KENWOOD KT-747

KENWOOD KT-747 をゲット!

2006年11月18日、 ハードオフ 川口上青木店にて、PLL シンセサイザー FM/AM チューナー KENWOOD KT-747 のジャンク品を税込1,050円で買いました。

状態は値札に「ノーチェック」とありました・・・アハハです。



程度&動作チェック

  1. 外観

  2. 入手した状態のまま電源 ON してチェックしました



カバーを空けてみました

  1. 基板の作りが大変良いです。 写真をクリックするとメイン基板の拡大写真を表示できます。

  2. FM フロントエンド部

  3. FM IF 部

  4. FM 検波部

  5. FM MPX 部

  6. AM 受信部

  7. プリセットメモリのバックアップ



調整

写真の FM/AM 標準信号発生器 Panasonic VP-8175A (以下 SSG)、 FM Stereo 信号発生器 MEGURO MSG-2170、 周波数カウンタ ADVANTEST TR5822 を使って調整します。 10年も経つとコイルやトリマはズレます。

  

  1. FM 受信部の調整

    手順 SSG 出力 KT-747 の設定 調整箇所 TP 及び調整値 備考
    1 - BAND : FM
    FM TUNING MODE : MANUAL
    - -  
    2 83MHz
    90dB
    無変調
    83MHz 受信 T2 TP8〜TP9 間電圧 = 0±10mV FM 同調点調整(仮)
    3 - 76MHz 受信 L6 TP6 電圧 = 1.0V OSC トラッキング調整
    4 - 90MHz 受信 TC5 TP6 電圧 = 12.0V
    5 手順3〜4を数回繰り返す
    6 83MHz
    30dB
    無変調
    83MHz 受信 L1
    L3
    L4
    [LA1235] 13pin 電圧 = 最大 RF トラッキング調整
    7 T1 IF 調整
    8 83MHz
    90dB
    mono 1kHz
    T3 オーディオ出力 = 高調波歪率最小 クォードラチュア検波調整
    9 T2 TP8〜TP9 間電圧 = 0±10mV
    10 手順8〜9を数回繰り返す
    11 83MHz
    90dB
    stereo 1kHz L+R
    83MHz 受信
    FM TUNING MODE : AUTO
    T1 オーディオ出力 = 高調波歪率最小 IF 歪調整
    12 VR2 下の [VCO 調整手順] を参照 VCO 調整
    13 83MHz
    90dB
    stereo 1kHz R/L
    VR3 L/R ch. オーディオ出力電圧 = 最小 ステレオセパレーション調整

  2. AM 受信部の調整

    手順 SSG出力 KT-747 の設定 調整箇所 TP 及び調整値 備考
    1 - BAND : AM - -  
    2 - 522kHz 受信 L11 TP6 電圧 = 1.5V OSC トラッキング調整
    3 - 1629kHz 受信 TC4 TP6 電圧 = 8.5V
    4 手順2〜3を数回繰り返す
    5 603kHz
    40dB
    無変調
    603kHz 受信 L9 S メータ = 最大 RF トラッキング調整
    6 1404kHz
    40dB
    無変調
    1404kHz 受信 TC1
    7 手順5〜6を数回繰り返す
    8 999kHz
    40dB
    無変調
    999kHz 受信 T4 S メータ = 最大 IF 調整

  3. 調整結果



使ってみました

  1. デザイン

  2. 感度と音質

  3. 総評



プログラム受信のしかた



仕様