2002年3月7日、会社の帰りに秋葉を歩いていたら、路上で出物ジャンクを見つけました。
リサイクルパソコンショップの
TAO
が売っていたようです。
マイクロBook PCです。
これが
何と!!!消費税込みたったの1,500円
でした。
衝動買いしました。
当然中古ですが比較的状態が良かったです。
後日判ったのですが、このパソコンは高木産業製でした。
前面パネルに「人が走っているマーク」のLED表示があります。
LANのアクセスLED表示です。
パケットが流れるとチカチカ点滅します。
人が走っている→RUN→LAN
なんと素晴らしい台湾らしい発想です。
他にLED表示は「電源表示」「HDアクセス」があります。
背面のコネクタ類は「AC電源入力」「AC電源出力」「COM1」「COM2」「CRT」「LCD」「K/B」「Mouse」「LAN」「Parallel」「USB1」「USB2」「Mic」「Line-in」「Line-out」と一通り揃っています。
拡張スロットはISA/PCI共通が1スロットのみですが、上のように必要な機能は全部入っているので十分でしょう。
金属カバーを外した状態です。
メーカ名もスペックも何にも判りませんが、シッカリした作りで、ケースが金属製なのでサーバー用途に使えます。
大きさは 315(W)x63(H)x270(D)mmでかなり小さめです。
重さは4.2Kgなので片手で持てます。
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CPUはMMXペンティアム166MHz。
インターネットサーバー用途には十分使えます。
メインボードにはCPU選択用のジャンパーとディップスイッチがあったので、たぶん266MHz程度のCPUに可換できると思います。
だれかCPUチップを無料で譲ってください。
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メモリはDIMM SD-RAMで32MBが2枚、合計64MB入っていました。
この容量ならサーバーとして使えますが、1枚を手持ちの128MBと交換したので合計160MBとなりました。
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HDDは残念ながら外されていました。
ケーブル類は入っていたので手持ちの8.4GBのHDDを実装しました。
おそらくHDDだけを外して余った物をジャンクとして売っていたようです。
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BIOSは懐かしいAWARDでした。
BIOSがサポートするブートドライブは A, C, D, E, F, CD-ROM, SCSI, LS120です。
種類が多くなかなか便利です。
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IDEはプライマリとセカンダリの2ポートありました。
IDEプライマリは標準サイズの40PinコネクタでHDDに接続されています。
IDEセカンダリは2.5インチHDDコンパチブルのスリムシュリンク型のコネクタでした。
OSや必須アプリだけは一時的にCD-ROMを接続してインストールするということも可能です。
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LAN接続すると 100Mbps全二重でリンクしました。
LANインタフェースは 10Base-T/100Base-TX のようです。
電源を入れたらちゃんと動作しました。
フロッピの読み込みも正常で増設したメモリとHDDをちゃんと認識してくれました。
1,500円なら良い買い物だったと思います。
1Mbps程度のインターネットサーバー用途なら十分使い物になります。
CD-ROMが付いていないことで、一般の方には使いこなせないと思いますが、FreeBSDならオンラインインストールという方法があるので全然問題ありません。