Kenwood KT-V990(2号機)をゲット!
2010年1月28日、私のチューナーページのファンから PLL シンセサイザー FM/AM チューナー
Kenwood KT-V990
の寄贈を受けました。
状態チェック
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外観
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フロントパネルはかなり綺麗でキズが見当たりません。
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天板の汚れ・キズ・ヘコミ・ハゲが目立ちます。
汚れはクリーニングで改善できますが、キズ・ヘコミ・ハゲはどうしようもないです。
フロントパネルや底板部分が綺麗なだけ惜しく感じます。
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端子類のサビは薄く出ています。
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動作
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FM 受信は問題ないです。
ステレオにもなります。
感度低下は感じないです。
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AM 受信は問題ないです。
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FL 管の輝度は十分です。
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ボタンなどの操作は良好です。
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プリセットメモリの記憶保持は良好です。
リペア
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修理
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クリーニング
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全体を [リンレイ マルチクリーナ D413] でクリーニングしました。
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端子類は [ピカール] を使って錆を落としました。
再調整結果
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調整の仕方は
KT-V990 (1号機)
のページの記載通りです。
従って、ここでは調整結果だけを掲載します。
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感度はかなり向上しました。
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ステレオセパレーションが 20dB 程度フラつきます。
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VCO の調整を厳密にやり、L33 の位相調整(L-R 信号を入れオーディオ出力を最大にする。)で逃げました。
これでもフラつきはあります。
MPX IC の SANYO LA3350 またはその周辺部品の劣化が考えられます。
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これで目標最低限の 50dB のセパレーションは取れたので未対策です。
項目 |
IF BAND |
L |
R |
単位 |
ステレオセパレーション |
WIDE |
50 |
50 |
dB |
ステレオセパレーション |
NARROW |
25 |
25 |
dB |
パイロット信号キャリアリーク |
WIDE |
-74 |
-65 |
dB |
高調波歪率 (MONO) |
WIDE |
0.005 |
0.005 |
% |
高調波歪率 (STEREO) |
WIDE |
0.014 |
0.014 |
% |
オーディオ出力レベル偏差 (MONO) |
WIDE |
0 |
+0.12 |
dB |
使ってみました
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感度は申し分ありません。
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「再調整結果」で記載したようにセパレーション特性の問題がありますが、聴感上はほとんど問題ありません。