1998年4月18日、秋葉のDDIポケットコミュニケーションプラザでDL−S26Pの電話番号をGENIOに移しました。
これでDL−S26Pは死んで、GENIO様が生命を持たれました。
1998年6月29日、秋葉のDDIポケットコミュニケーションプラザで解約しました。
これでまたGENIO様は昇天されました。
早速、GENIOでインターネットメールを受信してみましたが、何の問題もなくスムーズにできました。
WWW参照もやってみましたが、白黒画面でオマケに画面の画素数が少ないので、ちょっと辛いです。
インターネット上の
売買情報掲示板
の取引でGENIOを入手しました。
K.Sさんに譲っていただき、15,000円でした。
GENIOはDDIP端末で、正式な読み方は「ジェニオ」ですが、PHS仲間では「ゲニオ」が正しいようです。
文房具屋でGENIOを入れるのにちょうど良い大きさの袋(筆箱ケース?)を見つけました。
細かいメッシュ状の袋なので、着信音が良く聞こえます。
540円でした。
これも前から持っているイヤホンマイク(NTTパーソナルブランド)です。
GENIOは電話しながらメモをとったりできますので、イヤホンマイクが有効に使えます。
GENIOはPIM端末(ザウルスのようなもの)にDDIP・PHSが内臓されているようなものです。
アルファデータ32通信とPIAFS通信ができます。
当然PHS電話としても使えます。
特長は、これだけでインターネットメールの送受信とWWWを開けることです。
CPUはRISCチップでOSはGeoWorksです。
その気になれば自分でアプリケーションプログラムを作ることもできます。(???)
GENIOホームページ
から「GENIO PIM」をダウンロード(無償)しました。
GENIO PIMというのはWindows95上にGENIOのPIM環境を構築するプログラムです。
GENIOと全く同じPIM環境となり、GENIO<-->パソコンとはIr通信(赤外線通信)でデータ交換ができます。
使ってみましたが、なかなかよくできています。
大量のデータインプットはパソコンで行ってGENIOに転送したほうが効率が良いです。
シャープのザウルスでは同じようなプログラムは有償販売でそれも数万円するそうです。
そういう意味ではGENIOは良心的です。
また、オプションケーブル等もザウルスの半額です。
<GENIOのメール機能>
GENIOの通信設定をいじくっていたら、なんとcc:Mailの設定がありました。
どうもcc:Mailモービルコンパチブルの機能が最初から入っているようです。
例として東芝社内のcc:Mailモービルの接続スクリプトが入っていました。
東芝さんの社内メールの標準はcc:Mailと推測されます。
このことは、カタログのどこにも書いていなかったと思います。
私の会社の中もcc:Mailが標準なので、この機能は大変助かります。
これで、GENIOで対応しているメールは
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Nifty, Peopleなどのパソコン通信
-
インターネット(POP3)
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cc:Mail
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Pメール
-
GENIO通しのメモ送受信
-
トランシーバモードでのGENIO通しのメモ送受信
-
ポケベルへのメッセージ送信
と完璧なのに驚きました。
この他、インターネットのWWWを見られるブラウザも内臓しています。(あんまり期待していません。)
これらがPHS内臓なのでGENIO1台でモービル運用ができるのです。
モービル運用はなるべく簡単に軽快にできるべきです。
携帯電話+通信カード+ケーブル+ノートパソコン+ACアダプタ
というのは大袈裟すぎです。
これでは毎日持ち歩く訳にはいかないでしょう。
<RS-232C専用ケーブル>
GENIOのRS-232C端子はミニ12ピンの特殊な形をしています。
この専用ケーブルは「ミニ12P〜D-SUB9P」で定価5,500円もします。
ザウルスの同様な専用ケーブルが10,000円と比べたら半額ですが、それでも高いと思います。
発見しました。
今持っているリコーのデジカメDC-2Eの専用ケーブルがGENIOにピッタリ合いました。
そして、このケーブルを使ってAT互換機とのデータ転送が問題なくできました。
特殊ケーブルはそれなりに規格統一されているようです。
デファクトスタンダードというやつでしょうか。
ちなみにDC-2E(DC-3)用のケーブルはGENIOの倍の長さがあり、定価も3,500円です。
よって次の計算式が成り立ちます。
(5,500円/3,500円)x2倍=3.1倍
すなわち、DC-2Eのケーブルを使うと純正ケーブルより3.1倍もお得と言うことです。
また、このケーブル(純正も)はクロスケーブルですが、今度は HP200LXのケーブルキットの変換ジェンダを使うとストレート接続に変換できて、モデムなどと接続することができます。
リコーのデジカメ,HP200LXを持っている人はGENIOを買わねばならぬという神のお告げだと思います。
<フラッシュパス>
GENIOは外部記憶装置として「スマートメディア」を使っています。
切手大の大きさと薄さのフラッシュメモリカードです。
フラッシュメモリとしては価格も安く、1,000円/MBくらいです。
8MBのスマートメディアが定価8,000円くらいです。
ところが、形が特殊なため、そのままではノートパソコンやデスクトップと接続することができません。
通常PCカードに変換するための「PCカードアダプタ」を介してインタフェースします。
でも、ノートパソコンではPCカードスロットは標準ですが、一般のデスクトップではPCカードスロットはありません。
私としては、「フラッシュパス」が使えないものかと思っていましたが、本当にGENIOでフォーマットした「スマートメディア」が使えるか疑問がありました。
「フラッシュパス」というのは 3.5インチフロップと同じ大きさをしたインターフェースカードで、スマートメディアをフラッシュパスに挿入し、これをパソコンの 3.5インチフロッピドライブに差し込むと、そのままフロッピ同様に読み書きできるというものです。
今回、インターネット上を検索調査してみたら、すでにGENIOのスマートメディアをフラッシュパスで使っている方がおり、問題無く使えることがわかりました。
近日中にフラッシュパスを入手することにします。
現在のパソコンで 3.5インチフロッピを使えるのは常識ですから、これでどのマシンともインタフェースできることになります。
<GENIOに傷防止加工を>
GENIOにはザウルスなどの電子手帳に付いているような蓋(カバー)が付いています。
透明のカバーです。
構造上カバーにはキズが付き易いのです。
透明なのでキズは目立ちそうです。
日曜大工店(大みかのDIYショップ「イサミヤ」)を丹念に探したところ、窓ガラスの飛散防止やキズ防止の透明保護シートが売っていました。
50cm幅で 440円/m で切り売りしていました。お店の人に少ししか使わないからと交渉したら 10cm単位でもいいよとのことで、20cm分購入しました。
当然ですが 88円でした。
これをGENIOの蓋と同じ大きさに切って貼り付けました。
これで安心してGENIOが使えるようになりました。
<GENIOのハングアップ>
GENIOを使っていて、ハングアップすることがあることがわかりました。
再現性はバッチリです。
-
ハングアップ再現方法
Ir通信(光通信)中に、光線を遮るとかしてエラーを発生させる。
このエラー状態を15秒以上保持する。
すると、GENIOが完全にハングアップします。
GENIO本体のリセットボタンを押しても回復せず、復旧はメイン電池,バックアップ電池を一旦抜いて、本体メモリを初期化(当然データは消滅します。)するしかなくなる。
データはスマートメディアのバックアップより回復させます。
-
推定原因
どうもGENIOではリジューム機能により、電源ONや本体リセットで以前の動作を再開しようとします。
ところが、またまたGENIOの省電力機能によりIr通信にデータが15秒以上流れないとIr光源をパワーOFFしてしまいます。
すなわち、Ir光源OFFのくせにIr通信をリトライしようとして無限ループに落ち込むようです。
-
対策
GENIOを使い込むには、スマートメディアへの毎日のバックアップと小型精密ドライバ(バックアップ電池の蓋を外すのに必要。)の常時携帯が必要なようです。
これもGENIOのご愛敬ということで、私は全然気にしていません。
<GENIOでインターネット接続していて気が付いたこと>
-
「インターネット設定1」に「接続ID」「接続パスワード」「メールアカウント」「メールパスワード」「メールアドレス」の設定があります。
「接続ID」「接続パスワード」には接続するプロバイダの指定するIDとパスワードを設定します。
「メールアカウント」「メールパスワード」には開こうとするPOPのアカウントとパスワードを入れます。
当然ですが、接続プロバイダが用意してくれたPOP以外を開こうとすると、その開こうとするPOPのものを設定する必要があります。
「メールアドレス」に何を入れるべきか?ですが、ここの設定のメールアドレスには何を入れても良いようです。
返事をもらいたいメールアドレスを設定すれば良いです。
この何でもない設定についてGENIOメールがどのような扱いになるのかマニュアルに何にも書いていないのです。
使ってみて初めて理解できます。
たぶんインターネット初心者にはわからないでしょう。
-
GENIOにはPIM機能があるので、当然、アドレス帳があります。
アドレス帳には名前,住所を記録できるのは当たり前ですが、更にメールアドレス,電話番号を記録できます。
ここがPHS電話とPHSでインターネット接続できるGENIOの特徴なのですが、電話番号はそのままワンタッチで電話をかけることができます。
また、メールアドレスはメール送信画面でそれが自動的に抽出されて宛先リストとして表示されます。
この宛先リストから選択して宛先を指定します。
ここで問題なのですが、通常宛先は
インターネット友の会
となりますが、アドレス帳に半角カタカナを使うと(全角に変換されずに)半角カタカナが宛先に入ってしまうのです。
これもマニュアルに書いていません。
要注意です。
<GENIOで以下のプロバイダを使ってみました>
POP/SMTPは全てMailBankのPOPを使っています。
プロバイダは単にインターネット接続だけに使っています。
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MailBank 東京ISDN
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MailBank 東京PIAFS
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NetSpace 東京ISDN
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NetSpace 東京PIAFS
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NetSpace 日立ISDN
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DION MAL
(1)〜(5)でのメール読み出しは全く問題無くスムーズです。
DDIポケットのアルファデータ方式の特長として、PIAFSでもISDNでもどちらでも接続できることが挙げられます。
これはプロバイダがPIAFSに対応してなくてもISDNをサポートしておればこれで32kbps通信ができるのです。
NTTPやASTELではこういうことができません。
インターネット接続にはDDIPが絶対有利です。
実際使ってみて、PIAFSでもISDN接続でも体感速度は全く変わりません。
ダメなのが(6)のDIONです。
「パスワードかIDが違うので接続できませんでした」とか訳のわからないエラーが頻発します。
経験上、これはDIONの応答性が悪いためと思われます。
バックボーンが細いかサーバーの性能が悪いのだと思います。
DIONはDDIが行っているプロバイダサービスですよ。
DDIPのプロバイダにDDIのDIONが相性悪いとはどういうことでしょうね。
<御本家・東芝が応援しているGENIO関係のページ>
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GENIOホームページ
-
駅前探検倶楽部
<GENIO関係のページ>
GENIO関連の記事のあるページを検索してみました。
結構あるもんです。
以下のページが見つかりました。
-
まにあっくす
-
名古屋情報倶楽部
-
「たろう&しんや」のほーむぺーじ
-
GENIO
-
ibbs PDA
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ideaeggs
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