Kenwood KT-2020

Kenwood KT-2020 をゲット!

2006年12月23日、HARD-OFF 越谷花田店で Kenwood KT-2020 のジャンク品を税込2,100円にて購入しました。



程度&動作チェック

  1. 外観

  2. 電源 ON してチェック



KT-2020 について



カバーを空けてみました

  1. 基板の作りはかなり良いです。 写真をクリックすると拡大写真を表示できます。

  2. FM フロントエンド

  3. FM IF 部

  4. FM 検波部

  5. FM MPX 部

  6. AM 受信部

  7. プリセットメモリのバックアップ



リペア

  1. 修理

  2. クリーニング



調整

写真の FM/AM 標準信号発生器 Panasonic VP-8175A (以下 SSG)、 FM Stereo 信号発生器 MEGURO MSG-2170、 周波数カウンタ ADVANTEST TR5822 を使って調整します。 10年も経つとコイルやトリマはズレます。

  

  1. FM 受信部の調整

    手順 SSG出力 KT-2020 の設定 調整箇所 TP 及び調整値 備考
    1 - SELECTOR : FM
    FM IF BAND : WIDE
    MUTING : OFF
    REC CAL : OFF
    - -  
    2 83MHz
    90dB
    無変調
    83MHz 受信 L13 TP3〜TP4 間電圧 = 0±10mV 同調点調整
    3 [フロントパネル基板]
    VR2
    T メータ = センタ T メータ調整
    4 - 76MHz 受信 L7 TP1 電圧 = 3.0V OSC トラッキング調整
    5 - 90MHz 受信 TC5 TP1 電圧 = 25.0V
    6 手順4〜5を数回繰り返す
    7 76MHz
    30dB
    無変調
    76MHz 受信 L1
    L2
    L3
    L6
    VR1 1pin 電圧 = 最大 RF トラッキング調整
    8 90MHz
    30dB
    無変調
    90MHz 受信 TC1
    TC2
    TC3
    TC4
    9 手順7〜8を数回繰り返す
    10 83MHz
    30dB
    無変調
    83MHz 受信 L5 VR1 1pin 電圧 = 最大 IF 調整
    11 83MHz
    90dB
    無変調
    L14 D41 の L14 側波形 = 最大
    オシロスコープで観測
    PLL 検波調整
    12 L15 TP5 電圧 = 0±10mV
    13 83MHz
    90dB
    mono 1kHz
    [フロントパネル基板]
    VR1
    M メータ = 100% M メータ調整
    14 VR2
    VR3
    VR6
    オーディオ出力 = 高調波歪率最小 WIDE
    mono 歪補正
    15 83MHz 受信
    FM IF BAND : NARROW
    VR4 NARROW
    mono 歪補正
    16 83MHz
    90dB
    stereo 1kHz L+R
    83MHz 受信
    FM IF BAND : WIDE
    VR12 以下の [VCO 調整手順] 参照 VCO 調整
    17 VR8
    L25
    オーディオ出力 = 19kHz 成分最小 Pilot キャンセラ調整
    18 VR5 オーディオ出力 = 高調波歪率最小 WIDE
    stero 歪補正
    19 83MHz
    90dB
    stereo 1kHz L-R
    VR7
    20 83MHz
    90dB
    stereo 1kHz L
    VR10 R ch. オーディオ出力 = 最小 WIDE
    セパレーション調整
    21 83MHz
    90dB
    stereo 1kHz R
    VR11 L ch. オーディオ出力 = 最小
    22 83MHz
    90dB
    stereo 1kHz L/R
    83MHz 受信
    FM IF BAND : NARROW
    VR9 R/L ch. オーディオ出力 = 最小 NARROW
    セパレーション調整

  2. AM 受信部の調整

    手順 SSG出力 KT-2020 の設定 調整箇所 TP 及び調整値 備考
    1 - SELECTOR : AM
    MUTING : OFF
    REC CAL : OFF
    - -  
    2 - 522kHz 受信 L19 TP1 電圧 = 2.3V OSC トラッキング調整
    3 - 1629kHz 受信 TC7 TP1 電圧 = 21.2V
    4 手順2〜3を数回繰り返す
    5 603kHz
    30dB
    無変調
    603kHz 受信 L22 S メータ = 最大 RF トラッキング調整
    6 1404kHz
    30dB
    無変調
    1404kHz 受信 TC9
    7 手順5〜6を数回繰り返す
    8 999kHz
    30dB
    無変調
    999kHz 受信 L24 S メータ = 最大 IF 調整



使ってみました



操作方法について



レベルメータ



仕様など

  1. ドキュメント

  2. 仕様



    発売時期
    1984年
    定価
    74,800円