ONKYO 自己破産! (13-May-2022)
悲しいニュースです
経営再建中のオンキョーホームエンターテイメント (大阪府東大阪市) は2022年5月13日、大阪地裁に自己破産を申請し、同日付で破産手続きの開始決定を受けたと発表した。
負債総額は約31億円。
かつては高級音響機器を手がけ、オーディオブームを支えたが、スマートフォンの普及による市場の変化に対応しきれなかった。
オンキョーは1946年、松下電器産業の技術者らが独立して創業した。
音質にこだわったスピーカーやミニコンポを市場に送り出し、日本を代表するブランドに成長。海外でも高い知名度を誇った。
2000年代に入るとスマホで音楽や動画を楽しむ人が増え、業績が悪化した。
2021年3月期には2期連続の債務超過に陥り、同年8月、上場廃止となった。
祖業の家庭用 AV (音響・映像) 機器事業をシャープと米音響機器大手ヴォックスに売却し、再建を進めていたが、今年3月には主要子会社2社も自己破産を申請した。
実質的な事業はなくなり、資金繰りが悪化していた。