2001年6月14日にUSAサンディエゴにある
Sovietski Collection
で購入しました。
99ドルでした。
保証期間は2年です。
<スペック>
- 倍率 : 8倍
- 対物有効径 : 30mm
- 実視界 : 8.5°
- 見掛視界 :68.0°
- 1,000m先視界 : 150m
- ひとみ径 : 3.75mm
- 明るさ : 14.1
- 至近距離 : 3m
- ピント合せ : IF (Individual Focus)
- アイリリーフ : 11mm
- コーティング : マルチコート
- ポロプリズム方式
- レティクル内臓(右眼)
- サイズ(mm) : 150(W) × 115(H) × 60(D)
- 重量 : 560g
カール・ツァイス・イエナ・オリジナル設計双眼鏡のロシア版です。
戦車のコマンダーが使うモデルとのこと。
オール金属製で、接眼レンズがとても大きくて(直径20mm)覗きやすいです。
これが付属品一式です。
ストラップベルトやハードケースは革製で、とても良い匂いがします。
薄明・薄暮時にコントラストを上げる黄色フィルタが附属しています。
双眼鏡の左右には写真の文字が印刷されています。
肝心の性能評価です。
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対物レンズを見ると青紫色に見えるマルチコーティング(?)がされています。
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接眼レンズを見ると紫色に見えるマルチコーティングがされています。
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この双眼鏡は接眼レンズがとても大きい(直径20mm)せいか、すごく覗きやすいです。
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手にフィットするというかすごく手に馴染みます。
このサイズが陸軍御用達というのがよく判ります。
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中央部から60%くらいはコントラストが良くシャープネス性も良好です。
70%を過ぎたあたりから像の歪が出てきますが、広視野ということで仕方ないと思います。
ただし、周辺でも像が崩れて全く見えないということはありません。
十分に被写体を認識できるレベルです。
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若干、黄色の着色があります。
まあ、陸軍使用ですから色再現性よりは認識度のほうが重要ということだと思います。
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サンディエゴで船や景色を眺めましたが、解像度の良さに感心しました。
ロシア製双眼鏡に共通する硬調な素晴らしい見え方です。
見え味は10万円級です。
クラシック双眼鏡デザインとしては良く出来ているほうと思います。