TP-LINK Archer AX50 をゲット!
2020年10月1日、
ハードオフ
白岡店で最新規格の 11ax Wi-Fi ルータの
TP-LINK Archer AX50
が7,000円でした。
2019年10月31日に税抜12,800円で発売された現役製品です。
新古品なのか、筐体に保護ビニールが張り付いたままでした。
5GHz/2.4GHz のデュアルバンドで
両バンドとも IEEE802.11ax
規格対応です。
IEEE802.11ac/n/a/g/b 規格にも対応しています。
通信速度は、5GHz で 2402Mbps、2.4GHz で 574Mbps です。
合計でほぼ
3Gbps
の能力がある
AX3000 クラス
のルータです。
11ax は
Wi-Fi 6
とも呼ばれます。
ちなみに 11ac は Wi-Fi 5、11n は Wi-Fi 4 です。
Wi-Fi チップセットは [Intel WAV654]、ネットワークプロセッサは高性能 800MHz Dual Core の [Intel GRX350]、RAM は 256MB です。
全ての有線ポートが
ギガビットイーサ
です。
製品構成
-
左の写真のような化粧箱に入っています。
-
[Archer AX50 本体] [AC アダプタ] [LAN ケーブル] [User Guide] のセットです。
[AC アダプタ] の出力は DC12V 2A です。
端子やスイッチなど
-
フロント
-
左から [Power] [2.4GHz] [5GHz] [Internet] [Ethernet] [USB] ランプ
-
リア
-
左から [Power] 端子、[Power] スイッチ、[WAN] [LAN1] [LAN2] [LAN3] [LAN4] [USB3.0] 端子、[WPS] [Reset] [LED] ボタン
-
[Reset] ボタンは穴から細い棒 (爪楊枝など) を入れて押します。
工場出荷初期設定に戻したい時に使います。
-
[LED] ボタンでフロントにある全部の LED の消灯ができます。
常時光っていると煩わしい場合がありますから。
使ってみました
-
外観
-
やや大きく、アンテナが目立ちます。
260.2×135.0×38.6mm, 545g です。
-
筐体はブラックのプラスチックで、LED 表示はグリーンです。
-
筐体には
Intel ロゴマーク
も表示されています。
-
アンテナの
両端の2本は 2.4GHz、内側の2本は 5GHz
です。
-
Router/Bridge の2つのモード
-
Router/Bridge のモード切換は Web 設定画面より行います。
-
Media Bridge (メディア変換) モードはありません。
-
Bridge モードにすると WAN ポートも LAN ポートとして使えます。
-
スマートコネクト機能
-
スマートコネクト機能とは
バンドステアリング機能
のことです。
-
スマートコネクトは、2.4GHz/5GHz で共通の SSID になります。
-
AX50 が最良の帯域を自動的に判別し機器へ割り当てます。
-
ゲストネットワーク機能
-
2.4GHz/5GHz ごとに1個のゲスト用 SSID を開放できます。
-
Wi-Fi セキュリティ設定もできます。
-
USB3.0 ポート
-
USB HDD や USB メモリをつないで簡易 NAS として使うことができます。
DLNA
にも対応しています。
-
あくまでも簡易なので、速度や DLNA ファイル数など、あまり期待しないほうがイイです。
噂では遅いらしいです。
-
使ってみて
-
入手時のファームウェアのバージョンは 1.0.6 でしたが、最新の 1.0.9 にアップデートしました。
-
Bridge モードで使いましたが、このモードでの設定項目は少なく超簡単でした。
-
Router/Brigde いずれのモードでも、最初 DHCP サーバ ON なので、パソコンを接続するだけで Web 設定画面に入れます。
-
このモードでは別のルータで DHCP サーバが動作しているはずで、各種設定後に AX50 の DHCP サーバを OFF にします。
-
このモードではご自慢の
HomeCare
や SoC、DLNA は動作しません。
単なる電波塔。
処理が少ない分、高速動作が期待できます。
-
スマートコネクト機能が意外とイイ
-
端末側で 2.4GHz/5GHz のどちらに接続しようかという迷いがなくなります。
-
2.4GHz/5GHz の SSID は同じなので、端末側の接続 SSID 設定は1つで良いです。
-
AX50 が最適な周波数を選択して端末と接続してくれるのです。
-
筐体を触るとかなり熱いので心配
-
写真のようなダイソー [お皿立て] で AX50 のフロント側を下にして、やや斜めに設置しました。
-
木製なので AX50 にキズが付く心配はありません。
-
筐体の表と裏の両方から空気が流入して冷却効果バッチリ!
-
純正の縦置スタンドも販売されていますが、出来がイマイチで800円もします。
ダイソー [お皿立て] なら税込110円です。
-
送信強度や受信感度が良く安定性は非常に良好です。
-
ログ機能がちゃんとあって、NTP による自動時刻設定があるのも良いです。
技術情報
-
TP-LINK Archer - TechInfoDepot
-
11ax で4ストリ−ムですが、[5GHz 2ストリーム]+[2.4GHz 2ストリーム]=4ストリーム と分かります。
-
アンテナは4本ありますが、上記のことを考えると [5GHz 2本]+[2.4GHz 2本]=4本 と分かります。
-
アンテナの 両端の2本は 2.4GHz、内側の2本は 5GHz です。
-
11ax で使うと、[5GHz 11ax 2ストリーム 2401Mbps]+[2.4GHz 11ax 2ストリーム 574Mbps]=2975Mbps です。
-
11ac で使うと、[5GHz 11ac 2ストリーム 867Mbps]+[2.4GHz 11n 2ストリーム 300Mbps]=1167Mbps です。
11ax より大きくダウンしますね。
しかし、11ac では実用的で安定感ある速度です。
-
11n で使うと、[5GHz 11n 2ストリーム 300Mbps]+[2.4GHz 11n 2ストリーム 300Mbps]=600Mbps です。
家電機器や古いパソコンでは 11n しか使えないことが多く、このモードは必要です。
-
Boxinlian テクノロジー
-
ここにも貴重な技術情報が記載されています。
中国語ですが ・・・
-
上記の 1 と 2 に内蔵基板の写真がありました。
ドキュメントなど
-
ドキュメント
-
新発売ニュース
-
レビュー記事
備忘録
-
工場出荷初期状態
-
工場出荷初期状態は Router モードで、DHCP サーバも ON になっています。
|
Router |
システムパスワード |
なし (初回アクセスでパスワードを設定) |
IP アドレス |
192.168.0.1 |
サブネットマスク |
255.255.255.0 |
-
工場出荷初期状態に戻す方法
-
全ての LED が点灯するまで [Reset] ボタンを押し続けると、工場出荷時のデフォルト設定にリセットされます。