ELECOM WRC-1750GHBK2-I をゲット!
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2017年7月28日、
ハードオフ
さいたま上小町店で Wi-Fi ルータの
ELECOM WRC-1750GHBK2-I
を見つけました。
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ジャンク扱いで税込1,080円でした。
付属品は [AC アダプタ] だけでした。
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並みの中古状態で、LED 表示パネル部にややスレがあります。
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IEEE802.11a/b/g/n/ac 対応 Wi-Fi ルータです。
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通常のルータ/アクセスポイント以外に [Wi-Fi 子機 (コンバータ)] [Wi-Fi 中継器] 機能もあります。
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5GHz/2.4GHz に対応しています。
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5GHz 側は 11ac 1,300Mbps または 11n 450Mbps です。
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2.4GHz 側は 11n 450Mbps です。
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両周波数で同時に通信可能で、理論上の最高速度は 11ac 1,300Mbps (5GHz) + 11n 450Mbps (2.4GHz) です。
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発売時期および定価
端子やスイッチなど
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[DC-IN] 端子
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端子形状は外形 5.5mm、内径 2.1mm で、極性はセンターがプラスです。
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AC アダプタの型式は [ADP30-016] で、入力 AC100〜240V 50/60Hz、出力 DC12V 1.25A です。
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有線ポート
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[INTERNET (WAN)] [LAN4] [LAN3] [LAN2] [LAN1] の順に並んでいます。
右の写真では 下→上 方向。
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全てギガポート
です。
1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T に対応します。
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[AP/RT] スイッチ
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AP でブリッジモード、RT でルータモードとして動作します。
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ブリッジモードにすると WAN ポートも LAN ポートとして使えます。
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[RESET] ボタン
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設定値を工場出荷時の状態に初期化する時に使います。
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[WPS] ボタン
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WPS 機能搭載の無線クライアント (無線アダプタなど) と接続する時に使います。
使ってみました
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外観
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梨地ブラックで汚れが目立たず指紋が付きにくいのがよいです。
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飛行機の翼を切り取ったような流線型デザインのため、厚みがより薄く感じます。
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筐体の剛性は十分です。
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ランプ表示がイマイチ
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ランプの輝度が弱く、明るい場所ではよく見えないこともあります。
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通信状態を表示する [2.4GHz] [5GHz] ランプの点きかたが一般的なものと異なります。
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通信があると点灯しますが、最後の通信から10秒間点灯という仕様です。
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従って連続的に通信している時は点灯、通信していないと消灯となります。
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隣のランプとの遮光性が悪く、隣のランプの光が漏れて、消灯中のランプでも薄く点灯しているように見えてしまいます。
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6本の内蔵アンテナ
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5GHz と 2.4GHz のアンテナを独立して搭載することで電波干渉が軽減し、アンテナ感度が向上しています。
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5GHz のような高い周波数になると、外部アンテナではインピーダンス整合を取るのが大変です。
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キチンと適合性を持った内蔵アンテナのほうが良い結果が出る可能性が高いです。
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5GHz では 3×3 (送信3×受信3) なので、11ac で 1,300Mbps 出ます。
11n は 450Mbps 出ます。
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2.4GHz では 3×3 (送信3×受信3) なので、11n で 450Mbps 出ます。
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ハードウェア NAT (HW NAT) 機能
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有線 NAT 通信をハードウェア処理する機能で、有効にすると有線スループットが 940Mbps と超高速になります。
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設定画面から [WAN&LAN 設定]→[WAN 設定] で表示される [HW NAT を有効にする] にチェックマークを入れると HW NAT で動作します。
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デフォールトはチェックマークなしです。
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なお、HW NAT を有効にすると QoS 機能は無効になります。
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当たり前のことですが、HW NAT はルータモードで動作します。
ブリッジモードではルーティングしないので関係ありません。
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QoS 機能
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QoS(Quality of Service)は特定の通信について、あらかじめ使用する帯域を予約しておくことで、その通信の速度を保証する機能です。
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ストリーミングのように一定の転送速度が確保されないと実用的でないようなサービスを利用するときに有効です。
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[Wi-Fi 子機 (コンバータ)] [Wi-Fi 中継器] 機能があります。
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子機モードにすることで、有線 LAN ポートを持つ機器を Wi-Fi 化できます。
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4ポートのギガ HUB 機能もあるので、4台のネットワーク機器を一挙に Wi-Fi 化できます。
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中継機モードにすることで、Wi-Fi 電波を中継 (リピータ) でき、電波が届きにくい場所の電波環境を改善します。
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マルチ SSID 機能
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マルチ SSID 機能とは SSID を複数持てる機能です。
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2.4GHz/5GHz の周波数ごとに [基本 SSID] [SSID1] [SSID2] の最大3つ持てます。
全部で6個の SSID を持てることになります。
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2.4GHz では更に [こどもネット SSID] という SSID を設定することもできます。
[こどもネット SSID] はブリッジモードでは無効になります。
何で???
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SSID ごとに無線セキュリティ設定ができます。
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ゲーム機では [WEP] キーしか使えないことがあり、この接続に拡張した SSID (SSID1 か SSID2) を割り当てます。
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通常、拡張した SSID には [ネットワーク分離機能] か [VLAN 機能] でインターネット接続以外の通信を分離遮断します。
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こうすると、拡張した SSID を使う Wi-Fi 側から LAN に侵入される心配がなくなります。
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ところが、取扱説明書や FAQ を隅々まで読んでも [ネットワーク分離機能] や [VLAN 機能] の説明がありません。
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[ネットワーク分離機能] か [VLAN 機能] が無いのなら、マルチ SSID の意味がありません。
実際どうなっているのでしょう???
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それとも、拡張した SSID (SSID1 と SSID2) にはデフォールトでネットワーク分離されているのでしょうか???
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この辺りの説明が全く無いのは不親切だし、利用者が困ってしまいます。
取扱説明書のマルチ SSID 辺りの文章の裏を読むと、デフォールトでネットワーク分離されている可能性が高いように思う。
取扱説明書にちゃんと書いてほしいのだが ・・・
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使ってみて
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購入時のファームウェアのバージョンは 1.08 だったので、最新の 1.20 にアップデートしました。
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ブリッジモードで使ってみました。
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電波の飛びは良くないです ・・・ 特に 5GHz が弱くて 5m 程度離れたら使えない!?
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しばらく使っていると 5GHz 電波が出なくなります。
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こうなった時は AC アダプタのプラグを抜差しすると直ります ・・・ 面倒です!
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これはバグでしょう ・・・ 致命的欠陥です。
ブリッジモードだけ???
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ELECOM 製のネットワーク機器には良いイメージがないのですが、その通りの製品と思います ・・・ お奨めできません!
ドキュメント&レビュー記事
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ドキュメント
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レビュー記事
備忘録
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工場出荷初期状態
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RT / AP |
システムユーザ名 |
admin |
システムパスワード |
admin |
IP アドレス |
192.168.2.1 |
サブネットマスク |
255.255.255.0 |
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工場出荷初期状態に戻す方法
- 電源が入って動作状態であることを確認します。
- 背面にある [RESET] ボタンを [POWER] ランプが点滅するまで10秒以上押し続けてから手を離します。
- [POWER] ランプの点滅が終われば初期化完了です。