DIATONE M-F01

DIATONE M-F01 をゲット!

2014年11月26日、 DIATONE M-F01 のジャンク中古品を税込1,000円で買いました。

1978年のマシンですから36年ものビンテージです。(2014年現在)

DIATONE DA-F15S が素晴らしかったので、このサブセットと思われる M-F01 も触ってみたくなったのです。



状況チェック

  1. 外観

  2. 電源 ON にて動作確認



カバーを開けてみました

  1. 基板の作りは良いですが、マイクロサイズに凝縮するためのゴチャゴチャ感があります。 写真をクリックすると拡大写真を表示できます。

  2. チューナ基板

  3. フロントパネル基板

  4. 100kHz サンプリングパルス生成基板

  5. リア端子基板



修理

  1. [現象-1] ・・・ 75Ω端子にアンテナをつないでも受信できない。

  2. [現象-2] ・・・ ダイヤルスケールと 1MHz のズレがある。

  3. [現象-3] ・・・ 右チャンネルからブツブツという雑音だけ出る。

  4. 特記事項



調整

写真の FM/AM 標準信号発生器 Panasonic VP-8175A (以下 SSG)、 FM Stereo 信号発生器 MEGURO MSG-2170、 周波数カウンタ ADVANTEST TR5822 を使って調整します。 10年も経つとコイルやトリマはズレます。

  

  1. 調整ポイント

  2. 電圧チェック

  3. クリスタルロック部の調整

  4. FM 受信部の調整

  5. 調整結果



使ってみました

  1. デザイン

  2. 操作ボタン

  3. リアパネルの端子

  4. 受信性能および評価



仕様

    FM 受信部
    受信周波数 76〜90MHz
    IHF 実用感度 (75Ω) 0.9uV (10.3dBf)
    実効選択度 (±400kHz) 70dB
    キャプチャレシオ 1.0dB
    S/N 比 (stereo) mono: 80dB
    stereo: 77dB
    イメージ妨害比 110dB
    IF 妨害比 110dB
    スプリアス妨害比 100dB
    AM 抑圧比 65dB
    全高調波歪率 (stereo 1kHz) mono: 0.08%
    stereo: 0.10%
    ステレオセパレーション 50dB (1kHz)
    35dB (10kHz)
    周波数特性 30Hz〜16kHz +0.5dB -1.0dB
    出力レベル/インピーダンス 150mV/5kΩ (固定)
    0〜500mV/5kΩ (可変)
    電源電圧 AC100V, 50/60Hz
    消費電力 11W
    外形寸法 270(W)×70(H)×249(D)mm
    重量 3.5kg
    その他
    発売時期 1978年7月
    定価 48,000円