双眼鏡愛好会
のメンバーで
浜松町で開催されていた望遠鏡・双眼鏡ショーである
JTB2003
を見学しました。
見学はもちろんですが、即売会が一番の期待でした。
会場の雰囲気です。
開始は10:00だったのですが、既に人が集まりすぎたのか9:50に開場となりました。
開場と同時に皆さん(私も)一斉にあるメーカに駆け込みます。
そうです!
世界最大の双眼鏡メーカ
鎌倉光機のブース
へです。
いざ鎌倉へ
の言葉はこのことを言うのだと思います。
皆さん、このメーカの即売品が狙いなのです。
定価が何万円もする高級双眼鏡が数千円で買えるのです。
ともかく開場一番は人がごったがえすので、即売品の双眼鏡をチェックする余裕がありません。
私は
「おっ、今年は7x35スペックが2台も出ているな。それじゃ値段の高いほう。おっ、ロングアイリリーフのダハ7x22もついでに。まあ鎌倉だから性能は十分でしょう。」
と、ともかく箱だけを必死で確保しました。
これが購入した2台の双眼鏡です。
ポロタイプは B-1 Model 7x35BWCF Field 9.3°です。
ボシュロム筐体でフォーカスロック機構付きです。
ロングアイリリーフでプリズムもデカそうです。
真ん中の写真のように惚れ惚れとする接眼レンズのデカさです。(実測23mmあります。)
実際に覗いてかなりの性能の高さが判ります。
しかも広視界で、見掛視界が 65.1°あります。
今回の大正解双眼鏡です。
この性能で 5,500円(税込)とは激安!!!
最後の写真が一緒に購入した 7x22DWCF Field 6°です。
ちょっと視界が狭いですが、像質が良く周辺像の暴れも全くありません。
ロングアイリリーフなので覗き易く、これも正解です。
この性能で 4,000円(税込)です。
ディスカウントショップのクズ双眼鏡とは性能が全然違います。
tasco のブース
です。
tasco の安い双眼鏡は全然ダメです。
ですから私には良いイメージのメーカではありません。
今回の即売品の中に定価50,000円の SHIERRA 8x30 Waterproof が 5,000円(税込)で出ていました。
過去に展示会で使ったことがあると言うのが安い理由です。
これデザインがメチャクチャ私の嗜好に合っているのです。
しかも実視界 8.5°度で見掛視界 68°ですから広視界スペックで見易く、窒素ガス入りの完全防水です。
特に気に入ったのはカーキ色の渋い色合いにあって、左右に赤文字のエンブレムが埋め込んであることです。
かなりの時間悩みました(tascoって大丈夫だろうか?)が無意識のうちにお金を払っていました。
実際使ってみると性能は普通以上である双眼鏡でした。
結局、性能は抜群ではないけれどデザインが超私好みということで、今回の3つの購入双眼鏡の中で一番気に入っています。
スターベースのJTB2003写真集
に tasco のブースにいる私が写っていたので勝手に転載させてもらいました。
Kenko のブース
です。
新製品としては50mm以下のポロタイプ双眼鏡が数点展示されていました。
即売双眼鏡の1つとして
SurfSnow 8×23
が 2,300円(税込)で多数出ていましたが、これは絶対お買い得です。
光学性能は良い部類だし完全防水です。
海でも雨の中にでも持っていけます。
しかもラバーが厚くショックにも強いです。
アイリリーフが短いのでメガネとの併用は無理です。
これ、皆さんあんまり注目してなかったようですが、2,300円だったら買いが吉のはずなんですが・・・。
Nikon のブース
です。
去年は HGシリーズを新製品として一斉に発表しましたが、今年も同じ HGシリーズがメイン展示でした。
FUJINON のブース
です。
このメーカの双眼鏡は日本ではニコンと並んで解像度が抜群です。
ただし写真に写っているような対物50mm以上のポロタイプに限ります。
日本ではツアイスやスワロの評価が高いですが、解像度に関しては間違いなく FUJINON のポロタイプ双眼鏡のほうが性能が上です。
あとは好みの問題でしょう。
シュタイナーのブース
です。
ドイツ製です。
シュタイナーの主力双眼鏡はポロタイプです。
ダハタイプはおまけで作っているような感じで、買うのだったら絶対ポロタイプが良いです。
ポロタイプの中でもボシュロム筐体のほうが、これぞシュタイナーというデザインです。
いろいろ覗きましたが、私は写真の WILDLIFE 8x30 が良いと思いました。
対物レンズ側も接眼レンズ側も作りがドイツらしい精巧な感じがしました。