2005年5月14日、
トレージャーファクトリー越谷店
で MW/SW/FM BCL ラジオ National RF-B10 を正規中古コーナーで見つけ購入しました。
カセットケースサイズの手乗り BCL ラジオです。
6ヵ月保証付きで税込1,280円でした。
状態はヘコミ・錆・汚れ・キズがほぼない美品で、付属ソフトケースも完備です。
既に生産中止からかなり経っているので、この状態のものが存在すること自体、奇跡としか言いえようがありません。
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National RF-B10 は 1986年に定価13,900円(税別)で新発売されました。
別名は「Proceed B10」と呼ばれました。
ブランド名が「National」となっているのがアンティークの証拠です。
(現在は Panasonic ブランドになっています。)
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最近のラジオでは、なかなか無い
Made in Japan
です。
貴重です!!!
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右の写真が付属のソフトケースです。(型番 RQD237ZA)
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パームトップ・ラジオというか手乗りラジオというか、ともかく小さくて軽いです。
これならカバンの片隅に入れて常時携帯が可能です。
Yシャツのポケットにも入ります。
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作りはかなり良い部類です。
ただし、質感を感じるとか持つ喜びを味わうほどではないです。
ロッドアンテナの最外側は黒塗りで根元にオレンジ色のストライプと「FM-SW ANTENNA」とシルク印刷されている辺り、一応デザインに凝っています。
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短波帯はバンドスプレットになっていて、75, 49, 31, 25, 19, 16mb が受信できます。
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周波数スケールに「FEN」「NSB1」「NSB1」の文字が記入されているので、これらの放送局を選局する際に便利です。
(現在では FEN は AEN となっていますが読み換えればOKです。)
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「TUNE」ノブの動きは割と良いです。
バックラッシュは感じません。
ピタッと同調しやすいです・・・さすが BCL 用!
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小さいですが、感度はかなり良いです。
「SENS」スイッチがあって、受信感度を DX / LOCAL に切換できます。
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赤い LED のチューニングインジケーターがあって、放送局に同調するとその受信レベルに対応した明るさで点灯します。
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音質はラジオ臭い音で、いかにも BCL という感じです。
「TONE」スイッチがあって、音質を HIGH / LOW に切換できます。
HIGH だとキンキン気味なので、LOW のほうが聴きやすいです。
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気楽に音楽を楽しむ用途より、出張時に一緒に持って行き、苦労して珍しい放送局を受信する用途に合います。
主な仕様
・受信周波数 MW : 530〜 1605 kHz
SW1: 3.88〜 4.0 MHz
SW2: 5.95〜 6.2 MHz
SW3: 9.5 〜 9.9 MHz
SW4: 11.65〜 12.05 MHz
SW5: 15.1 〜 15.6 MHz
SW6: 17.55〜 17.9 MHz
FM : 76 〜108 MHz
・アンテナ MW : フェライトバーアンテナ
SW/FM: ロッドアンテナ
・スピーカー 直径50mm 丸形
・実用最大出力 (不明)
・出力端子 イヤホン端子(φ3.5mmモニラルミニジャック)
・電源 単3電池×2本
・消費電力 (不明)
・最大外形寸法 110(W)×70(H)×24(D)mm
・質量 194g(単3乾電池含む)
既にメーカーサイトには RF-B10 の情報の掲載がありません。
ネット上に残っている情報を掻き集め、更に実測を加え、記載しました。