Dell OptiPlex 7010 USFF

Dell OptiPlex 7010 USFF をゲット！

2019年10月8日、 ハードオフ さいたま浦和南店で法人向けデスクトップミニパソコン Dell OptiPlex 7010 USFF の中古ジャンク品が税込8,800円でした。 500円クーポン券を使って税込8,300円で購入しました。 製造は2014年7月13日です。

外観は非常に綺麗で、汚れ・ワレ・スレが見当たりません。 大切に使われていたと思われます。 高さが 237mm しかないコンパクトでかわいいマシン です。 割り箸の長さ＋3cm くらいの高さ。 厚み以外はノートパソコンより小さい。

ジャンクの理由は、 [HDD が外されて無い] [リカバリメディアが無い] ためです。 一般にはリペア難易度が高いですが、私にとっては簡単な部類です。 BIOS 動作は確認しているとのことで、おそらくハードウェアには重大な問題はなさそうに思いました。

自宅でパーツの増設・換装を実施し、Windows10 をインストールして復活しました。 以下は [購入時] [増設・換装後] のスペックです。

項目	内容
	購入時	増設・換装後
OS	Windows7 Pro ライセンスのみ	Windows10 Pro 64bit
CPU	Intel Core i7-3770S (4 core, 3.1GHz)
チップセット	Intel Q77 Express
メモリ	4GB (DDR3 SDRAM 1600MHz 4GB×1)	16GB (DDR3 SDRAM 1600MHz 8GB×2)
HDD	(無し)	2.5inch 320GB SATA2 5,400rpm
DVD	DVD-ROM ドライブ	DVD スーパーマルチドライブ
NIC	1000Base-T/100Base-TX/10Base-T
入出力端子	VGA, DisplyPort×2, USB3.0×4, USB2.0×2, Serial
サイズ	65(W)×237(H)×240(D) mm
重量	3.3kg
付属品	(無し)	AC 電源コードなどを追加

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使ってみました

1. サイズなど
   
   
   • 65(W)×237(H)×240(D) mm、3.3kg と軽量コンパクトで、片手で持てる大きさと重さです。
     
     
   • この大きさにも関わらず電源内蔵なのが素晴らしいです。
     
     
   • とっても静かです。 排気ファンの回転をコントロールしており、通常は風がソヨソヨと軽く流れているだけです。
     
     
   • スピーカが内蔵されています。 法人向けパソコンだけの特典です。 ちょっと使いには便利です。
     
     
2. 端子
   
   
   • リアパネルに配置されている入出力端子は右の写真の通り
     
     
     • [USB2.0] [USB3.0] 端子が混在しています。 [USB2.0] 端子はキーボードやマウス用でしょう。
       
       
     • 私的にはシリアルポートがあるのがありがたいです。
       
       
     • [DisplayPort] 端子が2つもありますが、今なら [HDMI] 端子のほうがありがたいです。 2014年当時は [DisplayPort] が流行りでした。 HDMI で使いたければ、千円出せば [DisplayPort]→[HDMI] 変換ケーブルが売られています。
       
       
     • 写真からわかるように、拡張ボード用のスロットはありません。 この面の拡張性はゼロです。
       
       
   • フロントパネルにも入出力端子
     
     
     • [ヘッドホン出力] [マイク入力] [USB3.0]×2 端子があります。
       
       
3. パーツの増設と換装
   
   
   • HDD が取り外されて無かったので、手持ちの [2.5inch 320GB SATA2 5,400rpm] HDD を実装しました。
     
     
   • メモリは手持ちの 8GB×2枚 と換装して 16GB にしました。
     
     
   • 光学ドライブは [DVD-ROM ドライブ] だったので、手持ちの [DVD スーパーマルチドライブ] に換装しました。
     
     
   • 以上のパーツを増設・換装後、BIOS に認識されて正常動作することを確認しました。
     
     
4. Windows10 Pro 64bit をインストール
   
   
   • 本機が完全に正常かどうかを判断するには、Windows10 をインストールしてみるのが確実です。
     
     
   • いきなり Windows10 をインストールしたのでは、ライセンス無しとなってしまう ので、以下のようにします。
     
     
     1. 本機は Windows7 ライセンス付きなので ・・・
        
        
        • 一旦 Windows7 をインストールして、Windows7 正規ライセンスで動作していることを確認します。
          
          
     2. 正規ライセンスを取得した Windows7 マシン (本機) から Windows10 の無償アップグレードを実施します。
        
        
        • そうすると Windows10 の正規ライセンスが取得できます。
          
          
        • Windows10 よりは デジタルライセンス となり、ライセンス認証キーはパソコンハードウェアそのものとなります。
          
          
   • 以下は、実際に Windows10 Pro 64bit をインストールしたレポートです。
     
     
     1. Dell Studio Slim 540s に付属していた [Windows7 Pro 64bit リカバリ DVD (540s 用)] を使って Windows7 をインストール
        
        
        • Dell Studio Slim 540s は既に廃棄してありませんが、[リカバリ DVD] だけは、この日を予想して保存していました。
          
          
        • Dell のパソコンは、Dell 純正の [リカバリ DVD] で Windows7 をインストールすると、プロダクトキー入力不要で正規ライセンスが取得できます。
          
          
        • 今回使った [リカバリ DVD] は [Studio Slim 540s] 用であり、[OptiPlex 7010 USFF] 用ではありませんが、たぶん大丈夫です。
          
          
          • 機種は違っても Dell 純正の [リカバリ DVD] であることには間違いないです。
            
            
          • ただし、(機種が違うので) ドライバなどが不完全になる可能性はあります。
            
            
        • 結果、[Windows7 Pro 64bit ライセンス] が取得できました。
          
          
     2. 予想通り、デバイスマネージャで4つの ！ マーク
        
        
        • イーサネットコントローラ
          
          
          • LAN ポートが正常動作しないと、アップデートやアップグレードなどができません。 重要です。
            
            
          • まず、 [KB2533623] をインストールします。 Studio Slim 540s 用 [リカバリ DVD] は SP1 や SP2 ではない無印 Windows7 だったので、これが必要。
            
            
          • 次に、 ドライバおよびダウンロード にある [インテル825xx 10/100/1000イーサネット コントローラー用ドライバ] インストールで OK になりました。
            
            
        • PCI シンプル通信コントローラ
          
          
          • LAN 接続できるようになったので、ドライバのネットワーク更新で OK になりました。
            
            
        • SM バスコントローラ
          
          
          • ドライバおよびダウンロード にある [Intel Chipset Driver (A00)] インストールで OK になりました。
            
            
        • USB コントローラ
          
          
          • USB3.0 用ドライバです。 これが正常にならないと USB3.0 ポートも USB2.0 として動作してしまいます。
            
            
          • ドライバおよびダウンロード にある [インテル USB 3.0 eXtensible ホスト コントローラー用ドライバ] インストールで OK になりました。
            
            
     3. BIOS アップデート
        
        
        • ドライバおよびダウンロード にある最新 BIOS をインストールしました。
          
          
        • BIOS バージョンは [A16] → [A29] になりました。
          
          
     4. Windows10 無償アップグレードインストール
        
        
        • 無償アップグレードを適用することで、[Windows7 Pro 64bit ライセンス] で [Windows10 Pro 64bit ライセンス] が取得できるのです。
          
          
        • 結果、[デジタルライセンス] が取得でき、[Windows10 Pro 64bit ライセンス] 認証できました。
          
          
     5. 念のため、Windows10 Pro 64bit をクリーンインストール
        
        
        • [デジタルライセンス] が取得できているので、問題なく終了しました。
          
          
        • デバイスマネージャで ！ マークはありませんでした。 全てのデバイスは自動認識されています。
          
          
   • 正常に動作する正規 Windows10 マシンとして復活！
     
     
     • もうジャンクではありません。
       
       
5. 操作感
   
   
   • Core i7-3770S は [コア数 4] [スレッド数 8] で、凄くマトモです。
     
     
   • CPU クロックが 3.1GHz なのと Turbo Boost 3.9GHz で結構速いです。 ストレスを感じないマシンです。
     
     
   • サクサク動きます！！！
     
     

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ドキュメントなど

1. ドキュメント
   
   
   • Dell OptiPlex 9010/7010 ウルトラスモールフォームファクタ (USFF) オーナーズマニュアル
     
     
   • OptiPlex 7010 カタログ
     
     
   • OptiPlex 7010 のサポート ・・・ マニュアルやドライバソフト
     
     
2. レビュー記事
   
   
   • OptiPlex 7010 レビュー
     
     
   • DELL Optiplex 7010 USFF Disassembly Process - YouTube
     
     
3. BIOS 起動方法
   
   
   • 電源 ON して Dell マークが画面に表示されている時に [F2] キーを押すと、BIOS が起動します。
     
     
4. メインボードのコネクタ
   
   
   
   

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