2001年8月29日(水)に日本ゲートウェイは業務停止しました。
社員は全員解雇だそうです。
買ったパソコンはどうなるの???
2000年8月7日(月)に秋葉原近くの末広町の辺りを歩いていました。
うだるように暑かったです。
ふと見るとモーモーさんショップ(Gateway)が涼しげじゃないですか。
冷やかしに入ってみました。
そこには
日本ゲートウェイ
Performance 733
と言うモデルが \129,800で展示されていました。
- ペンティアム3-733MHz
- 64MBメモリ(PC133)
- 15GB-HDD
- CD-ROM
- FDD
- 56Kbpsボイスモデム
- タワーケース
- 17インチCRT
- Boston Acoustics BA735 サブウーファ付きスピーカ
- 1年間のオンサイト保守/3年間のパーツ保証
試しに、店員に聞いてみました。
「CRTは要らないんだけど、そういう売り方はできるの?」
「はい、大丈夫です。」
「メモリは128MBほしいんだけど。」
「はい、大丈夫です。」
「このチラシに渋谷店オープン記念セールとあるけど、何か特典あるの?」
「CD-ROMからCD-R/Wへのアップグレードが無料です。」
冷やかしのつもりで入ったのに、いつの間にか以下のスペックのものをクレジットカードで契約していました。(最近、地図ソフトを扱うようになり、ペンティアム120MHzでは限界を感じていたこともありました。またケースは10年間使ってきたので、電源が時々不調で買い替え時ではありました。)
- ペンティアム3-733MHz
- 128MBメモリ(PC133)
- 15GB-HDD
- CD-R/W (Read ×32 : Write ×8 : R/W ×4)
- FDD
- 56Kbpsボイスモデム
- タワーケース
- Boston Acoustics BA735 サブウーファ付きスピーカ
- 1年間のオンサイト保守/3年間のパーツ保証
- 契約記念品「モーモーさんのマグカップ」
店員の説明では「受注生産方式なので、1週間後に受注確認書(スペック確認)が来て、問題なければ次の1週間後に商品が届きます。」ということでした。
ところが実際は8月10日に受注確認書が来て商品は8月12日に届いてしまいました。
「Performance 733」のハードチェックとハード増設を行いました。
これが増設前の「Performance 733」です。
一番上のドライブが CD-R/W でその下が 3.5"FDDです。
中央のデベソがパワースイッチです。
フタを開けてみて
欠陥
がすぐにわかりました。
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1つは
COMポートが1個しかないことです。
私はCOMポートを多用するので2個ほしいのです。
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もう1つの欠陥は一番下の5インチベイにCD-ROM程度の物を乗せようとするとメンボードに当たって、実装できないことです。
3.5インチMOとかだったら乗せられそうなのですが、5インチドライブのフルサイズは無理です。
この欠陥は重大です。
次にパーツのチェックです。
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「マザーボード」は
インテル純正のマザーボードで、最新チップセット 815Eを使っていてCPUソケットは Socket 370でした。
ATXタイプでコネクタは「PS/2キーボード」「PS/2マウス」「VGA」「パラレル」「COM ×1」「USB ×2」が搭載されています。
内臓ビデオは Intel 82815 Graphics Contoller で、1024×768で 24 bits Ture color で表示できるので私には十分です。
サウンド機能は内臓していませんでした。
拡張スロットは「AGP ×1」「PCI ×5」「DIMM ×3」です。
最近はISAスロットはないようです。
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「CPU」はペンティアム3の733MHzでバスクロックは133MHzです。
CPUにはデカいフィンとブロア型のファンが付いていて、結構ファン音がうるさいです。
キャッシュはCPU内臓の256KBです。
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「メモリ」はPC133タイプDIMM 128MBです。
Windowsはどんどんメモリを消費するダメOSなので、これ位は必要です。
64MBではパワフルな使い方をするとシステムがよくコケます。(32MBなんてとんでもない。)
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「ハードディスク」は Quantum Fireball LCT1 15GB でした。
Ultra DMA ATA66タイプなので標準的と思います。
マザーボードは Ultra DMA ATA100に対応しているので、将来ハードディスクを交換して速くすることができます。
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「CD-RW」は今回、ゲートウェイが無料で CD-ROM からアップグレードしてくれました。
フィリップス Read 32倍速,Write 8倍速,RW 4倍速です。
これくらいのスピードがあると15分程度でCD-Rが焼き上がりますので、精神上イライラしなくて済みます。
なかなか正解だと思います。
ただし、メディアがやけに熱くなるのが気になります。(メカ寿命大丈夫???)
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「サウンドカード」は Creative Sound Blaster Audio PCI 128D で、デジタル対応(A/D, D/Aコンバータ内臓)になっていました。
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「モデムボード」は 56K PCI Voice Modem SF-1156IV R9A でした。
私は必要ないので取り外しました。
このモデムボードは今や貴重なボイスモデムなので、どうしてもも譲ってほしいという人がおり、そちらに嫁入りさせました。
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「キーボード」はモーモーさんオリジナルでした。
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「マウス」は Microsoft PS/2 Port IntelliMouse でした。
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「スピーカ」は Boston acoustics BA735 です。
このスピーカはデジタル入力です。
D/A変換機内臓でスーパーウーファ付なので、かなりマトモな音が出ます。
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「PCI SCSIボード」を増設しました。
Tekram DC-390 PCI SCSI Adapter というSCSI-2タイプです。
外付けフィルムスキャナ,CD-R, CD-ROMで使います。
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「リムーバブルフレーム」を増設しました。
Techno Bird WE-H014 です。
これはIDEハードディスクを可換するのに使います。
私の場合、今日はUNIXを使おうと思い立ったら、リムーバブルフレームでハードディスクごと取り替えてしまいます。
よって、常用するマシンは1台なのですが、場面によってOSを使い分けています。
これが増設後の「Performance 733」です。
3.5"FDDの下にリムーバブルベイを増設しています。
増設後の「Performance 733」後面です。
PCIスロットの一番下に LANボード,その上に SCSIボードを増設しました。
これが
Boston acoustics BA735
スピーカセットです。
同軸デジタルオーディオ入力専用で、サンプリング44.1KHzに対応しています。
「Performance 733」のソフトチェックとソフトインストールを行いました。
今回のパソコンは「Windows98SE」と「Easy CD Creator」のみのインストールモデルです。
通常はプリインストール状態で、自分で「Product key」を入れないと動作しないパソコンが多いのですが、すでにこの番号は入力済みですぐに使える状態になっていました。
余計な時間を取られることがなく良いと思います。
付属CD-ROMは以下の4枚です。
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オペレーティングシステムバックアップCD
Windows98SEの再インストール用です。このCDからブートできるようになっています。
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System CD
主にドライバーソフトが入っています。
ハードウェアを自動チェックしてどのドライバーをインストールしたら良いかアナウンスしてくれます。
良くできています。
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オンラインドキュメント
モデムのATコマンドや、ドライブの取付方法まで記載されています。
紙でできた本よりも検索しやすく、こちらのほうが正解です。
-
Easy CD Creator
ご存知、CD-R, CD-R/W用書き込みソフトです。
次にアプリケーションソフトウェアのインストールを行いました。
この作業は面倒で本当に疲れてしまいす。
インストール自体はたいしたことはないのですが、データの回復と使用者環境の設定が大変なのです。
リムーバブルフレームに以前に使っていたパソコンのハードディスクを乗せて、ここからデータを吸い上げています。
これができるから、まだマシなのですが...ともかく疲れます。
インストール作業が終わり「Performance 733」を使ってみました。
いろいろアプリケーションを動かしてみると、
やはり、ペン3の733MHzは速いなあ...
なんて思っています。
特に画像処理と地図検索がベラボウに速くなりました。
総合評価
パソコンには1年間のオンサイト保守と3年間のパーツ保証が付いています。
パソコンの性能面でみた寿命は3年位なので、これくらいの保証で十分です。
これ以上の過剰な保守契約は不要と思います。(私にはオンサイト保守も不要なのですが、標準でセットされているので仕方ない。)
「モーモーさんのパソコン」の総合評価は
価格比性能が良
と判定しました。
増設・改造の記録
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2001年8月22日
メモリを 128MB → 256MB(PC133, CL=2) に交換。
コムサテライト1号店
で 3,580円でした。
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2001年11月14日
NICを corega PCI-T(10Base-T) → NETGEAR FA311(100Base-TX) に交換。
ぷらっとホーム 5F
で 1,060円でした。
●10/100 Mbps オートセンス
●プラグ&プレイ・インスタレーション
●シンブルチップ・デザイン
●広範なOSサポート(Windows, NetWare, RedHat Linux, SCO OpenServer Unixなど)
●ライフタイム保証
corega FSW-8PM スイッチングHUBと相性が良くオートネゴで100Mbps全二重でリンクできています。
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2001年12月25日
VGAを 内臓VGA → GeForce GF2MX200S-AGP32 に交換。
若松ラジ館店
で 5,780円でした。
●nVIDIA製 GeForce2MX200GPU搭載
●32MBのビデオメモリ搭載
●Core Clock:175MHz
●Memory Clock:166MHz
●Fill Rate:350M pixels/sec, 700M texels/sec
内臓VGAではノイズが目立ちましたが、これに交換してからノイズレスで画面がクリアになりました。
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2001年12月27日
OSを Windows-Me → Windows2000 に交換。
システムがすごく安定しました。
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2002年1月4日
ainex 内臓5ポートUSB-HUB IH-105-5 増設。
T-ZONEミナミ
で 3,280円でした。
●3.5インチ・5インチベイのどちらでも対応
●前面のランプによりチャンネルごとの動作の確認ができます
●付属のケーブルによりM/BのUSB端子から配線ができます
●リアパネルからの接続ケーブルも付属
パソコンの前面に取り付けたらプロ用パッチパネルみたいで、すごく格好イイです。
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2002年1月5日
内臓モデム Conexant SoftK56 PCI Modem(M) 増設
元は eTower533idに付いていたものです。
ADSL回線のバックアップにと思って実装しました。
56Kbpsモデムですが、実際には44Kbpsで接続できています。
Windows2000対応ドライバは
ここ
です。
ドライバのインストールでは大変苦労しました。
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2002年1月8日
サウンドカードを Creative PCI128D → LABWAY Xwave-7100 RCA に交換。
秋葉の
フレッシュ・フィールド
で 1,780円でした。
日本での取り扱いは
アスク
で、最新ドライバー等はこちらで入手できます。
Windows2000にしてから PCI128Dの動きがおかしい。
時々音が出なくなるのです。
この時にプロパティで調べると「正常に動作しています。」となっており、確かに音が出ない以外は
音楽データの伝送などちゃんと動いているようです。
なんだかミューティングがかかっているような状態になります。
こうなるとドライバーを完全に削除して再インストールしないと直らないのです。
Windows2000にしてから、もう20回は再インストールしたでしょうか。
Windows98SEやWindows-Meの時には何の問題もなかったので、やはりハードの問題というよりWindows2000用ドライバーがタコなんだと思います。
音が出ないだけでその他の機能は全部正常のサウンドカードって、やっぱり使えない!!!
サウンドカードのリプレースを検討しました。
我家のもう一つの問題(特殊性?)として、スピカーシステムに Digtal BA735を使っていることがあげられます。
この BA735はなんと!デジタル入力しかないのです。
それも光入力ではなくて同軸入力です。
同軸入力のほうがジッタの問題では有利ですが、世の中、同軸デジタル出力を出すサウンドカードは非常に少ないのです。
Creative Live!は同軸出力を持っているのですが、PCI128Dでさんざん苦労しているので、もう Creativeの製品は使いたくない。
そこで、探してきたのが「Xwave-7100 RCA」という訳です。
RCAビンコネクタが付いており、ここからデジタルオーディオ出力が出ます。
音はデジタル接続しかしていませんが、全く問題なく非常にクリアな綺麗な音質です。
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スロットベイコネクタとして、マイク入力、フロントスピーカ用出力、リアスピーカ用出力、サブウーファ用出力(ライン入力にも切り替え可能)、同軸デジタル出力、ゲームポートが出ています。
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内部コネクタにはアナログCD-in、アナログAUX-in、デジタルin、デジタルoutがあります。
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内部拡張コネクタには増設デジタル入出力、デジタルCD-in、デジタルAUX-inなどがあるようですが詳細調査中です。
CD-ROMともデジタル接続できるのです。
ただし、デジタル出力のあるCD-ROMが必要ですが。
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おまけソフトのオーディオラックはなかなか出来が良いです。
CDプレーヤ、MIDIプレーヤ、MP3プレーヤ、ミキシングコンソール、バンドイコライザーが付いています。
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PCI128Dではソフト処理が多い(重い)のか他処理とぶつかると音が途切れることがありました。
Xwave-7100ではソフト処理が軽い(ハードがそれなりに最適化されている)のか音の途切れは発生していません。
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デジタル処理された音は、間違いなく、PCI128Dより Xwave-7100のほうがクリアです。
音が出るサウンドカードはやっぱりイイです〜!
デジタル関連の内部コネクタまわり回路図です。
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2002年1月11日
frontX社
の「Multimedia Ports」を増設しました。
コムサテライト3号店
で 780円でした。
Xwave-7100はデジタル入出力以外にアナログ入出力を持っています。
これらを活かすべく導入したのです。
ライン入力、マイク入力、スピーカ出力、ゲームポートを5インチベイに出せます。
写真のようにパネルのコネクタは配置変更やコネクタパーツを増設できるようになっているので、パワフルに使えます。
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2002年1月18日
キーボードをUSBタイプに交換しました。
私の好みはスペースセーブタイプで重量が重いほど良い・・・です。
重量の軽いのは安定して打ち込めません。
キーはできればメカニカルでカチカチという音がするのが好きです。
秋葉の
オーバートップ
である程度好みに近いUSBキーボードを見つけました。
Mets社
の「MKB-02UV」です。
2,800円でした。
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このキーボードを作っているのは台湾の
Chicony社
で、型式 KU-9973のものと全く同じです。
-
スペースセーブタイプです。
メインキーと10キーの間にあるカーソルキーが省略されています。
実測 370x180mm。
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重さは実測 900gで、これ位の重さがあればなんとか使えます。
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色はバイオレットで私好みです。
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残念ながらラバーキーですが、ストロークが長く押した時のクリック感があるので、ラバーキーとしては良いほうだと思います。
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8つのホットキーがあります。
初めてホットキーを使いましたが、ブラウザやメーラーがワンタッチで立ち上がるって便利ですね。
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ホットキーの横に三日月マークのボタンがあります。
これは何だろう?と押してみたらビックリ、パソコンの電源がOFFになりました。
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キーボードのドライバーはパソコンの電源を入れるとPnPで自動的に組み込まれます。
HIDキーボードとして認識されました。
早速使ってみると記号文字がうまく入りません。
なんだか英語キー配列みたいなんです。
どうすりゃイイんだ!とマイクロソフトのサイトを覗いてみると事例がありました。
Windows2000のPnP機能の問題
みたいです。
強制的に「MicroSoft USBキーボード」としてドライバー組み込みしたら解決しました。
ヤレヤレ。
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あと心配したのは、メインボードのBIOSによってはブート時にUSBキーボードが使えないことがある・・・です。
これができないとBIOS設定が全然できなくなるので困った事態になります。
Performance 733のインテル純正815Eボードは大丈夫でした。
ヨカッタ。
やはりUSBキーボードはお手軽でイイです。
我家のパソコンのレガシーインタフェースはほとんどUSBに移りつつあります。
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2002年5月27日
OSを Windows2000 → Windows-XP に交換。
システムがすごく安定しました。
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2002年9月16日
雨で遊びに行けないので
- ハードディスクの置き換え15GB→60GB
- ファイルシステムのNTFS化
- USB2.0ボード追加
をやってました。
2002年7月6日に購入した IBM IC35L060AVVA07-0 という 60GB HDD です。
PC DEPOT 越谷店で 9,970円でした。
■キャッシュ:2MB ■回転数:7200rpm ■インターフェース:UltraATA100/ATAPI ■コネクタ形状:ピンヘッダータイプ40Pin ■ドライブサイズ:3.5型/厚約26mm
のスペックです。
このドライブは温度取込機能があります。
HDD温度計
というソフトを使うとハードディスクの温度を表示してくれます。
さて、ハードディスクの温度が判って何に使う?
まだ有用な利用方法を発見できていません。
とりあえず、100度とか表示されたら水をぶっ掛ければいいのかしら???
2002年9月15日に購入したメルコ
IFC-USB2P
という USB2.0ボードです。
PC DEPOT 越谷店で 3,470円でした。
- Windows-XP標準の「バックアップ」ツールを使って別のハードディスクにファイルや設定を全てバックアップ。
- ドライブCのハードディスクを60GBに置き換え。
- USB2.0ボード取り付け。
- 電源ONして、Windows-XP CD-ROM からブート。
- ファイルシステムをNTFSに指定してフォーマットしてから、Windows-XPをインストール。
- Windows-XPのインストール完了してから、「バックアップ」ツールを使って1項のディスクよりリカバリ。これで以前の環境が元に戻りました。
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2002年12月7日
PCデポへ行っていました。
特価品でAOpenのUSB光学スクロールマウス O-23が970円でした。
標準サイズで左右対称なので右手きき/左手きき両用です。
少し動かすとサイドと側面がボォと赤く光るので私好みです。
こういう神秘的なのが好きなのです。
実際使ってみると、
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左右のクリックボタンは少し硬め。
誤ってクリックすることを防げるので、まあイイか!
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スクロールノブは柔らかめ。
もうちょっと回転にクリック感のあるほうが・・・。
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机の面から3mmくらい浮かしてもマウスカーソルが動きます。
これ!重要です。
机にベタッと這わせないと動作しないような光学マウスは使いにくくて疲れます。
このマウスのように机の面に対して距離的余裕があったほうが軽快に使えます。
以上のように安物でない光学マウスが970円なら買い!!!と思います。