smc PENTAX-M 200mm/F4

smc PENTAX-M 200mm/F4 をゲット!

2014年3月12日、smc PENTAX-M 200mm/F4 の中古を 税込310円 で購入しました。 2014年3月20日にリペア完了しました。

付属品は [フロントキャップ 52mm] [リアキャップ K] [Kenko SKYLIGHT フィルタ 52mm] でした。 全部で中古フィルタ1枚以下の価格です。 要はレンズ自体はタダ以下で手に入れたことになります。

格安な理由は、レンズがカビカビだからです。

「リペアが失敗してもフィルタで元は取れる」と考え、 決死の覚悟 で購入しました。



状態確認



リペア

  1. レンズの分解

    1. レンズの焦点を最短に合わせ内臓フードを引き出します。 この状態でフォーカスグリップとフード下の鏡筒を回すと [前玉ブロック] がごっそり外れます。 写真でピンク色のベルトは100円ショップで買った [ゴム製オープナー] です。 瓶の蓋をラクラク開けられるというものです。

       


    2. [前玉ブロック] をレンズが清掃できる迄に分解します。 ここで大変な苦労をしましたが、右の写真のように分解できました。

      • 1枚目レンズのカニ目はとても固くて回せそうにありませんでした。 そこで CRC556 を@の部分にたっぷり塗布して待ちました。 結果、3日後にカニ目が回せました。

      • Aのところにネジが切ってあり、ここで(写真でいう)上下に分離できます。 ところが固くて全然回せませんでした。 Aの部分の一周をガスバーナで加熱してから、2台のコブラレンチでエイヤッと回したら、やっと分離できました。 レンズが格安なら無謀とも思える手段を試すことができます。 ガスバーナーは正確にはごく普通のガスコンロです。 ガスバーナーに見立てて加熱しました。 なお、加熱でレンズを破損するのを回避するため、4枚目レンズを外してからやりました。

      • コブラレンチとは写真のようなゴムバンドで回すレンチです。 ゴムですから、鏡筒にキズを付けることなく力強く回せます。 amazon で売っています。

      • 上下に分離できてからネジ山を見ると、ロックタイトが塗布されていたと判りました。 ですから、加熱することは正解だったです。 加熱することでロックタイト剤が分解したと思います。

       


    3. マウント部の側面に120度間隔で3本ある小さなプラスネジを外すと、まず [外側パーツ] が外れ、そこから見えるカニ目を回すと [後玉ブロック] が外れます。

       


    4. [後玉ブロック] を分解してレンズを分離しました。 [後玉ブロック] には貼り合せレンズが1セットあるだけです。 バルサムの劣化はなく、清掃だけを行いました。

       


  2. レンズ清掃

  3. 組立&チェック



仕様その他

  1. ドキュメント

  2. 仕様は以下です