Dell OptiPlex 7010 USFF (2号機)

Dell OptiPlex 7010 USFF (2号機) をゲット！

2019年11月4日、 ハードオフ さいたま浦和南店へ行ったら、またまたありました。 法人向けデスクトップミニパソコン Dell OptiPlex 7010 USFF の中古ジャンク品です。 前回行ったときは売り切れでした。 製造は2014年3月1日です。

同型式、同スペック、同状態の Dell OptiPlex 7010 USFF (1号機) は2019年10月8日に税込8,300円で買いましたが、今回も税込8,300円で買いました。 ジャンクの理由も同じ [HDD 無し] です。

今回の購入動機は2つ ・・・ [スペックの割に安い] [デジタルライセンス取得実験をしたい] です。

外観は非常に綺麗で、汚れ・ワレがなく、底板に線キズがあるが目立ちません。 パーツの増設・換装を実施し、Windows10 をインストールして復活しました。 以下は [購入時] [増設・換装後] のスペックです。

項目	内容
	購入時	増設・換装後
OS	Windows7 Pro ライセンスのみ	Windows10 Pro 64bit
CPU	Intel Core i7-3770S (4 core, 3.1GHz)
チップセット	Intel Q77 Express
メモリ	4GB (DDR3 SDRAM 1600MHz 4GB×1)	16GB (DDR3 SDRAM 1600MHz 8GB×2)
HDD	(無し)	2.5inch 250GB SATA3 7,200rpm
DVD	DVD-ROM ドライブ	DVD スーパーマルチドライブ
NIC	1000Base-T/100Base-TX/10Base-T
入出力端子	VGA, DisplyPort×2, USB3.0×4, USB2.0×2, Serial
サイズ	65(W)×237(H)×240(D) mm
重量	3.3kg
付属品	(無し)	AC 電源コードなどを追加

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やりたかった実験

1. 実験の概要
   
   
   • Windows7 か Windows8.1 の正式ライセンスが取得しているマシンは、今 (2019年11月時点) でも Windows10 へアップグレードして正式ライセンスが取得できます。
     
     
   • Windows10 では [デジタルライセンス] という仕組みで　Windows10 ライセンス認証します。
     
     
     • [デジタルライセンス] が取得できているマシンへ Windows10 をインストールすると、自動的に Windows10 ライセンス認証されます。
       
       
     • ライセンス認証サーバはマイクロソフトにあり、このサーバに登録されている [デジタルライセンス] 情報と照合して認証するのです。
       
       
     • [デジタルライセンス] はパソコンに搭載された部品 (CPU、HDD、マザーボードなど) の ID などを総合して作るらしいです。 詳しいことは知りません。
       
       
   • 私の疑問 ・・・ 実験してみたいこと
     
     
     1. 既に Windows10 ライセンスを取得して動作する [OptiPlex 7010 USFF] の HDD を丸ごとコピーした HDD を搭載してみる。
        
        
        • この HDD 本機に搭載したら、面倒なインストール作業無しで一発で Windows10 をライセンス付きで動作するのでは？
          
          
        • この実験のために、[デジタルライセンス] を取得していない本機が必要だったのです。
          
          
     2. 1項が失敗の場合、セオリー通りの [デジタルライセンス] を取得してから、1項のコピー HDD を搭載してみる。
        
        
        • コピー HDD を入れても [デジタルライセンス] 取得されたままになるかが注目ポイントです。
          
          
   • なお、Windows10 が動作しているパソコンの HDD を同じメーカの別のパソコンにそのまま搭載した場合、別のパソコンで [デジタルライセンス] を取得できることは確認済みです。
     
     
2. 実験-1 ・・・ 丸ごとコピーした HDD を搭載してみる
   
   
   1. 実験機材
      
      
      • Windows10 がライセンス付きで正常動作している Dell OptiPlex 9010 USFF パソコン。 これがソースパソコンです。
        
        
        • マシン型式は違いますが、実は [OptiPlex 7010 USFF] と [OptiPlex 9010 USFF] はハードウェア的に全く同じです。
          
          
      • 実験ターゲットは本機。 これがクローンパソコンになる予定です。
        
        
        • 実験のために、わざわざ購入した、まだ [デジタルライセンス] が取得できていないパソコンです。
          
          
      • 320GB HDD
        
        
        • [OptiPlex 9010 USFF] には 320GB HDD が搭載されているため、同じ容量の手持ち HDD です。 これが [ターゲット HDD] です。
          
          
      • 玄人志向 KURO-DACHI/CLONE+ERASE/U3
        
        
        • HDD のクローン製造機です。 HDD がハードコピーされて全く同じ内容になります。
          
          
   2. [KURO-DACHI/CLONE+ERASE/U3] を使って [ソース HDD] と全く同じ内容の [ターゲット HDD] を製造します。
      
      
      • [OptiPlex 9010 USFF] から HDD を取り外し、[ターゲット HDD] と共に [KURO-DACHI/CLONE+ERASE/U3] に実装します。
        
        
      • [KURO-DACHI/CLONE+ERASE/U3] の [クローン] ボタンを押して待つこと1時間弱、クローンの [ターゲット HDD] ができました。
        
        
   3. [ターゲット HDD] を実験ターゲット機の [OptiPlex 7010 USFF] に搭載してチェック
      
      
      • [実験ターゲット] の [OptiPlex 7010 USFF] の電源を入れると、Windows10 は無事立ち上がりました。
        
        
      • 残念ながら、[Windows ライセンス認証されていません] というメッセージが表示されます。
        
        
   4. 結論 ・・・ この方法では [デジタルライセンス] が取得できないとわかりました。
      
      
3. 実験-2 ・・・ 素直に [デジタルライセンス] を取得してから [ターゲット HDD] を搭載してみる
   
   
   1. 実験機材
      
      
      • 実験ターゲットは本機
        
        
      • 実験-1 で製作したクローンした [ターゲット HDD]
        
        
      • 120GB HDD。 [デジタルライセンス] 取得だけを目的とした作業用 HDD です。
        
        
   2. 実験ターゲット機の [OptiPlex 7010 USFF] に [120GB HDD] を搭載して素直に [デジタルライセンス] を取得します。
      
      
      • 大まかな手順は [Windows7 インストール]→[Windows7 正規ライセンス取得を確認]→[Windows10 アップグレードインストール] です。
        
        
      • 詳細な手順は Dell OptiPlex 7010 USFF (1号機) の記事を参照ください。
        
        
      • 順調に作業完了し、無事、[デジタルライセンス] が取得できました。 この情報はマイクロソフトの認証サーバに登録されたはずです。
        
        
   3. [ターゲット HDD] を実験ターゲット機の [OptiPlex 7010 USFF] に搭載してチェック
      
      
      • [実験ターゲット] の [OptiPlex 7010 USFF] の電源を入れると、Windows10 は無事立ち上がりました。
        
        
      • [デジタルライセンス] も継続的に取得できています。 成功です。
        
        
      • [OptiPlex 9010 USFF] と全く同じクローンの [OptiPlex 7010 USFF] を製作することができました。
        
        
        • 全く同じ PC 名となってネットワーク上で区別がつかないので、Windows10 の [この PC の名前を変更] 変更操作だけしました。
          
          
   4. 結論 ・・・ Windows10 が正常動作するパソコンの HDD を完全コピーして、別の [デジタルライセンス] 取得済のパソコンに搭載するとクローンマシンができるとわかりました。
      
      

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本機を実用的に使うための追加作業

1. ハードウェアのグレードアップ
   
   
   • [メモリ 4GB → 16GB] [DVD-ROM → DVD スーパーマルチドライブ] に換装しました。
     
     
2. BIOS アップデート
   
   
   • ドライバおよびダウンロード にある最新 BIOS をインストールしました。
     
     
   • BIOS バージョンは [A17] → [A29] になりました。
     
     
3. 正常に動作する正規 Windows10 マシンとして復活！
   
   
   • もうジャンクではありません。
     
     

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