1998年6月13日〜21日の9日間もロサンジェルスへ遊びに行きました。
根城にしたのは、ロサンジェルス近くのトーランスのホテルです。
トーランスはトヨタやホンダなど日系企業の多い所で、町全体で結構日本語が通じます。
それでは、ロサンジェルス記録を報告します。
1998年6月13日(1日目)
東京国際空港(成田)のD95ゲートです。
少し早めに行ったので誰もいませんでした。
これが乗り込むマレーシア航空のMH092便です。
機種がB747-400です。
成田を6/13 19:30ころ離陸。
成田はすごい雨でした。
飛び立ってからもしばらくは飛行機が大揺れし、不安でした。
マレーシア航空は国際路線に珍しく喫煙席があるんです。
成田で搭乗券の予約をする時に、「タバコを吸うんだけれど、皆に迷惑をかけたくないんで、窓際の席ありますか?」というとOKとのことで、窓際でかつタバコが吸える席を確保できました。
マレーシア航空は座席を予約できるのです。
機内のサービスもかなり良いほうだと思います。悪くないですね。
次もマレーシア航空にしよう。
飛行機も乗り疲れて飽きてきた頃、アメリカの陸地が見えてきました。
陸地が見えても更に1時間は飛行します。
ロサンジェルス行きはだいたいまずサンフランシスコをめざし、サンフランシスコの上空を南下してロサンジェルスに向かうのです。
それでも陸地が見えると「もう少し」という気分になります。
6/13 12:40にロサンジェルス空港に着陸。
無事でした。
ロサンジェルス空港はいつもながら、すごい人で税関を抜けるたのは14:00頃でした。
ロサンジェルス空港よりホテルへ直行しました。
トーランスプラザホテル348号室です。
ロサンジェルスからトーランスまでは車で15分くらいです。
周りにはトヨタやホンダの会社があるので、周りは日本人町のようです。
ホテルでも日本語が通じます。
しばらくホテルで休憩してから、ロングビーチ,レドンドビーチあたりを見学しました。
夕食はビヤハウスにて地ビールを賞味しました。
HeffWeisen, Blondo, Red, Pale, Peach, Porteなどというフルーティなビールが飲めました。
夜は時差ボケのため目がランランとしていたので「メラトニン」という薬を飲んでみました。
飲むと30分くらいで眠りにつくことができました。
私が泊った部屋は写真の一番右です。
ここの窓からは、ビジネスセンタが見えます。
ホテルでの夜の過ごし方をご紹介します。
アメリカ式ホテルは食べ物の持ち込みは何でもOKです。
日本でいうウィークリマンション形式です。
スーパーで買い込んだバドのビール1ケースとウィスキー,ピクルス,カシューナッツ1ビンでなんとか1週間持つと思います。
カルフォルニアの乾燥した空気ではバドが一番あいます。
日本のビールでは甘すぎてダメです。
ビールはその土地の風土でおいしさがかなり変わります。
ホテルの部屋にはパソコンとモデムを設置してインターネット接続できる環境を作りました。
モデムの電話回線ラインはこのように電話機の裏側にあるハンドセット端子に接続しました。
ところでモデムによるインターネット接続ですが、だいたい21Kbps程度でしか接続できません。
ホテルの交換機が悪いのだろうと、知人に聞いてみたら、「アメリカでは電話の回線品質が悪いので20Kbps以上でつながればラッキーですよ。」と言われました。
こうした国が何で56Kbpsのモデムなんか作っているのだろう???
1998年6月14日(2日目)
朝から、ブエナパークという場所でやっていた「コンピュータ関連即売会」へ行きました。
会場は入場者数制限をしているので、このように順番を待つ列に加わりました。
「ペンティアム2 233MHz,メモリ32MB,HD4.3GB,32倍速CD-ROM,56K内臓モデム,17"CRT 他」というマシンが 749ドルでした。
ほしいとは思うけれど持って帰れないので私は買いませんでした。
私は IDE4.3GBハードディスクを 122ドルで購入しました。
パソコンの価格は全般的にこちらのほうが安いです。
1ドル=150円くらいで換算してもです。
例えば、自作派のための電源付パソコンケースは15ドルくらいから買えます。
換算して2,200円くらいですから、この値段でどうして「電源+スイッチ+LED+ケース+コード」が売れるのか不思議です。
VIDEOカードなんかTrioV64+/2MBが15ドルです。
日本でバルクで9,000円くらいで売られているロジテックのトラックマウスが32ドルです。
安売り店はだいたいがチャイニーズ系でそれにインドや韓国です。
ロサンジェルスで4年ほど前まで元気のあったCompUSA,フライズが最近元気がないようです。
昼食は「ギョウザラーメン」,夕食は「中華丼」と全くの和風でした。
これが 749ドルコンピュータのセットです。
会社の事務所で使っていました。
VAN NESS BUSINESS CENTERです。
VAN NESS BUSINESS CENTERにある知人の会社の一部屋を借りて仕事ができる環境をつくりました。
「kaze.com」のマシンはこの会社の中にあります。
1998年6月15日(3日目)
会社〜ホテル間で、スペクトラム無線通信によるインターネット接続を試みましたが、900MHz帯という周波数でビル室内間の通信をやっているので不安定でした。
pcAnyWhereというソフトによるリモートログインを実験しました。
左の写真が無線モデムで、右の写真がそのアンテナです。
1998年6月16日(4日目)
ある会社のインターネット端末であるパソコンの環境整備と、カラーLCDとカーナビ試作品との接続をやりました。
SYNC信号の不整合を合わせるという簡単な作業でした。
昼食は親子丼で全くの日本食。
ロサンジェルス付近は日本式レストランが実に多いです。
注文も日本語でOKです。
本屋も日本の本しかおいていない店があるくらいです。
夕食はイタリアンレストランでピザとお店仕込みの赤ワインを賞味しました。
実においしかったです。
でも、ともかく、量が多くて多くて。
一人前は日本でいう二人前はあります。
こういうのを毎日食べていれば太らないのが不思議です。
私は朝食を抜くようにして一日二食としています。
今日は珍しく、ロサンジェルス地域に雨が降りました。
雨とはいっても霧雨みたいなもので傘は全く必要ありませんが。
それにしても、アメリカはサンフランシスコに1回,ロサンジェルスに3回来ましたが、初めてです。
一日中曇り空で半袖シャツでは少し寒いです。
カルフォルニアで6月といえば完全に夏ですから、今年の気温は異常だと思います。
なんでもエルニーニョの影響とか。
長袖シャツを1つしか持ってきていない私は、どうしたらいいんだろうか。
本当に困ればショッピングセンターに行って衣類を買えばよいので、あんまり心配いらないんだけれど。
1998年6月17日(5日目)
Fry's という油揚げコンピュータショップへ行きました。
最近コンピュータもAT互換機一色になって、特にこれがほしいというものはなくなりました。
フライズはコンピュータ以外に家電製品も売っているので、どんなのがあるかな?と見たのです。
結局、買ったものは、MicroSpeed社の PC-TRAC DELUXE+ というトラックボールでした。
39.99ドルでした。
これの前のタイプはT-ZONEで 25,000円で買っていたので、すごく安いと思いました。
モデルチェンジの投げ売りかもわかりません。
このトラックボールは手より大きく実に使い易いし、ゴミも貯まりにくいので掃除が不要なのです。
ボール自体もプールボールと同じ大きさで重みと大きさがあるので使い心地が良く、私のお薦めです。
あと、これはついでなのですが、99セントでカシオの電卓が売っていたのでこれも買いました。
疲れたのでフライズ近くのショッピングセンターへ行ってアイスクリームを食べました。
ストロベリーのスモールを頼んだのですが、日本のLサイズ以上あります。
ストロベリーは本物が入っていました。
かなり甘かったです。
ビバリーヒルズへ行きました。
私はビバリーヒルズというと高級住宅だけがいっぱい立ち並んでいる景色を想像していました。
実際に行ってみると、確かに高級住宅街もありますが、それよりも高級ショップがストリートにズラーと並んでいるのですね。
ロディオドライブにシャネルとかティファニーとか男のよくわからない店がありました。
きれいな町並みでした。
日本人がよく目立ちました。
おねーさんが宝石のパンフレット片手に「いっらしゃいませ。」と日本語で呼び込みをやっていました。
たぶん、相当な数の日本人が行くのでしょう。
まあ、男には関係のない町ですね。
サンタモニカへ行きました。
ここは海岸がきれいな所です。
遊園地もありました。
町並みも奇麗で観光地になっています。
ここのイタリアンレストランで夕食をとりました。
アンチョビ入りのピザ(日本のLサイズ以上。LLサイズか???)と自家製ワインをいただきました。
日本語で「ワインの赤をください。」「OK!!」で、出てきたのは、白ワインでした。
たぶん店員は「赤」は「White」だと思っているのでしょう。
仕方ないですね。
1998年6月18日(6日目)
リトルトーキョーへ行きました。
ロサンジェルスのダウンタウンにある日本人町です。
やはり現地の日本人が多く、おじいさん達が集まってベンチで話していました。
ここからすぐ近くに見えるダウンタウンのビジネスビル群はまるで新宿の高層街をみるようで、きれいに見えました。
東京村というのがあって「うどん,寿司」などの日本語の看板がある店がたくさんありました。
この地区にはポリスも多く安全そうです。
しかし、ダウンタウンですからちょっと離れると危ないと思いました。
ポリスの中には半袖シャツ・単パンの制服にヘルメットをかぶったサイクリングとしか見えない自転車パトロールをしている人がいます。
驚いたことにお寺が3つもありました。
真言宗,浄土宗,東本願寺です。
白人の観光客の一団が案内されていました。
アメリカでは二宮金次郎さんも英語の勉強をやっているようです。
昼食はモントレーにあるチャイナレストラン
チャイナタウンの御本家はダウンタウンですが、モントレーに新チャイナタウンができており、ここでヤムチャを食べました。
フカヒレ入りスープと海老シューマイがおいしかったです。
デルアモショッピングセンター
メチャクチャ大きなショッピングセンターです。
シアーズ,メイシーズ,ロビンソンなどの大きなデパートと専門店が集まったショッピングタウンです。
なんでも端から端まで歩くと4Kmあるそうです。
それも全て室内です。
ほぼ7割りがた見たので本当に疲れました。
ここで、子供達の土産としてオモチャとジェリービーンズを買いました。
夕食はカニを
映画でみたトンカチで叩き割って食べるカニを一度は食べてみたいと思っていました。
レドンノビーチにある「XXXキッズ」(上のほうは忘れました。)へ行くと、まず、入口が魚屋さんのようになっています。
ここでウジャウジャ動いている生きたカニを選びます。
そしてこれを買ってボイルを頼むと、20分後に茹でたカニが食べられます。
さっきまで生きていたカニを生ボイルしたカニなのでまずい訳がありません。
カニとビール(バドです。)でお腹一杯になりました。
カニは当然トンカチで叩き割って食べました。
1998年6月19日(7日目)
明日は日本に向けて帰るので、一日ゆっくりしました。
特にどこへも行っていません。
昼食は日本食弁当屋さんで「コロッケとから揚げが入った弁当」を買ってきて食べました。
夕食はコーリアンレストランで「キムチと肉の豆腐スープ定食」を食べました。
これはなかなかいけます。
スーパーによって「Micro wave Pop-corn」とその辺りに並んでいたアメリカのお菓子をバサバサと買い込みました。
お土産用です。
今までの経験より日本では、空港で売っている高いお菓子よりアメリカのスーパーで買う庶民のお菓子のほうが珍しがられます。
ところで「Micro wave Pop-corn」というのは、紙の袋の中にポップコーンの元が入っていて、これを電子レンジ(micro wave)で加熱すればポップコーンが出来上がるという、アメリカではごくごく庶民的なお菓子です。
2〜3パック買うつもりが、入った「ラッキー」というスーパーには24パック入りのダンボール箱しかなかったので、仕方なくダンボール1箱を買いました。
帰って荷造りをしてみると案の定、スーツケースに入りきらず、結局このまま待って帰ることにしました。
値段はダンボール1箱で 6.99ドルなのですごく安いのですが、かさばるのがアンラッキーでした。(買った店はラッキーですよ。)
1998年6月20〜21日(8〜9日目)
ホテル代の清算をしたところ、清算書には国際通話料金の請求はありましたが、市内通話(インターネット接続に利用)の請求はありませんでした。
どうもトーランスプラザホテルでは市内通話は無料のようです。
インターネット接続では、市内通話も有料だと思っていたので節約して接続していました。
結果がこうであれば、もっとジャンジャン使えば良かった。
なお、ホテルの電話回線でインターネット接続していると時々不意に回線が切れることがありました。
これを知人に事情を聞いてみると「たぶん長電話があるとホテル側で回線チェックしているのではないか。これが原因で回線が切れてしまうのでは?」とのことでした。
飛行機はLAXを6/20 14:40発でしたが、実際に離陸したのは15:10くらいでした。
マレーシア航空はなかなか機内サービスが良く、ドリンク類(アルコールも含む)はこれでもかこれでもかと、いくらでもサービスされます。
食事にも茶ソバが付いており、久々においしかった。
食事の種類はアメリカン,マレーシアン,日本式と3種類からチョイスできます。
機内の映画上映は3本立でした。
最新の映画だった(日本ではまだ未公開)ので、興味をもって鑑賞できました。
機内免税販売はここ最近の円急騰を受けて、RM(マレーシア・リンギット)に対する円レートがリンギットあたり、40円(6/18)から35円(当日)になったのでかなり有利に購入できました。
いずれにしても、マレーシア航空は評判のように、私もサービスがかなり良いと思いました。
飛行機は予定通り6/21 18時頃、成田に着陸しました。
荷物を受け取り税関を済ませたら18:45くらいでした。
京成スカイライナーを19:23に乗り、上野経由新越谷にはちょうど21時に到着しました。
今回の旅行で役に立ったものの紹介です。
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電卓付き電子英和・和英電子辞書
セイコー電子の「IC Dictionary LIGHT」という手のひらに隠れてしまうほど小型の電子辞書です。
知らない単語が表示されていると、これでチョイチョイと検索すると訳が出てきます。
紙の辞書を引くよりかなり早く検索できます。
大昔の製品ですが今でも立派に役に立ちます。
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デジカメ
気が付いたら、その場でパチャ。
なんでもとりまくりました。
これがホテルに帰ってから記憶を整理するのにすごく有効です。
フィルムを現像するような面倒な手順は不要ですから、すぐに再生できます。
これで記憶が蘇ります。