UPS-300TA を入手
2003年4月19日、
HARD-OFF 越谷花田店
のジャンクコーナーで入手しました。
メーカー:アプライド(WELI Science co., LTD.)
型式:AL-UPS300TA(UPS-300TA)
入力電圧:100VAC
最大容量:300VA
購入値段:3,000円(たぶん新品時の売価は14,800円位だったはずです。)
実はUPSの中古というのは非常にジャンキーなのです。
なぜかというと、内臓の鉛シールバッテリが寿命になっているものと思わなければならないからです。
バッテリは結構高価です。
バッテリさえ交換すればほぼ新品時の性能が出ます。
ですからバッテリ交換することを前提とすると1,000円前後が私の値頃感なのです。
では、なぜ3,000円で買ったかというと以下の状態だったからです。
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非常に綺麗な状態でした。
ほぼ新品同様です。
おそらく使わないで倉庫に眠っていたのでは・・・。
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インバータ動作のテストスイッチが背面にあり、試してみたところバッテリ給電できました。
これは間違いなくバッテリが生きています。
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300VAにしてはかなり小型です。(262x107x131mm, 5.2Kg)
置き場所に困りません。(普通UPSってバカでかいですよね。)
持ち帰り、早速試験してみました。
メインPCマシン+液晶モニタ+USBキーボード+USBマウスをバックアップ対象としました。
3時間程度充電してからUPSの大元電源ケーブルを抜くと・・・おお!なんとバックアップ給電するではないか!!!
5分程度バックアップさせて元に戻しました。
バッテリは問題なく生きていました。
これだったらお買い得ですね!!!
これが背面です。
●電源スイッチ
●電源入力コネクタ
●電源出力コネクタ(2個)
●INV/ONスイッチ(インバータ給電テスト)
●電源ステータス DB-9 コネクタ
このUPSは
WELI Science 社
からのOEM品のようです。
UPS専業メーカですからまあ安心でしょう。
実際ケースを開けて見てシッカリした作りでした。
シッカリし過ぎてバッテリ交換は難しそうです。
実装されているバッテリは12V/4.5Ahタイプでした。
交換用バッテリは、アキバの
秋月
が安いです。
Kung Long Batteries社 WP4.5-12
(12V/4.5Ah、90x70x102mm、1.8Kg)1,700円
日本電池 PORTALAC PXL12050
(12V/5.0Ah、90x70x100mm、2.0Kg)2,500円
がピッタリです。
バッテリ寿命になった時は何とかなりそうで安心しました。
電源ステータス DB-9P コネクタ
私の使い方としては以下を考えています。
- Windows-Xpクライアントマシンで使って不意の停電に備える。
- PC UNIXマシンで使って停電時に自動シャットダウンさせる。
前者では自動シャトダウンは不要で手動でやれば良い。
雷停電時に何とかなれば良い・・・という考え方です。
後者ではUPSからの電源ダウン信号を受け取る必要があります。
UPS-300TAには電源ステータス取り込み&電源制御用のDB-9Pコネクタがありました。
でも付属品にケーブルがなかったので、どんなケーブルを作ってどのようにコントロールすれば良いのか判りません。
そこで電網検索してみました。
全くやりたいことがドンピシャリのページがありました。
熊谷和志さんの
UPSをLinuxとWindowsNTで共用する
に UPS-300TA でコントロールする方法が。
必要なケーブルの配線図までありました。
以下はそのページからの引用です。
これが UPS-300TA 用ケーブルの配線図です。
Windowsでは標準のUPSサポートを、Linuxでは
genpowerd
を使ってコントロールします。
<UPS-300TA の信号の仕様>
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BU(Power Fail)
電源障害でCOMと同レベル(オープンコレクタ出力、動作時導通、プルアップ無し)
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BL(Low Battery)
バッテリ電圧低下でCOMと同レベル(オープンコレクタ出力、動作時導通、プルアップ無し)
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BS(Shutdown UPS)
正電圧印加で動作(フォトカプラ入力)
これでますます買値3,000円の価値がアップしました。
参考リンク