OLYMPUS PEN mini E-PM1

OLYMPUS PEN mini E-PM1

OLYMPUS PEN mini E-PM1 をゲット！

2013年8月15日、ミスターマックス越谷店の新聞チラシ (売出期間8/15-21) によると、 マイクロフォーサーズ一眼 の OLYMPUS PEN mini E-PM1 レンズキットが税込19,780円でした。
早速ゲット！してきました。この新品価格は驚異的で、その日の電網検索で2万円以下は見当たりませんでした。
オマケで「オリジナルホワイトボディージャケット」（合皮製ホワイトボディージャケットCS-37B WHT）が付いてきました。
- このジャケットの丸く切り込んだ部分をレンズ側にして着込みます。
- これでカメラカバーを買う必要がなくなりました。嬉しいプレゼントです。

発売開始は2011年10月7日ですから、そろそろ2年落ちですが、撮像センサの有効画素数が1200万画素とフォーサーズではバランスが良く、性能に問題ないので値段が安ければ買い！でしょう。オープン価格ですが、発売開始時の実売価格は69,800円でした。この実売価格比で考えても72%引きということになります。

ボディ (ホワイト) ＋レンズ M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6ⅡR (シルバー) のセット品です。このレンズの定価は35,000円 (税込36,750円) ですから、レンズを買ったらボディを無料進呈して、更に16,970円キャッシュバックと同じです。

OLYMPUS PEN シリーズの最下位機種ですが、私のニーズを満たす価値あるマシンです。

ボディのファームウェアは購入時に ver.1.3 でしたが、ver.1.4 にアップデートしました。付属レンズのフームウェアは Ver.1.1 で最新でした。

使ってみました

私のニーズは常時携行できるコンパクトなサブカメラです。ただし、画質が良くないとダメです。
- コンデジで高価なものでも撮像センサが小さいので感度的にダメで、撮像センサが大きいレンズ交換式一眼デジカメの中からコンデジ並に小さいものを選ぶことになります。
- 機能はコンデジ並であればよく、できるだけ簡素で、できるだけフルオートで済ませられるものがイイなぁ～～。
- できれば光学式ファインダーか EVF (Electronic View Finder) が欲しいところですが、コンデジ並の機能と言うことで諦めます。実は VF-2/VF-3/VF-4 という EVF が装着可能ですが、実売価格が数万円するので2万円弱で買った E-PM1 には高くて買えないです。
- このニーズに比較的マッチしたのが E-PM1 と言う訳です。 OLYMPUS PEN シリーズの最下位機種ですが、撮像センサなどの性能が同じなので上位機種と写りは変わりません。
OLYMPUS PEN mini を冠した小型化にこだわったマシン
- 一眼デジカメに普通にある [モードダイヤル] がなく、シャッター周りをフラットにしています。 [モードダイヤル] に相当する機能は液晶モニタに表示される設定メニューで実現します。
- フラッシュの内蔵を止め、高さを縮めています。フラッシュは内蔵されていませんが、外付けフラッシュが標準添付されています。
- 液晶モニタを固定式として奥行を縮めています。
- これらの施策は E-PM1 の小型化に大きく貢献しています。この小型化への姿勢は潔く好感が持てます。
セット品レンズ M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6ⅡR
- 35mm フィルム換算で 28～84mm (F3.5～5.6) のマイクロフォーサーズ・ズームレンズ
- レンズ構成7群8枚 (非球面レンズ3枚)、7枚羽根円形絞り、フィルタ径37mm、113g
- シルバーメタル調でマシン的なマニアックな感じがします。
- 沈胴式ズームレンズで、不使用時の長さが更に短くなるという変わったレンズです。写真は沈胴状態です。
- 28mm という画角は貴重 です。遠近感が強調されるにも関わらず使いやすい画角で景色に適します。 84mm はポートレートに適する画角です。
各部の機能
- 液晶モニタは、3.0型ハイパークリスタル液晶、46万ドット、アスペクト比 16：9、視野率100% です。
  - [モードダイヤル] が省略されていますが、[MENU] ボタンを押して最初に表示される画面は右のもので、ここで [モードダイヤル] と同じことができます。このことより、[モードダイヤル] が無くても何にも困りません。
  - フォーサーズ撮像センサに対してアスペクト比 16：9 なので、ファインダ表示の左右両端がブラックアウトして表示が更に小さくなります。ブラックアウトした部分にはモード情報が表示されるので無駄ではありませんが。
- 撮像センサはフォーサーズなので、4/3型ハイスピード Live MOS センサ、アスペクト比 4：3 です。
  - 画素数は、カメラ部有効画素数 1230万画素、総画素数 1310万画素です。
  - ダストリダクションシステムはスーパーソニックウェーブフィルタ (SSWF：超音波防塵フィルタ) です。電源起動時の最初に動作します。
  - ISO 感度は AUTO/MANUAL とも ISO200～12800 です。実際に使ってみると ISO800 まではノイズが目立たず十分使えます。この結果より、私は通常使うのは ISO200 とし、上限を ISO800 と設定しました。
- 手ブレ補正機構はボディ側に搭載されています。
  - ボディ側で手ブレ補正するので、使うレンズは何でも手ブレ補正の対象になります。
  - 撮像センサシフト方式で、シャッタースピードで 2.5～4段の効果が期待できます。
- シャッターは電子制御フォーカルプレーンです。
  - シャッターを切るとフォーカルプレーンのグルグルッという機械音と軽い振動があります。シャッターを切ったという感覚（達成感）がとても良いです。
  - シャッター速度は 1/4000～60秒、バルブです。
  - 連写速度は 5.5コマ/秒です。
  - レンズを外してシャッターの動きを見たら縦走りフォーカルプレーンと判りました。
- フラッシュは内蔵していませんが、右のような外付けフラッシュが標準添付されています。
  - 私の場合、フラッシュは滅多に使いません。光が強過ぎるのが嫌いなのです。それよりも小型のほうが重要です。ですから私的にはフラッシュが無くてＯＫです。
  - 光が少ない時は補助光を使う／三脚を使う／ボディを建物の一部に固定するで対処しています。
- 自動収差補正機能 があります。
  - レンズ ID をボディが読み取り自動で収差補正する機能です。最近のデジカメは進んでいますね！！！
  - マイクロフォーサーズボディとマイクロフォーサーズレンズの組合せで自動収差補正されます。
  - OLYMPUS のボディに Panasonic のレンズを使っても補正されます。この逆も可能です。使いなれた Panasonic LUMIX DMC-G1 や LUMIX DMC-G2 のレンズも使えます。
その他
- [POWER] ランプは明るいブルーです。色は好みですが、少々明る過ぎです。暗闇で使う場合に問題出るかもしれません。
- 記録メディアは SDXC/SDHC/SD カードに対応します。 UHS-I にも対応しているので更に速いカードも使えます。 SDXC は 64GB 以上をサポートする規格です。
  - Class10 32B SDHC/UHC-I カードを実装すると、撮影可能枚数は [Large Fine] で4,595枚となりました。
- 動画撮影は AVCHD フルハイビジョン動画 (1280×1080ピクセル/60i) に対応します。ムービーとしても使えます。ステレオマイクも内蔵しています。

試写！

各写真をクリックすると、大きな元画像が表示できます。

[NO.1] ペリーさんの黒船
1/320秒 F10 ISO200
f=48mm (35mm Film 換算)
2013/09/13 13:52

[NO.3] 蓮
1/200秒 F8 ISO200
f=84mm (35mm Film 換算)
2013/09/14 9:13

[NO.5] 魚津水族館
1/5秒 F3.5 ISO800
f=28mm (35mm Film 換算)
2013/09/28 11:01

[NO.7] ミラージュランド
1/500秒 F9 ISO200
f=28mm (35mm Film 換算)
2013/09/28 11:37

[NO.2] マグロ解体ショー
1/50秒 F5.6 ISO800
f=84mm (35mm Film 換算)
2013/09/13 16:38

[NO.4] ゾウガメ
1/160秒 F7.1 ISO200
f=84mm (35mm Film 換算)
2013/09/14 9:46

[NO.6] カメレオン
1/13秒 F4.2 ISO800
f=44mm (35mm Film 換算)
2013/09/28 11:11

[NO.8] 魚津南港
1/400秒 F11 ISO200
f=54mm (35mm Film 換算)
2013/09/28 11:57

大きさはコンデジ並みですが、画質は撮像素子がフォーサーズなのでコンデジより遥かに良いです。
全体に明るく色がよく出る写る傾向があります。色飛びしやすい空の色もしっかり撮れています。
レンズ性能は良く、解像度はかなり高いです。純正レンズなので、ボディ側のレンズ補正機能がよく効いているのだとも思われます。
画像ノイズは ISO800 でも十分使えるレベルです。コンデジの小さい撮影素子で景色を撮影するとカメラ自体のノイズワイプ処理で油絵のような仕上がりにガッカリすることが多いですが、E-PM1 のフォーサーズサイズではノイズに余裕があるので使える画質になります。
No.5 と No.6 の写真はシャッター速度がとても遅く、かつ、手持ち撮影です。この悪条件でも使える写真になっているので、E-PM1 の手ブレ補正性能は高いと言えます。
MF リングはレンズ先端側です。
- MF にするには、[OK] ボタンを押すとフォーカシングメニューが出るので、そこから選びます。
- 液晶モニタで覗いてピントのピークが判り辛いです。 MF アシスト (一部拡大するモード) でやっと実用になる感じです。 MF アシストでは全体が見れないのでイライラします。 MF リングの回転から結果表示がかなり遅れるので更にイライラします。私的には MF は使えないですね。
- 基本的には AF で使うのが良さそうです。 AF はかなり高速です。 MF を使うのは花の撮影です。雌しべにピントを合わすのに、AF ではなかなか思い通りにいかないので・・・
添付レンズにマクロモードはありません。しかし、以下の近接性能があるので、普通の大きさの花を撮影するには十分です。
- ワイド端の場合、パソコンの標準キーボードのキートップで 6×4.5 個程度まで近付けます。
- テレ端の場合、パソコンの標準キーボードのキートップで 4×3 個程度まで近付けます。
[Info 表示設定] でガイドラインを表示できます。ガイドラインは黄金3分割などを確認するのに役立ちます。
優れた総合性能で完成度が高いです。 P モードで何にも考えずに綺麗な写真が撮れます。
- ビューファインダがないと MF は無理だし、液晶モニタでは構図くらいしか判らないです。
- 従って、デフォールトの E-PM1 はフルオートで使ったほうが良さそうです。

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