無線 LAN 化しよう!
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アパートは電話モジュラージャックが玄関の靴箱の上と言う、建てかたがちょっと昔風です。
ADSL なのでモデムはここに置くしかなく、そうなると LAN ケーブルをキッチンを通過して部屋まで配線する必要が出てきます。
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ケーブルを床上を這わすにしても、天井を通すにしても、いずれにしても不細工になってしまいます。
そこで 54M 無線 LAN でリンクすることにしました。
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ノートパソコンに無線カードを挿入して、パソコンインターネット環境はバッチリです。
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1ルームなので電波は常に見通し距離です。
ネットワーク機器を設置しました
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So-net ADSL 50M+ でレンタルされる ADSL モデムルーターは
NEC Aterm WD735GV
です。
写真の一番右の機器が WD735GV です。
真中は
BUFFALO WZR-HP-G54
無線付き高速ルーターです。
左端で手前の電話機は
Panasonic VE-SV03DL
という PHS ワイヤレス電話機です。
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WD735GV にはルーター機能があって、これはブリッジモードにはできないようです。
ですからルーターとして使うしかありません。
(ただし、イーサーポートは1つしかありませんので、複数機器を接続する場合はスイッチング HUB が必要になります。)
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WD735GV のイーサーポートに WZR-HP-G54 を接続して、無線 LAN 化しました。
ただし、単純に WZR-HP-G54 の WAN ポートと WD735GV を接続してしまうとルーター/ルーター構成になってしまう(動作はしますが。)ので好ましくありません。
そこで、WZR-HP-G54 をブリッジモードに設定変更して、HUB 付き無線 AP(アクセスポイント)としました。
この場合、WZR-HP-G54 の LAN ポート HUB に WD735GV を接続し、WAN ポートは使いません。
HUB のポートは3ポート余るのですが、ここに追加 LAN 機器を接続することができます。
将来的に、ここにインターネット・マイクロサーバーを接続する予定です。
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WZR-HP-G54 は HP(ハイパワー)仕様になっているので、一般の無線機器の出力30mW に対し、100mW となっています。
よって、√(100/30)=183% 電波が強いです。
電波法ギリギリまで出力を上げています。
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HP 仕様は同時に電波受信部にブースターを内臓しているので、耳が良い(感度が良い。)です。
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実は WD735GV にも無線カードを実装するスロットがあってここに指定された無線カードを実装すると、無線ルーターとしても動作できます。
指定された無線カードは NEC 製で高いし、自由度が制限されますので、私のように無線 AP をつないだほうがよいと思います。
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WD735GV は VoIP 電話機能を内臓しています。
私は NTT 電話を引かずに、回線契約をタイプ2の ADSL 専用線として使っています。
よって、固定電話はこのIP電話オンリーです。
電話番号は「050-3589-89**」です。
携帯電話や PHS からでもかかります。
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WD735GV の設定でデフォルトの市外局番を「048」にしたので、体は戸塚に居るのですが、越谷市内には市外局番なしでかかります。
逆に戸塚へかける場合は「045」からダイヤルする必要がありますが・・・
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デスクトップパソコンはミニミニサイズの
Dell OptiPlex SX260
です。
15インチ TFT モニタ Dell E153FP と無線キーボード&マウス BUFFALO BKBU-WJ109-SV の組み合わせで使っています。
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遠方にあるラックの一番下の段の一番左にあるのが SX260 です。
高性能にも関わらず、とっても小さいので、このようにラック収納できています。
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ノートパソコンの
SONY VAIO PCG-SR1M
も使っています。
今となってはあまり性能は良くないのですが、デザインが気に入っているし、ウェブアクセスやメール送受信で特に不満はありません。
Windows 2000 Professional で動作させています。
メーラーは Eudora Pro です。
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ノートパソコンには無線LAN カードということで、2005年12月23日に入手した HP 仕様の
BUFFALO WLI-CB-G54HP
を使いました。
WZR-HP-G54 と相性が良く、送受信とも電波の強さ100% でリンクしています。
「AOSS」という BUFFALO 製品同士の無線 LAN 自動設定機能があって、何にも考えなくても AOSS ボタンを押すだけで強力なセキュリティ設定が自動的に行われます。
・・・人間どんどんバカになる・・・
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WLI-CB-G54HP はハイパワーで電波が強いことより、受信ブースターが入っていて受信感度が高いことのほうがメリット大です。
近所のダークアクセスポイントもキャッチできるようになりました。
街に出かけた時もこの高感度が役立つと思います。
お奨めです。
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ノートパソコン VAIO PCG-SR1M の操作を快適にするため、無線マウス
ELECOM M-D3URSVD
を使っています。
これはアキバのブレスで 2005年12月23日に税込1,380円の特価で買いました。
標準サイズの無線マウスがこの値段なら安いと思います。
USB 仕様になっていて、USB スティックタイプの親局とマウスが27MHz帯の電波で通信します。
実際に使ってみてワイヤがないのが素晴らしく良く、動作感もワイヤ付きマウスと変わりません。
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困ったのは、インターネットラジオや HDD ビデオレコーダーなどの LAN が必要な家電品の接続でです。
どうやってインターネットに接続するか? 無線子機機能があるアクセスポイントを買ってきて HUB で分配する必要がある・・・面倒・・・機材が多くなる。
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2005年12月10日、いろいろ探して写真の
BUFFALO WLI-TX4-G54HP
を税込8,400円で入手しました。
これは無線 LAN/有線 LAN ・メディアコンバータという代物です。
4ポートスイッチング HUB 機能があって、無線 LAN/有線 LAN を変換してくれます。
HP 仕様なので従来品の 210% も通信距離が伸びる性能もあります。
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これを使えば、伝送路は無線 LAN だが機器への配線は有線 LAN で、かつ、複数機器に分配できます。
まさに無線スイッチング HUB のイメージです。
パソコンをつないだって構いません。
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WZR-HP-G54 と相性が良く、送受信とも電波の強さ100% でリンクしています。
「AOSS」という BUFFALO 製品同士の無線 LAN 自動設定機能があって、何にも考えなくても AOSS ボタンを押すだけで強力なセキュリティ設定が自動的に行われます。
・・・人間どんどんバカになる・・・
自分で回線調整しました
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WD735GV の管理画面にアクセスすると ADSL のキャリアチャートが表示できます。
このキャリアチャートを見ながら、自分で回線調整をやってみました。
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回線調整に必要な機材は EMC コモンモードノイズフィルタです。
ミヨシ
NTF-22 と
NTT-AT DMJシリーズ
DMJ6-2L を使います。
このフィルタを 壁モジュラージャック〜WD735GV 間に入れます。
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壁モジュラージャック〜WD735GV 直接接続
下り 21.760Mbps / 上り 1.088Mbps、SNR=6dB、Mode=Quad Spectrum
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写真のように、壁モジュラージャック〜WD735GV の間に NTF-22 と DMJ6-2L を入れる
下り 23.296Mbps / 上り 1.728Mbps、SNR=5dB、Mode=Quad Spectrum
SNR は少し落ちてしまいましたが、リンク速度は上下ともアップしました。
しばらく、これで使って監視してみようと思います。
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SNR はノイズマージンのことで、一般に以下のように言われています。
- 4dB 未満 : 接続が不安定になりやすい
- 4〜8dB : 標準
- 8dB 超 : マージン過多
目安として SNR=6dB が標準です。
6dB だと信号はノイズの2倍の電圧なので必要十分と思います。
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ADSL が安定しない時は
- SNR を上げる
- リードソロモンコードのインターリーブ値を長くする
の調整をやります。
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右の図は回線調整後のキャリアチャートです。
(この図をクリックすると大きな図が表示されます。)
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キャリアチャートを見ると、戸塚では AM ラジオが入りにくいことが幸いしてか、AM 放送局の影響は全く受けてないようです。
ISDN の影響も皆無でした。
今回のアパートは全て1ルームなので単身者ばかりです。
こういう人達は NTT の電話を引かずに携帯電話オンリーとしているケースがほとんどで、これが幸いしていると思います。
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毎日毎日、だんだん ADSL の安定度が上がってきているような気がします。
ACCA が見えざる手で調整してくれているのかな?