Sirius Technologies ST303U
Sirius Technologies ST303U をゲット!
2019年1月4日、
秋月電子通商八潮店
の新春初売りセールで 5千円福箱 が販売されました。
その
5千円福箱
に入っていたのが、この
Sirius Technologies ST303U
です。
他にも値打ちのありそうな品物が入っていたので、この Sirius Technologies ST303U は千円程度で買ったことになるのかな?
4チャンネルデータロガーです。 パソコンとのインタフェースは USB2.0 です。
[電圧センサ] [電流センサ] [温度センサ] [USB ケーブル] [CD-ROM] が付属しています。
秋月で ST300U シリーズの
Sirius Technologies ST301U
が9,700円ですから、本機もそこそこ高いと思います。
amazon
で本機と全く同じ
湿温度監視・記録データロガー ST-303
が送料税込
85,970円
で売られています!
端子やランプ、付属センサケーブルの説明
トップ面にある LED
ロギングデータ取り込み中は赤点滅します。
サイド面にある mini USB 端子
付属の USB ケーブルを介してパソコンと通信し、各種設定や収集したロギングデータを取り込みます。
サイド面にある4つの 2.5mm ステレオジャック
このジャックにセンサケーブルを接続します。
付属のセンサケーブルは3本
[S1:0〜10V 電圧センサ] [S3:4〜20mA 電流センサ] [S4:温度センサ] それぞれ1本ずつです。
センサケーブルの片側は 2.5mm ステレオプラグになっています。
特殊なプラグではないので、センサケーブルの自作も可能と思います。
各センサケーブルの接続イメージは以下の図の通りです。
以下は、私が独自に調査した各センサケーブルの回路図です。
間違っているかもしれず、あくまで参考です。
ソフトウェア
セットアップ画面
パラメータの説明
# の数字がセットアップ画面に補足した数字と対応します。
青文字が日本語訳です。
誤訳があるかもしれないので、黒文字のオリジナル英文も参考にしてください。
ST303U 内蔵基板
右の写真は内蔵基板です。
写真をクリックすると大きな写真を表示します。
サイズは 40×55mm で小さいです。
基板は合計3本 (ボトムカバー1本+内部2本) のネジを外すと取り出せます。
内蔵バッテリの CR2032 交換は、このように基板を取り出さないとできません。
主な使用 IC は以下です。
メーカ
型式
使用数
備考
TI
M430F437-80
1
Mixed Signal MicroController
基板全体を制御する MCU
ATMEL
AT25256
4
SPI Serial EEPROM 256K (32,768 x 8)
このメモリにロギングデータを蓄積します
SILICON LABS
CP2103
1
Single-Chip USB to UART Bridge
USB〜UART 変換器
使ってみました
デザイン
ST303U 本体は 45×61×16mm、30g と、とても小さくて軽いです。
ST303U の内部にはリチウムボタン電池の CR2032 が実装されており、これが ST303U を駆動します。
USB からのバスパワーで ST303U を駆動している訳ではありません。
最初、このバッテリ駆動がわからず、ST303U を使う時は常にパソコンと接続が必要と思って焦りました。
当然ですが、電池寿命になったら交換が必要です。
合計3本 (ボトムカバー1本+内部2本) のネジを外すと交換できます。
このことより、以下の運用になります。
パソコンと接続して、[ロギング開始日時] などのパラメータを設定をしてから [Save Setting] します。
[時刻] [ロギング終了日時] は自動で入るようです。
ST303U 単独でロギング開始します。
ロギングが終了したら、再度パソコンと接続しロギングデータを取り込みます。
ソフトウェアをインストールしました。
[ST300 DataLogger] ソフトと [CP210x] ドライバの2つをインストールする必要があります。
付属の CD-ROM のソフトウェアは Windows-Xp 対応となっていたので古そうです。
そこで、秋月の
ST-301 の質問と回答
にあった以下のソフトを Windows10 (64bit) にインストールしました。
ST300_DataLogger_Setup.zip
CP210x_VCP_Win_XP_S2K3_Vista_7.zip
動作確認しました。
Windows10 (64bit) で特に問題なく良好に動作しました。
ちょっとした温度監視などにイイかもしれない ・・・
ロギングデータは不揮発性メモリ (EEPROM) に蓄積されるので安心できます。
仕様など
ドキュメント
Sirius Technologies ST303U Datalogger User Manual V1.0
仕様