YAMAHA TX-480

YAMAHA TX-480 をゲット!

2011年4月25日、私のチューナページのファンの T さんから YAMAHA TX-480 中古品をいただきました。

寄贈者のコメントは「天板に上に載せていた機器の押跡がありますが、それ以外は目立った傷もない美品」でした。

状況チェックしました



カバーを開けてみました

  1. 筐体に比べて基板はビックリするほど小さいです。 写真をクリックすると拡大写真を表示できます。

  2. FM フロントエンド部は4連バリキャップ方式です。 パック型になっているので詳細は不明です。

  3. FM IF 部は以下の構成です。

  4. FM 検波部は LA1266 を使ったクォードラチュア検波です。

  5. FM MPX 部は LA3401 を使った PLL MPX です。

  6. AM 部は LA1266 で全てを構成します。

  7. 以下の IC を使用して合理化が図られています。


  8. 使用 IC のロット番号より、この TX-480 は1995年製と判明しました。 電源ケーブルの製造マーキングも1995年でした。



リペア

  1. 天板の手前右のヘコミ



調整

写真の FM/AM 標準信号発生器 Panasonic VP-8175A (以下 SSG)、 FM Stereo 信号発生器 MEGURO MSG-2170、 周波数カウンタ ADVANTEST TR5822 を使って調整します。 10年も経つとコイルやトリマはズレます。

  

  1. FM 受信部の調整

  2. AM 受信部の調整

  3. 再調整結果



使ってみました

  1. デザイン

  2. 機能

  3. リアパネル

  4. 感度や音質



仕様その他

  1. 取扱説明書

  2. 仕様は以下です

    FM チューナー部  
    受信周波数範囲 76〜90MHz (0.1MHz step)
    アンテナインピーダンス 75Ω不平衡
    S/N 50dB (IHF, 75Ω) mono : 1.55uV (15.1dBf)
    stereo : 21uV (37.7dBf)
    実用感度 (MONO, 75Ω) 0.8uV / (9.3dBf)
    イメージ妨害比 78dB
    IF 妨害比 76dB
    スプリアス妨害比 120dB
    AM 抑圧比 44dB
    キャプチャーレシオ 1.5dB
    実効選択度 85dB
    S/N 比 (IHF) mono : 82dB
    stereo : 76dB
    歪率 (1kHz) mono : 0.1%
    stereo : 0.2%
    ステレオセパレーション (1kHz) 52dB
    周波数特性 30Hz〜15kHz ±1.5dB
    AM チューナー部  
    受信周波数範囲 531〜1611kHz (9kHz step)
    実用感度 200uV/m
    選択度 32dB
    S/N 比 50dB
    イメージ妨害比 40dB
    スプリアス妨害比 50dB
    全高調波歪 (400Hz) 0.3%
    総合  
    出力レベル / インピーダンス FM : 550mV / 2.2kΩ (1kHz, 100% 変調)
    AM : 180mV / 2.2kΩ (400Hz, 30% 変調)
    電源電圧 AC100V, 50/60Hz
    定格消費電力 7W
    外形寸法 435(W)×86(H)×294(D)mm
    重量 3.2kg
    その他  
    付属品 @FM 専用簡易アンテナ
    AAM 専用ループアンテナ
    B出力コード
    発売時期 1995年
    定価 19,800円