Panasonic RF-2400A

Panasonic RF-2400A をゲット！

2016年9月26日、ポータブルラジオ Panasonic RF-2400A の中古が税込1,000円でした。

アナログチューニングで FM 補完放送 対応ポータブルラジオです。

状態は並みの中古です。 やや汚れやキズがありますが、各種動作は正常でした。

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RF-2400A の前作は RF-2400

1. RF-2400A の前作は RF-2400 です。
   
   
   • RF-2400 のダイヤル面にあった [TV1] [TV2] [TV3] の表示がなくなり、周波数表示だけになりました。
     
     
   • この変更は地上波のテレビ放送が消滅したためです。
     
     
   • [RF-2400] → [RF-2400A] の変更点は基本的にはこれだけです。 デザインも同じです。
     
     
2. RF-2400 にあった問題点
   
   
   • 初期の RF-2400 では音量ボリュームが短時間でガリ音が出たり、使えなくなったりしていました。
     
     
   • 後期型の RF-2400 ではボリューム変更にて耐久性を向上させたらしい ・・・
     
     
   • 後期型の RF-2400 の後継機として発売された RF-2400A では、この問題は解決されているはずです。
     
     

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スイッチや端子など

1. [バンド] スイッチ ・・・ 電源スイッチを兼ねる [OFF]-[FM]-[AM] バンド切換スライドスイッチです。
   
   
2. [同調] ノブ ・・・ 回転させて受信周波数を変えます。 放送局に受信周波数が合うと [同調] ランプが点灯します。
   
   
3. [音量] ノブ ・・・ 音量を調節します。
   
   
4. [音質] スイッチ ・・・ 音質を [音楽] [ニュース] に切り換えます。 電波が強ければ、常時 [音楽] 位置でよいと思います。
   
   
5. イヤホン端子 ・・・ イヤホンで聴く時に使います。 適合プラグは 3.5mm モノラルミニです。
   
   
6. [AC IN] 端子 ・・・ AC100V で電源供給する時に使います。 メガネ型プラグが適合し、付属の AC コードを挿入します。
   
   
7. 電池ホルダ ・・・ 乾電池で使う時は、単3乾電池×4本を挿入します。
   
   

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使ってみました

1. デザインなど
   
   
   • ダイヤル面の白黒のコントラスト、全体のシルバーの渋さ、アクセント的に赤とオレンジの色使いと、デザインは良いです。
     
     
   • 大きさはポータブルとしてはちょうど良いです。
     
     
   • FM はロッドアンテナで、AM は内蔵バーアンテナで受信します。
     
     
2. FM 補完放送 に対応
   
   
   • FM 補完放送は 90〜95MHz 帯で放送されます。 AM 放送の FM サイマル放送ですが音が良いです。
     
     
3. 感度
   
   
   • FM の感度は良いです。 越谷でも IBS 茨城放送の FM 補完放送が良好に受信できています。
     
     
   • AM は 120mm 長のバーアンテナを使っているため、感度は良いです。 夜になると関西の放送も受信できます。
     
     
4. 音質
   
   
   • ラジオ音質としては良いほうです。 内蔵スピーカは直径 100mm ありますが、低音はあまり出ません。
     
     

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内蔵基板

1. 内部の基板などの構成
   
   
   • 基板は [ラジオ基板] [電源基板] の2枚です。 右の写真をクリックすると拡大画像を表示します。
     
     
   • [ラジオ基板] には SONY CXA1019S が搭載されています。
     
     
     • 全ての FM/AM ラジオ受信とスピーカ駆動を行うスーパーチップです。
       
       
     • CXA1019S 以外に IC やトランジスタは一切ありませんでした。
       
       
   • カバーを開けた後にネジ止めされているのは [電源基板] だけです。
     
     
     • 1本です。 これ以外に外すネジはありません。
       
       
     • [ラジオ基板] やスピーカはネジを外すことなくケースから分離できます。
       
       
       • [ラジオ基板] は裏カバーのネジで固定されます。 ネジ穴の位置が裏カバーのネジ穴と同心です。
         
         
       • スピーカは裏カバーに付いたスプリングで押し込み固定されます。
         
         
2. 回路図
   
   
   • 基板から回路図を起こしてみました 右の回路図をクリックすると元のサイズの回路図を pdf で表示します。
     
     
     • 多少の間違いはあると思います。 信じないでください。
       
       
     • CXA1019S を使うことにより、回路はかなりシンプルです。
       
       
     • あちこちでコストカットされています。 製造コストはかなり低いと思います。
       
       
     • 電解コンデンサは中国 JAMICON で信頼性にイマイチ不安があります。 液漏れ等の不具合をよく見かけるメーカです。
       
       
   • 重大な設計不良があった！
     
     
     • スピーカやイヤホンへの出力の電解コンデンサ C23 470uF/6.3V の極性が逆という重大な不良がありました。
       
       
     • 常に 3V 程度の逆電圧がかかっているので、そのうち故障する可能性があります。
       
       
     • 基板のシルク印刷の極性表示も逆になっているので、これは間違いなく設計不良です。
       
       
3. その他
   
   
   • チューニング機構はマトモな糸かけ構造になっています。
     
     
   • スピーカは、口径 100mm でマグネットも大きいマトモなスピーカです。 SAMCO 4Ω 2.5W と書いてあります。
     
     
   　
   
   

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仕様その他

1. ドキュメント
   
   
   • RF-2400A 取扱説明書
     
     
2. 仕様は以下です。
   
   

   項目	スペック
   受信周波数	FM 76〜108MHz AM 525〜1629kHz
   スピーカ	直径100mm 丸型 4Ω
   出力端子	イヤホン 8Ω 直径3.5mm ミニジャック
   実用最大出力	640mW (JEITA)
   電池持続時間	スピーカ使用時 (マンガン乾電池) 　FM 受信 約37時間 　AM 受信 約47時間
   電源	AC100V 50/60Hz DC6V (単3乾電池×4本)
   消費電力	3.0W
   AC100V 電源で使い 電池スイッチ OFF 時の消費電力	0.5W
   最大外形寸法	234(W)×120(H)×62(D) mm
   質量	740g (乾電池含む) 670g (乾電池含まず)
   付属品	電源コード 取扱説明書
   発売日	2010年9月17日
   定価	オープン (実売価格5,000円前後)

   
   

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