Canon 10×30IS

2001年10月14日に 映像百貨ヨシオカ から購入しました。 定価は 65,000円ですがピッタリ半額の 32,500円で購入できました。
特長は Image Stabilizer 手ブレ補正機構 搭載です。

<スペック> 本体の色はダークブルーで欲しかった色でしたので嬉しいです。 全体のデザインは双眼鏡としては斬新なもので説明しなくてもハイテクの雰囲気がします。 全体的にほとんどプラスチックなのが少々残念です。 でも感触は悪くなく良好の部類です。

これが Canon 10x30ISの光学構造です。

バリアングルプリズムが動き、手ブレを吸収します。
接眼レンズにはダブレット・フィールドフラットナーレンズが組み込まれており、視野周辺部の歪を補正します。

これが付属品一式です。

ソフトケースの出来が良いです。 ネックベルトは幅広で作りは丁寧です。 実際に首にかけると10x30ISはほぼ真っ直ぐ下を向いてくれるので、胸にコンコン当たるということもなく、バランス良く携行できます。

これがソフトケースです。 上部のファスナーが斜めに降りて最後まで開けると双眼鏡が取り出しやすい。 アルミ製の丸いエンブレムに「Canon」と彫り込みしてあって、これがソフトケースの表中央に貼り付けられています。 何か持っていて誇らしい感じがします。 通常の双眼鏡に付いてくるソフトケースはとても格好悪くて使う気がしないのですが、これは全然別次元のソフトケースです。

肝心の性能評価です。 中心部の解像度やコントラストや明るさは DOCTER 8×32B/GA Aspheric に及びませんが、平均的レベルをはるかに超えてかなり良いレベルです。 私はこのレベルで十分満足できます。 重さが600gと全然負担にならないし、付属のソフトケースの出来が秀逸なので、稼働率が高くなると思います。



Canon ISの保管方法

バリアングルプリズム付きのISシリーズの保管時の向きはどれが正しいでしょうか? これに対し 双眼鏡愛好会 の掲示板で「ねっし〜」様から回答をいただきました。

キャノンのISは水平に置いた状態で保管がよろしいです。 10x30ISは左右一体構造ですがOFF時に像の倒れが起きないとも限りませんので。 ついでに他のキャノンISも同様視軸ズレ防止のため水平に保管してください。 これは防振OFFの時バリアングルユニットをバネとプラスチック(エンプラ)で固定するようになっているのですが、水平に置いた状態を想定してクリアランスを取っています。 壁にぶら下げると固定プラスチックが設計と違う位置に行ってしまい結果として視軸ズレの原因になります。 また、初期12x36ISは電池が無くなると発振を起こします。 この状態で何度も使ってしまいますと間違いなく視軸ズレを起こします。 まだ、それ以上の事は技術センターより報告を受けておりません。