ZHIWHIS ZWS-8801

ZHIWHIS ZWS-8801 をゲット！

2021年6月5日、 amazon でコンパクトラジオの ZHIWHIS ZWS-8801 が 送料税込1,608円 でした。

そもそもの値段は2,777円でしたが、注文を進めていくと、まず 30% 引きで -833円、更に特別割引で -300円、更に更に持っていた amazon ポイントで -36円、と結局1,608円になりました。 2,777円はいったい何だったんだろう？？？

ワイド FM 対応の DSP radio で、以下の機能があります。



[愛くるしいデザイン] [DSP radio] [ワイド FM 対応] に惚れての購入です。 性能はどうかな、さてさて。

---

各部の説明

1. 各部と操作方法は以下です。
   
   
   
   
2. 電源
   
   
   • 電池カバーを外して単3型乾電池×4本を入れると、バッテリで使えます。
     
     
   • DC5V ジャックに付属の [USB ケーブル] を接続すると、USB 電源でも使えます。
     
     

---

ボタンからみた操作方法

• [ボタンが少ない] ＝ [操作が簡単] ではありません。
  
  
• [電源の状態] と [ボタンの押し時間] で、1つのボタンが以下のように複数の動作をします。
  
  ×：電源 OFF、〇：電源 ON、＊：短押し、〜：長押し
  
  

  ボタン	電源の 状態	ボタンの 押し時間	動作
  POWER	×	＊	電源 ON
  		〜	スリープタイマ時間設定と起動
  	〇	＊	SW 受信周波数クイック選択 周波数範囲が広いので目的周波数近くへショートカット (4.75/5.95/7.10/9.50/11.65/13.60/15.10/17.50/21.45MHz に切換)
  		〜	電源 OFF
  MEMO	×	＊	12/24Hr 設定と時刻設定
  	〇		プリセット登録
  		〜	ATS (プリセット自動登録)
  BAND	×	＊	目覚アラーム ON/OFF 設定 ここで [MEMO] ボタンを押すと、アラーム時刻とソースを設定できる
  	〇		FM/AM/SW バンド切換
  M+	×	〜	操作ロック ON/OFF 切換
  	〇	＊	プリセット番号を +1
  		〜	操作ロック ON/OFF 切換
  M-	×	〜	AM step 9/10kHz 設定 裏ワザ
  	〇	＊	プリセット番号を -1
  ↑ ↓	〇	＊	受信周波数を step 単位で増減する / 時刻・アラーム設定でも使う
  		〜	受信周波数をオートスキャンし、放送が見つかると停止する

  
  

---

使ってみました

1. デザインなど
   
   
   • ラジオ機能だけに徹した高性能 DSP radio です。
     
     
     • FM/AM だけではなく、SW も受信できます。 ちょい BCL 対応
       
       
     • [時計] [目覚ましアラーム] [スリープタイマ] 機能もあります。
       
       
   • 愛くるしい素敵なデザインです。 やや感じる安っぽさはご愛嬌
     
     
     • [Tun] [Power] ランプが明る過ぎて、筐体を透けて見えます。
       
       
   • やや大きめのコンパクトラジオです。 150(W)×90(H)×35(D)mm
     
     
     • コンパクトにしては奥行があり安定感と音質に貢献しています。
       
       
     • 底部の細長いゴム足で、軽い割には安定した設置ができます。
       
       
     • CD ケースの上に設置するのがオシャレかも。
       
       
   • 表示器は LCD で、バックライトはオレンジ色です。
     
     
   • ボタン数は少なくシンプルです。 逆に操作はやや難解
     
     
   • [VOL.] ツマミはアナログボリュームで、大きさを連続的に調節できます。
     
     
   • 電源 ON は [POWER] ボタンを押すだけですが、電源 OFF にするには [POWER] ボタンの長押しが必要です。
     
     
   • FM/SW はロッドアンテナで、AM は内蔵バーアンテナで受信します。
     
     
   • プリセットメモリは FM/AM/SW バンドごとに20個あり十分です。
     
     
     • プリセット番号は 0〜19 です。 1〜20 ではないので、ご注意を。
       
       
   • FM はステレオ受信できます。
     
     
     • スピーカは1個しかないので、スピーカで聴く場合はどうしてもモノラルです。
       
       
     • ステレオヘッドホンを使うとステレオで聴けます。 ハッとするほど良い音で聴けます。
       
       
2. ワイド FM 対応
   
   
   • ワイド FM は 90〜95MHz 帯で放送されます。 AM 放送の FM サイマル放送ですが、音が良くステレオです。
     
     
     
     
   • 日本では 95〜108MHz での放送はありませんが、海外に持参した時には役立つでしょう。
     
     
3. 電源消失すると ・・・
   
   
   • 時計の時刻は消えます。 これはやむを得ないかな。
     
     
     • 電源 ON 時に電源消失すると一瞬で消えます。
       
       
     • 電源 OFF 時では電源消失から30秒は時刻がキープされました。 60秒では NG でした。
       
       
     • 以上より、電池交換は電源 OFF にして30秒以内に完了すれば時刻はキープされます。
       
       
   • ラジオのプリセット情報は消えません ・・・ 大変イイです。
     
     
   • アラームやその他の設定情報も消えません。
     
     
   • 以上より、各種設定情報は EEPROM に保存されているようです。
     
     
4. ちょっとした問題
   
   
   • 入手した個体だけの問題かもしれませんが、SW のプリセットに難がありました。 FM/AM のプリセットには問題なし
     
     
     • プリセット番号1 にプリセットできず、常に 4.750MHz のままです。
       
       
     • プリセット番号2 にプリセットできず、直前に正常受信していた周波数が入ります。 ラストステーションメモリ？
       
       
   • 摩訶不思議な現象
     
     
     • たぶん、ファームウェアのバグですね〜　どうせ、SW はあまり使わないので、どーでもイイです。
       
       
     • プリセット番号0, 3〜19 には正常にプリセットできるので、使えないことはないです。
       
       
5. 裏ワザ
   
   
   1. 電源 OFF 時に、[M-] ボタンを長押しすると、AM バンドの step 周波数を 9/10kHz に切換できます。
      
      
      • 9kHz step では受信範囲は 522〜1620kHz となり、10kHz step では 520〜1710kHz となります。
        
        
      • これにより、海外へ持参した場合も現地で使えます。
        
        
   2. 単3乾電池の代わりに単3 Ni-MH 充電池も使えました。
      
      
      • 大容量の単3 Ni-MH 充電池を実装してしまうと、電池カバーが開かなくなるかも。 要注意！
        
        
      • 大容量 Ni-MH 充電池は乾電池より若干太く、これに対して電池ホルダサイズがギリギリのためです。
        
        
      • 1600mAh とか、ほどほどの単3 Ni-MH 充電池で使いましょう。
        
        
6. 感度
   
   
   • 十分な感度があります ・・・ 埼玉県越谷市で受信した結果
     
     
     • FM はローカル局はロッドアンテナを収納したままで受信できました。
       
       
       • ちょっと遠方の IBS 茨城放送 (94.6MHz) はロッドアンテナを伸ばしたら受信できました。
         
         
       • [Tun] ランプが点滅状態では不安定受信、点灯状態では安定受信のようです。
         
         
     • AM はローカル局は問題なく受信、電波が弱いラジオ日本 (1422kHz) もなんとか受信できました。
       
       
     • SW はラジオ NIKKEI 第1 (6.055MHz) / 第2 (6.155MHz) を受信できましたが、雑音多いです。
       
       
   • USB 電源で使う場合は注意が必要
     
     
     • たいていの USB 電源は大きなノイズを発生しているので、AM/SW で雑音が入ります。 FM は大丈夫
       
       
     • [雑音の少ない USB 電源の選別] [USB 電源ケーブルに フェライトコア 挿入] 等の対策が必要です。
       
       
     • USB 電源は色々試した結果、右の写真の Apple 純正 5V 1A が良かったです。 雑音が少ない
       
       
     • なお、付属の USB ケーブルが短いので USB 延長ケーブルを使うと良いです。
       
       
       • フェライトコアもここに入れると良いです。
         
         
       • 実際に USB 電源に一番近い所に入れてみました。 効果バッチリでした！！！
         
         
7. 音質
   
   
   • 低音用パッシブラジエータ効果で、大きさの割には低音が出ています。
     
     
     • 筐体が震えるような低音の出かたです。
       
       
   • 中音にピークがあって、これに低音を加えたような音です。
     
     
     • 小音量での音は満足度高いです。
       
       
     • ホームラジオに近い音を楽しむことができます。
       
       
8. 総合判定
   
   
   • とても1,500円とは思えない 高音質ラジオ！ お奨めできます。
     
     
   • 電源消失してもプリセット情報が消えないのが、とってもイイ
     
     
     • 電源消失すると時刻が消えますが、このラジオ、放送受信中は時刻表示できないので気になりません。
       
       
     • よって、普段は USB 電源から給電して電源 OFF は USB 電源の大元を切っています。
       
       
     • 給電再開すると、電源 OFF 直前に聴いていた放送で受信再開します。 ラストステーションも EEPROM に記憶
       
       

---

仕様など

1. ドキュメント
   
   
   • ZWS-8801 取扱説明書
     
     
2. レビュー記事
   
   
   • ポップなラジオ ZWS-8801
     
     
3. 仕様
   
   

   項目	内容
   受信周波数	FM: 76.0〜108.0MHz (0.1MHz step, ワイド FM 対応) AM: 522〜1620kHz (9kHz step) / 520〜1710kHz (10kHz step) SW: 4.75〜21.85MHz (5kHz step)
   アンテナ	FM/SW: ロッドアンテナ (7段、最長 450mm) AM: 内蔵フェライトバーアンテナ
   プリセットメモリ	FM: 20個 AM: 20個 SW: 20個
   表示器	LCD (オレンジ色バックライト付き)
   ランプ	Power: 電源状態 Tun: 同調状態 (受信状態)
   スピーカ	直径50mm 3W 丸形×1個、低音用パッシブラジエータ付き
   出力端子	ヘッドホン端子 (ステレオミニジャック)
   電源端子	DC5V (付属の USB ケーブル使用)
   その他の機能	・デジタル時計 ・目覚ましアラーム ・スリープタイマ ・操作キーロック
   電源	以下のいずれか ・単3型アルカリ乾電池×4本 ・DC5V (付属の USB ケーブル使用)
   最大外形寸法	150(W)×90(H)×35(D)mm
   質量	200g (電池含まず、実測194g)

   
   

---