JVC RD-M8

JVC RD-M8 をゲット!

2013年11月23日、通販で Memory ClaviaJVC RD-M8 が送料税込12,800円でした。 発売は2010年6月中旬です。 オープン価格ですが、発売時は実売35,000円程度でした。 この購入値段の辺りが底と思います。 おそらくディスコンが近い。

使用目的は「FM 放送の留守録」とそれの「ながら聴き」です。

[FM/AM ラジオ] [CD 再生] [メモリ録音/再生] [時計/タイマー] 機能があります。 昔の「CD ラジカセ」のカセットが絶滅したので、この部分がメモリに変わった製品です。 CD ラジメモ と呼べばよいのでしょうか。 絶滅というと、[DAT] [MD] [DCC] [カートリッジ] [L カセ] [VHS] [8mm] [レーザーディスク] [スマートメディア] [xD カード] も消え去りましたね。 技術の進化は速いねぇ〜

本体の製造年は [2013年]、ファームウェアのバージョンは [メイン:1.04.7017-1] [サブ:V4100] でした。



使ってみました

  1. デザイン

  2. リアサイド

  3. ラジオ機能

  4. CD 機能

  5. メモリ録再機能



FM 受信性能を実測しました

  1. 性能と言っても感度のことではありません。 音質に影響するセパレーション特性などです。

  2. 実測値とスペクトルアナライズ値を示します。

    項目 L R 単位
    ステレオセパレーション (1kHz) 46 43 dB
    パイロット信号キャリアリーク -34 -33 dB
    オーディオ出力レベル偏差 (MONO, 1kHz) 0 +0.12 dB

  3. 試しに、本機の LINE OUT からマトモなオーディオアンプにつないで聴いてみました。



仕様上の問題

RD-M8 は2007年9月発売の RD-M1 の後継機です。 メモリを 1GB→8GB にしただけで、機能的には何にも変わっていません。 このためか、以下のような首を傾げるような仕様上の問題があります。 (参考:Memory COMPO の歴史

  1. USB 端子の規格が Ver1.1 で古い。

  2. MagicSync 機能を使うにはガラケーを USB 端子に接続する必要がある。

  3. タイマ録音開始時刻の3分前になった時、本機の電源が既に ON だった場合、タイマ録音が開始されない。

  4. [トラックマーク] の箇所で必ず音が途切れる。

  5. 内蔵メモリ、USB メモリに作成された録音データファイルの日付が、全て「2006年6月1日0時0分」となる。



CD から録音した MP3 に曲名/アーティストをセットしたい!

  1. CD→USB メモリに MP3 録音すると [001_Track001.mp3] [002_Track002.mp3] ・・・ のように順番に楽曲に名前が振られてファイル化されます。

  2. 1つの方法として、この楽曲が入った USB メモリをパソコンに挿入しファイル名を変更すれば、それが RD-M8 に表示されます。

  3. もう1つの方法として、この楽曲が入った USB メモリをパソコンに挿入し、各ファイルの MP3 ID3 タグを編集して曲名/アーティストを書き込むと、それが RD-M8 に表示されます。

  4. 以上より、 RD-M8 には 3 の方法が一番良いと判ります。

  5. freeDBTagger を使う

    1. freeDBTagger をダウンロードして任意のフォルダに解凍するだけで動作します。 非インストール型ソフトです。

    2. 起動した freeDBTagger から USB メモリの楽曲が入ったフォルダを選択するとファイル名が表示されます。

    3. この状態で [タグ]-[CDDB]-[アルバム検索] を選択すると、あーら不思議、曲名/アーティストなどが表示されます。

    4. あとは ID3 タグ情報を更新して完了です。 ものの数秒です。 簡単です。



    5. その他

      • USB メモリを RD-M8 に差し込んで再生すると曲名/アーティストが見事に表示されました。

      • freeDBTagger は結構古いソフトなので Windows-Xp より新しい OS の動作が保証されていません。 我が家の Windows-7 64bit 環境では途中でエラーが出ますが ID3 タグ更新はできました。 エラーが出ても目的が果たせればOKということで・・・

      • freeDBTagger を使うことで MagicSync が使えない問題が解消できました。 電話代もかからないし・・・イイです!

  6. ここまで試行してきて、ハタッと閃きました!!!

  7. それにしても CDDB の威力って凄い! と思います。 限定発売で発売枚数が極小の CD もヒットします。 いったい、誰がデータメンテナンスしているのだろう???



MP3 ファイルを分割したい!

  1. [NHK 深夜便/落語100選] 放送を録音すると、落語2話と付随して余計なニュースやナレーションが入ります。 ここから [落語] の部分だけを取り出したいのです。

  2. AudioEditor を使う

    1. AudioEditor をダウンロードして任意のフォルダに解凍するだけで動作します。 非インストール型ソフトです。

    2. 起動した AudioEditor から USB メモリの MP3 ファイルをドラッグするか、[開く] で MP3 ファイルを選択すると編集開始です。

    3. 編集点を指定して [カット] [結合] [分割] が選べます。 簡単です。 逆に言うと、機能はこれだけ。

  3. 必要に応じて freeDBTagger を使って ID3 タグに [お題] [噺家] などの情報を挿入します。



評価

  1. 操作性

  2. 音質

  3. 留守録

  4. 基本的にソリッドオーディオシステム



仕様その他

  1. ドキュメント

  2. 仕様は以下です。

    項目 内容
    アンプ部 実用最大出力 4W+4W (JEITA/AC)
    音声入出力端子 USB×1 (フロント)
    LINE IN×1 (フロント・アナログ・ステレオミニ)
    LINE OUT×1 (フロント・アナログ・ステレオミニ)
    ヘッドホン×1 (ステレオミニ)
    サウンド αサウンド
    サウンドシューター
    BASS TREBLE音量調節
    スーパーバス・プロ
    内蔵メモリ部 8GB フラッシュメモリ
    最大録音時間 (最大収録曲数)=約260時間 (約4,000曲/64kbps、1曲4分として換算)
    MagicSync 対応
    カラーフォルダ (7色)
    スナップショット
    内蔵メモリ/USB 部 録音フォーマット= MP3 / WMA
    録音モード
     <MP3> HQ(192kbps) / SP(128kbps) / LP(64kbps)
     <WMA> HQ(128kbps) / SP(96kbps) / LP(64kbps)
    再生可能フォーマット
     <MP3> 8〜320kbps, 8〜48kHz, VBR
     <WMA/WMA-DRM> 8〜320kbps, 8〜48kHz, VBR
     <WAV> 16bit, LPCM, 8〜48kHz/IMA-ADPCM
    CD→内蔵メモリ/USB=最大約4倍速 (MP3 LP時)
    USB←→内蔵メモリー=最大約50倍速 (LP時)
    外部入出力←→内蔵メモリ/USB=アナログ等速
    FM/AM→内蔵メモリー/USB=アナログ等速
    リピート/ランダム/プログラム再生
    CD プレーヤ部 CD-R/-RW (CD-DA) 再生対応
    リピート/ランダム/プログラム再生
    チューナ部 FM ワイド/AM シンセチューナ
    FM 30局+AM 15局 プリセット
    タイマ部 FM ワイド/AM シンセチューナ
    4プログラムウィークリタイマ (目覚し/留守録音)
    スリープタイマ
    スヌーズ機能 (目覚ましタイマ時)
    ウェイクアップボリューム
    スピーカ部 8cm フルレンジスピーカ×2
    表示/便利な機能 LCD 表示/イルミネーション
    ディマー機能 (2段階)
    オ ートスタンバイ
    チャイルドロック
    消費電力 電源入時 23W
    待機時 1W 以下
    寸法 / 質量 430(W)×165(H)×250(D) mm / 4.6kg
    付属品 タイトルリモコン
    単3形乾電池×2 (リモコン動作確認用)
    AM ループアンテナ
    電源コード
    その他  
    発売開始時期 2010年6月中旬
    定価 オープン価格 (発売当初の実売価格は35,000円)