Pnasonic KX-PH923F

1999年9月30日に Pnasonic KX-PH923F を入手し、2000年1月17日に解約しました。 ビッグライフ で送料・消費税込で 0円でした。 オマケに「ミッキーとミニーの絵柄の掛け時計」も一緒にプレゼントされました。

まず、今の今まで「KX-PH23F」だと思っていたのですが、送られてきたのは「KX-PH923F」でした。 何が違うんだろう?

取扱説明書には以下のように記載されていました。 すなわち、販売店ルートが違うと型式も変わるようです。 しかし、物は全く同じみたいです。

サイズは 40W x 119H x 19Dで重さは75gの小型で軽い。

KX-PH923F はH゛(エッジと読む。)端末で、ツインウェーブであるのが最大の特長です。 これはデジタルシンセサイザー受信機部が2個あって、一方が通信中でも、もう一方が別の基地局をサーチしており、ハンドオーバーが瞬時に行えるというものです。 当然ですがPメールDX対応でインターネットメールの送受信ができます。 そして表示窓に漢字で48文字一括表示できるというスグレモノです。

フリップなしタイプと大きさが変わらない端末です。 フリップなしタイプにフリップを付けたという感じです。 私好みです。

なが〜い110mmのハイキャッチアンテナが付いています。 かなり格好良いです。 ハイキャッチアンテナの出し入れはスムーズです。 以前のDL-S100ではアンテナの先端を持って本体収納しようとするとボキッと折れそうな感じがしたのですが、この端末はそんなことありません。

液晶はデカイです。 最大漢字を48文字表示できます。 残念なのはアンテナマーク,バッテリマークなどの表示が小さくて見にくいことです。 以前に使っていた東芝「DL-S100」ではここにアニメーションなどが表示されて楽しかったのですが、この端末では月日時刻が表示される程度で楽しくありません。 遊び心がない真面目な端末という印象です。 表示の最下段にソフトキーの機能が表示されます。 これはGoodです!! 各ファンクションはこの液晶にアイコン表示されます。 いちいち字を読まなくても機能をイメージさせるアイコンが表れ、これもGoodです!!

今時珍しいイヤホンマイク端子が付いています。 最近の端末ではコストダウンのために省略されることが多いのですが、トランシーバモードなどで長時間話す時はイヤホンマイクを使ったほうが具合が良いのです。 「ハンズフリー」「端末を操作しながら話せる」の効果があります。

H゛端末ということで、64Kbpsの「αDATA64」がサポートされており、そのコネクタは左側面中央あたりにあります。 この位置のおかげでデータ通信を充電しながら行うことができます。 事務所や家庭内で使う時にバッテリを気にせず安心してデータ通信できます。

無接点充電方式なので接点の汚れの心配がありません。 充電器には直接ACプラグコードが接続されています。 そして充電器自体がかなりコンパクトにできているので旅行のお供に連れていってもあんまりジャマになりません。 一般の端末の充電器のようなあの重いACアダプタが不要なのは大変評価できます。

プレゼントでもらった「ミッキーとミニーの絵柄の掛け時計」です。 早速、娘の部屋に取り付けました。


  1. 取扱説明書は240ページもあります。 説明書というよりブックという感じです。 なかなか読破できません。

  2. フリップは片手で操作する時に通常誰でもやる親指での開ける操作はしづらいです。 中指でやるとスムーズに開きます。 フリップを閉じたままでも電話をかけられます。 よくかける番号には「クイックダイヤル」に登録しておくと便利です。 電話を受ける時は、機能設定にもよりますが「フリップを開く」「ハイキャッチアンテナを伸ばす。」「セレクトキーを2秒以上押す。」のいずれかの操作で可能です。 後ろ2者の方法でフリップを閉じたままで電話に出ることができます。

  3. 電話帳は最大400件の仕様です。 実際に70人分ほど入力してみました。 結構入力し易いです。 1人分の登録に対し電話番号が3つ,メールアドレスが4つ,メモ,グループ設定が入力できます。 そして電話番号とメールアドレスには「マークなし」「PHS」「携帯電話」「ポケットベル」「自宅」「会社」「FAX]の7つのマークが付けられます。 このおかげで、従来複数に分割していた同一人物への電話帳登録を1つの登録にまとめることができます。

  4. 待ち受けモードは「公衆」「家庭」「公衆&トランシーバ」「公衆&家庭」のいずれかに設定可能です。 私の使っている親機MO−510(京セラ)に登録してみました。 親機からPH923Fを呼び出すとなぜかコール音8回目にならないと着信音が鳴ってくれませんでした。 PH923Fから親機を呼び出すとただちに親機の着信音が鳴ります。 会話自体は問題ないです。 この組み合わせではやや難ありです。

  5. PメールDXの受信メール容量は「全角150文字で100件」となっています。 計算するとメモリ量は32KBくらいではないかと思われます。 DL-S100が「全角1000文字で80件」で160KBだったので、こちらから乗り換えた私にとっては非常に少なく感じられます。 パワーユーザには少なすぎです。

  6. PメールDXの受信メール表示は6×4,8×5,8×6の表示に切り換えできます。 私がこの端末を撰んだのは「最大48文字表示」「フリップ」で、表示文字数が多いのが最大の利点だと思っています。

  7. PメールDXでの機能のうち、PH923Fにはあって DL-S100にはなかった機能に「署名登録」「メールの選択受信」があります。


  8. 受信メールのタイトルに表示される時刻ですが、DL-S100ではメール受信時刻が表示されます。 もちろんある操作をして相手が送信した時刻を表示させることもできますが、この送信時刻を表示させる操作が大変面倒なのです。 ところが、PH923Fではメールのタイトルに表示される時刻は相手が送信した時刻を表示します。 スペック的には PH923Fのほうが正しいと思います。 自分が受信した時刻や相手のメールアドレスフル表示も十文字ファンクションキーで簡単に切り換えられます。

    メール受信時刻など表示しても何の意味もない訳で、相手の送信時刻に対して受信タイミングが適切であったかのほうが重要だと思うのです。 この意味でDL-S100を設計した人はメール交換をやらない人だったのではないかと思います。

  9. 着メロ機能はすごく良くなっています。 着メロのためだけと思われるダイナミックスピーカ搭載で音域は4オクターブも出ます。 音が良いです。 着メロは最大10曲登録でき、購入時は「ラブミーテンダー」「ハレルヤ」「運命」「カルメン」が入っています。 これらの曲に上書きして登録することが可能です。 元の曲に戻したい時は上書きした曲を消去すれば元に戻るという不思議な仕様になっています。 さて、曲の登録なのですが、DDIポケットのコミプラから「着信メロディ」のパンフをもらってきて、手でチマチマ入れることができますが、お奨めなのはPメールDXに着メロファイルを添付して送ってもらい、それを登録するのが手っ取り早いです。 それをやってくれるサイトがあります。

  10. 着メロのもう1つの方法として「録音メロディ」があります。 これは16秒以内の音声を録音して、例えば「ひろしくん、電話ですよ!」などという音を着メロにするというものです。 この例では会社などで、鳴ったら恥ずかしいですね。 彼女のささやきなら良いかも?

  11. DDIポケットのPメールDXでは「画像ファイル」と「着メロファイル」をには添付ファイルとして一緒に送ることができます。 それらは端末で受けて、見れたり音を鳴らしたりできます。 この添付できる「画像ファイル」について研究している PDXガーデン がありましたので、紹介します。

  12. 「サーチウェーブ」と言って最適な基地局を探してくれる機能があります。 これはアニメが出て面白い。 PHSくんが出る時と白鳥さんが出る時があるのですがこれは何を基準に切り換えているのだろう?

  13. バックライトは「常時ON」「夜のみON」のいずれかに設定できます。 「夜のみON」では 16:00〜8:00 の時だけバックライトが点灯します。 「夜のみON」はバッテリ消費を押さえる上で便利な機能です。 バックライトの色はオレンジまたはグリーンに変えることができます。

  14. ダイヤリングした時に相手が出るとLEDやバイブで教えてくれる「応答通知」があります。 これは便利です。 特にこの端末では相手が出るまでに最初「プップップッ」という音がしますが途中から無音になってしまうので私としては非常に不安になってしまう訳で、この不安を解消してくれるのに役立ちます。

  15. イヤホンマイクを使った時に便利なのが「自動着信」機能です。 私は結構イヤホンマイクを使います。 電話がかかってくると自動的に通話状態になります。

  16. 留守番応答には女性の声の固定メッセージが使えます。 私は自作メッセージを録音するのは苦手なので、この固定メッセージの有無を重視します。 だって、私の不気味な声で応答するよりウグイス嬢が応答してくれたほうがうれしくありませんか?

  17. 「アイコン作成」機能があります。 アイコンを作ってそれをPメールDXに添付して送るというものです。 基本アイコンは既に200個登録されています。 たぶんこの機能はパナソニック同志しかダメなので使う範囲が限られます。

  18. 便利機能というかあってもなくてもどうでもよい機能があります。 しかし、あればいざという時に使うかもしれない。 その機能は以下です。