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1998年8月10日、涼しいのでステレオで音楽を聞いていたところ、突然スピーカの右チャンネルから「シャー」という音がし始め、しばらくして全く音が出なくなりました。
調査したところ NEC A-10X というアンプが故障したためと判明しました。
8年以上も大事に使ってきたのですが。
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修理に出すにも重量 35kg では持って行くだけでも大変です。
それと当時18万円くらいしたので、修理代も 20% として4万円近くかかると思われます。
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我が家の大蔵大臣(ワイフ)と相談して、新しいアンプを購入しました。
今回買い換えたのは DENON PMA-1500R-N です。
シャンパンゴールドのヘヤラインパネルでリモコン対応となっています。
パワー UHC-MOS FET 出力段のアンプです。
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定価は 68,000円なので、今までほとんど10万円以下のアンプは買ったことのない私としては、本当にマトモな音が出るのかものすごく心配でした。
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設置して聞いてみると、一聴して「これは FET の音だな。」とわかる柔らかい歪みの少ない音です。
以前の A-10X はトリプリル・パワートランジスタ出力段だったので、馬力があって堅めで高音にクセがありました。
今回の PMA-1500R は柔らかくてクセが少ないですが馬力はないです。
BOSE のスピーカとの相性もマアマアと思います。
値段が安くても鑑賞に耐える実力はありそうです。
これが、我が家のオーディオ装置全貌です。
たいしたシステムではありません。
目指す音は喫茶店の BGM のような軽い音です。
純粋オーディオだけでなく AV にも対応させています。
オーディオラックです。
隣は CD ラックです。
上は DAT の SONY DTC-57ES です。
定価は 88,000円です。
下は CD プレーヤの NEC CD-10 です。
定価は 99,800円です。
DENON PMA-1500R-N です。
定価は 68,000円です。
買い換えた PMA-1500R には何故か同じ大きさの電源トランスが2個入っています。
大きさの割には電源周りが強いのかもしれません。
それではと、スペックを見てみると、連続実効出力が「8Ωで 70W+70W」「4Ωで 140W+140W」となっています。
理論通りです。
やはり電源周りはマトモのようです。
それにしても音に馬力を感じないのは、たぶん出力段の MOS-FET という素子の素性だと思います。
アンプを交換した音の変化はワイフにもわかるようで「何だか聴き易くなったね。」と言っています。
以前の A-10X には高音をギスギスさせるようなクセがあったのですが、今度の PMA-1500R は高音がトロンとして甘ったるいのです。
一聴すると「高音が出ていないのでは?」と思わせます。
これもクセなのかもしれません。
一番上が AC パワーディストリビュータの SONY MU-P152 です。
真中がビデオ/オーディオセレクタの SONY SB-V500 です。
一番下が CS 放送のパーフェク TV IRD の日立 CS-DP60 です。
上は 8mm ビデオの SONY EV-S35です。
下は VHS ビデオの Panasonic NV-HC1 です。
スピーカの右と左です。
このように天井から釣り下げています。
BOSE model 314 です。
定価は 60,000円です。
ともかく天井から釣り下げたいし、重いのは地震の際に心配だし、喫茶店の音を出したいし...の選択の結果です。
天井はスピーカ釣り下げができるよう、新築の際に大工さんに頼んでコンパネにしてあります。
スピーカコードは電気屋さんに頼んで天井と壁に埋め込みました。