SONY SRF-A300 (2号機) をゲット!
2022年11月14日、東京台東区の O さんから FM/AM ホームラジオの
SONY SRF-A300
の中古品を寄贈していただきました。
発売は1993年10月21日で、定価は10,800円 (税別) です。
FM STEREO 受信は当然として、
AM STEREO
受信できることが特長のラジオです。
今では AM STEREO は黄昏ですが、当時は最新技術でした。
今や貴重な
MADE IN JAPAN
です。
程度&動作チェック
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外観
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製造シリアル番号は [65224] です。
付属品のキャリングベルトは欠品でした。
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全体にかなり綺麗な逸品です。
綿埃の付着はありますがキズやスレのない良い状態です。
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ロッドアンテナの損傷はなく良好です。
電池ボックスに液漏れ跡はなく綺麗です。
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電池ボックスカバー (蓋) に貼り付けてあるクッションスポンジがボロボロでした。
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電源 ON にてチェック
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AC100V プラグを壁コンセントに挿入して [電源] スイッチ ON したら動作しました。
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各スイッチの動作や [TUNE] ランプ点灯は正常です。
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FM/AM とも良好に動作し、感度は良いです。
FM/AM ともステレオ感があります。
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ダイヤル面の照明が暗い感じがします。
暗闇ではダイヤルの周波数数字がボーと浮かび上がるので、これでイイのかも?
リペア
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綿埃の付着がある
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電池ボックスカバーのクッションスポンジがボロボロ
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このスポンジが無くても動作に問題ないので、無水アルコールで完全に取り去りました。
各部の名称
使ってみました
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デザイン
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280(W)×139(H)×75(D)mm / 1.3kg と大きく、ホームラジオサイズです。
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左右にスピーカがあるステレオ仕様で、ダイヤルが中央にある良いデザインです。
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同調操作しやすく、放送局に同調すると [TUNE] ランプが点灯します。
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[AM STEREO] に対応していますが、現在では関東で1局 (ニッポン放送 1242kHz) しかステレオ放送していません。
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FM はロッドアンテナ、AM は内蔵バーアンテナで受信します。
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[STEREO] ランプが無いので、ステレオかどうかは耳で判断することになります。
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電源
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下の写真は電池ボックスで、AC100V/電池 駆動の両用です。
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AC100V コードは本体に括り付けで、綺麗に束ねれば電池ボックス内に収納できます。
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単3アルカリ電池×4本でも駆動できます。
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電池駆動時間は最大38時間なので、そう持ちません。
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以上の制約を考えると、SRF-A300 は AC100V 駆動で固定設置のホームラジオとして使うのが良さそうです。
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受信周波数範囲
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FM は 76〜90MHz / AM は 530〜1605kHz
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アナログ同調の曖昧さで、関東ではワイド FM の [TBSラジオ (90.5MHz)] [文化放送 (91.6MHz)] が受信できました。
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無改造で聴きたい文化放送がステレオのワイド FM で聴けてラッキーです!
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感度と音質
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FM の感度は良く、音も良いです。
ステレオ感もあります。
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AM の感度は良く、AM としては音が良いと思います。
ステレオ感はほんわりソフトです。
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音が良く音量感もあってホームラジオとして満足できる製品です。
内部を覗く
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分解
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リアパネルに見えるネジ×6本を外すとリアカバーが外れます。
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次に機構部を留めるネジ×4本を外すと左の写真まで分解できます。
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スピーカには 8Ω 1W のマトモそうなものが使われていました。
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ラジオ基板
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ラジオ基板は細長くトップパネル側に設置されています。
ラジオの大きさに比べると小さくビックリ!です。
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ダイヤルパネル照明用 LED もこの基板に載っています。
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[緑色 1.6mm ドーム型 LED]×2本で、内側のダイヤルパネル板に光を当てています。
仕様など
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ドキュメント
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レビュー記事
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改造記事
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仕様
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発売情報
項目 |
内容 |
発売日 |
1993年10月21日 |
定価 |
10,800円 (税別) |