11月9日、社内の若い二人の結婚式があり、
なんと私が頼まれ仲人をやりました。ともかく、全く生まれて初めてことでし
たので、要領がわからず、ドキドキしました。
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結婚式場に11時に到着。ワイフは髪のセットと着物の着付けです。男の私は
この間何にもすることがなく、ソワソワです。作ってきた披露宴でのスピーチ
原稿を何度も見直しました。原稿はWordで作成し、A4用紙に印刷した3
枚をセロテープでつないでパタパタたたんでいました。
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13時に私も、モーニング服に着替えました。男は15分もあれば準備OKで
す。そのまま、新郎・新婦親戚控室へワイフと行きました。
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親戚控室へ行っても当然知らない人ばっかりですから緊張します。一応、自己
紹介を兼ねた挨拶をするのが常識でしょう。
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親戚控室は新郎側と新婦側が別々の入口となっており、両控室の間にはアコー
ディオンカーテンがひいてあります。13時50分より、ご両家対面式でした。
ホテルの司会者の「これから対面式を執り行います。」の合図より、このアコ
ーディオンカーテンがオープンします。「対面式にあたり媒酌人様より口上を
お願いします。」と言われ、私が「本日はお日柄も良く...」の決まりきっ
た挨拶をします。その後、新郎・新婦のお父さんが各親族を紹介します。紹介
が終わると、「媒酌人様より結びの言葉をいただきます。」と言われ、これも
「...幾久しくお付き合いのほどよろしくお願い致します。」と決まりきっ
た内容で結びます。
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14時20分から挙式です。今回はプロテスタント・チャペルでの挙式です。
チャペルも初めての経験でした。新婦のお父さんと新婦以外は指定の席に着席
します。媒酌人は一番前の特別席でした。挙式が始まると新婦のお父さんと新
婦がバージンロードを行進します。難しいステップでゆっくりゆっくり入場し
ます。この後、讃美歌合唱から始まりました。一応全員で歌うことになってい
るのですが、私はキリスト教でないので歌を知らないので歌えませんでした。
また、私の隣では聖歌隊のソプラノのおねーちゃんが奇麗な声で歌うので余計
声が出せませんでした。テレビとカラオケくらいあれば何とかなったかも。挙
式の最後で、新郎・新婦・牧師が結婚契約書にサインします。キリスト教って
やっぱり契約宗教なんだと思いました。このサインの時に媒酌人はちゃんとサ
インされていることを見届けます。
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挙式が終わると今度は記念写真撮影です。今回、私達夫婦だけの写真も撮って
もらいました。ちょっと照れますね。
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休む暇もなく、今度は披露宴参列者を迎えるため、披露宴の金屏風に向かいま
す。行事は流れ作業のように次から次へ進められるのでホッとする間がまるで
ありません。
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披露宴参列のお客様を全員迎えた後、今度は媒酌人の案内で新郎・新婦の披露
宴会場入場でした。真っ暗な中をスポットライトを浴びせさせられて、ゆっく
りゆっくり入場しました。
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指定席に着いて休む暇もなく、司会者の「媒酌人様よりお祝い言葉を頂戴しま
す。」に続いて「本日は誠におめでとうございます。...新郎は優秀な成績
で...。」の媒酌人にとってのメインイベント行事を行いました。前に立つ
とやはり緊張して上がりますので、原稿を間違いなく読むように務めました。
読み終わってホッしました。
<一番辛かったこと>
ご両家対面式〜結婚式〜披露宴が始まって新郎新婦がお色直しでいなくなるま
で、この間約2時間近くありますが、この間タバコを吸えなかったこと。
<その他>
ご両家対面式なんて経験ないので、口上を言うタイミングが判らず、これが一
番焦った。披露宴での媒酌人の口上は、いつも見慣れているのでそれほどでも
なかった。でも、100人以上がシラフで注目していると思うと、やはり、話
のでだしが一番難しい。
媒酌人は注目されている時間が長いので、料理も少ししか食べられませんでし
た。お酒も最後まで酔っ払う訳にいかないので、いつもの披露宴の1/4くら
いしか飲まなかった。