大型フィン付きでファンがないのですが、このまま取り付けて問題なく動作しています。
ますます動作音が静かになりました。
MA30H が MA40H 同等に変身しました。
400 / 300 = 1.33倍 の速度アップです。