Dell mini9 (Inspiron 910)

Dell mini9 をゲット！

このカラーと大きさがたまらなく良い！

2010年8月18日、NetBook の Dell mini9 の中古を ハードオフ 春日部店で、税込14,700円でゲット！しました。 3ヶ月保証付きです。 色は チェリーレッド です。

2008年9月5日に発売開始されたモデルです。

Ubuntu 8.04+ LTS 採用で SSD と Wi-Fi 内蔵 (IEEE802.11b/g) が取り柄です。

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状態チェック

1. 店頭にて、電源を入れてチェック
   
   
   • キズなしで綺麗、付属品は全品完備、元箱あり、と全体的に非常に良いです。
     
     
   • 液晶表示は新品同様に明るいです。 ドット抜けや沸きはありません。
     
     
   • 完全なチェックはできないのですが、バッテリも良好そうです。
     
     
   • 3ヶ月保証が付いていて安心です。
     
     
2. 持ち帰ってからのチェック
   
   
   • Dell の場合、サービスタグでマシンの履歴が判ります。 調べると2009年5月11日出荷されているので、中古としては新しい部類です。 （2010年8月時点）
     
     
   • BIOS バージョンは A04 でした。 最新版は A06 ですが、電網情報では A05 以上ではサードパーティの互換バッテリが充電できなくなることがあるみたいで、とりあえず、このまま使います。
     
     
   • リカバリ DVD より OS/ソフト関連を初期化して良好であることを確認しました。
     
     
   • バッテリは新品同様のコンディションです。
     
     
3. 以上より、ほとんど使われていない新品同様な良好なコンディションと判断できる逸品です。
   
   

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ハードウェアの換装

1. メモリ換装
   
   
   • デフォールトの 1GB のメモリを EeePC 4G-X の時に買った 2GB のメモリと交換しました。
     
     
   • メンテナンス裏カバーを外すとメモリスロット（写真右上）が見えるので、簡単に交換できます。
     
     
   • Dell の BTO メニューには、512MB or 1GB の選択肢しかありませんが、2GB でも問題なく認識されました。
     
     
2. SSD 換装
   
   
   • デフォールトの 8GB SSD を EeePC 4G-X の時に買った 32GB SSD の SHD-DI9M32G と交換しました。
     
     
   • メンテナンス裏カバーを外すとメモリスロット（写真左上）が見えるので、簡単に交換できます。
     
     
   • この SSD は元々 mini9 用だったので、バッチリ動作しました。
     
     

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ソフトウェアの追加

　私のインターネットサーバをリモートメンテナンスする目的でソフトウェアを追加しました。

1. gFTP ・・・ FFFTP の画面のような FTP です。
   
   
2. SSH ・・・ インストールしようと思ったら最初から入っていました。
   
   
3. Wine ・・・ Linux 上で Windows アプリを動作させるソフトです。
   
   
4. IrfanView ・・・ Windows 専用画像処理ソフトです。Wine 下で動作しました。 Windows マシンで完全動作する IrfanView のフォルダごと Ubuntu に持ってきました。
   
   

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使ってみました

1. 大きさは A5 と B5 の中間で重さは 1.07kg
   
   
   • 通常のノートパソコンのように重くて持ち運ぶのが辛いということはなく、気軽にカバンに放り込めます。
     
     
   • SSD ですから衝撃に強く、Web とメール主体のノートパソコンと割り切れば、かなり良いと思います。
     
     
2. オールインワン
   
   
   • ワールドワイド対応 AC アダプタ (入力 AC100〜240V / 出力 DC19V 1.58A) が付属しています。
     
     
   • OS は Linux ベースの Ubuntu 8.04+ LTS です。
     
     
     • Windows と比べても遜色ない操作性です。 Dell がカスタマイズしたデスクトップは使いやすいです。 [システム][設定][デスクトップモードの切り替え] で Ubuntu 標準のクラシックデスクトップに切り換えることもできます。
       
       
     • MS Office と互換の OpenOffice がインストールされています。
       
       
     • ゲームも数多くインストールされています。
       
       
     • 他にも必要と思われるソフトは導入済みなので、実用性に問題ありません。 Windows にこだわる必要はないです。
       
       
     • 新たなソフト導入では [追加と削除...] でできます。 追加できるソフト名がリスト表示されるので、選択すると aptitude の仕組みで勝手にやってくれます。
       
       
     • [システム][システム管理][アップデート・マネージャ] で全てのソフトのアップデートを aptitude の仕組みで勝手にやってくれます。 何も考えなくてよく、Windows より楽です。 アップデートでキーボード定義が英語モードになってしまうことがあります。 私もこうなりました。 この時は以下のようにすれば直ります。
       
       
       1. [システム] [設定] [キーボード] で「キーボードの設定」を起動し、「レイアウト」タブをクリックします。
       2. 「キーボードの型式」でベンダーを「Generic」、型式を「日本語 106-key」を選択します。
       3. 「レイアウトの選択」にある「追加」をクリックし、レイアウトを「日本」、系列を「デフォルト」にして「追加」をクリックします。
       4. 既にレイアウト登録されていた既存のレイアウト項を削除して、3で作成したレイアウト項だけにします。
       5. 
          
     • Windows と違って Linux ですからウイルス感染の確率はかなり低いです。
       
       
   • ネットワーク接続には以下の方法があります。
     
     
     1. IEEE802.11b/g の Wi-Fi 内蔵で、家中どこでもフルリンクできています。
        
        
     2. 通常は Wi-Fi で使ったほうが楽ですが、有線の LAN コネクタもあります。
        
        
3. 必要なインタフェースコネクタが本体に付属
   
   
   • これくらいあれば普通には困らないでしょう。
     
     
   • SD カードスロットに SD カードが奥まで突っ込めて外に突起が出ません。 これは意外と重要で、SD カードを SSD ドライブ同様に使えます。
     
     
4. 光沢液晶画面
   
   
   • 実用的な 1,024×600 ピクセルです。
     
     
   • LED バックライト なので非常に綺麗です。
     
     
5. キーボードがかなり特殊
   
   
   • [半角/全角]キーが右下のほうにあります。 ビックリです！
     
     
   • [F1]などのファンクションキーがどこにあるか判らず、探しまくると3段目のキーが兼ねていると判明しました。
     
     
   • おそらく Dell はキートップの大きさにこだわったのだと思います。 キー数が少ない代わりにキートップサイズは大きく打ちやすくなっています。 アメリカ人のあの大きい手では、小さいキートップは打てないです。
     
     
   • 特殊なキーボードでも慣れれば良いのです。 私は不満ありません。
     
     
6. 買って正解
   
   
   • チェリーレッドとブラックのコントラストが実に良いです。 mini9 はこの色が正解です。
     
     
   • この大きさと割り切りの良い手軽さは貴重です。
     
     
   • SSD は衝撃にも安心で、何より静かです。
     
     
   • Ubuntu は Debian 系で使いやすいです。 （Dell デスクトップは右の画像です。）
     
     
   • ファンレス＆ SSD ですから超静かです。
     
     
   • EeePC 901-X と比べると、mini9 のほうが質感が高く、持つ喜びを感じます。 スペックは同じようなものです。
     
     

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その他

1. システムバックアップ
   
   
   • いろいろ設定すると、SSD クラッシュなどで再度一から設定するのは大変です。 そこでパーティションを含めた SSD 丸ごとバックアップを作成します。
     
     
   • EeePC 4G-X の時に作成した システムバックアップ＆リカバリ の手順で USB 接続の HDD にシステムバックアップします。
     
     
   • 丸ごとバックアップですから、 OS の種類に関係なしにディスク全体イメージのバックアップ ができます。
     
     
     1. ブート用リカバリメディア「128MB USB メモリ」を既に作成済みだったので、「バックアップ」手順だけの実行で済みました。
        
        
     2. バックアップ先のディスクを USB 接続の HDD とします。
        
        
     3. これで、いつでもバックアップ時点の状態に戻せます。
        
        
     4. バックアップ（リストアも）に要する時間は15〜30分くらいです。
        
        
        • アプリ導入や設定の重要ポイントでバックアップを作成すると良いです。
          
          
        • やり直す時は、この時間で前の状態に戻せるので、時間の大幅な節約になります。
          
          
2. ソフトケース
   
   
   • グリーンハウスの GH-ICA-89 です。 アキバの CompuAce で税込810円で買いました。
     
     
   • ウェット素材 なのでかなり伸びます。 mini9 にピッタリでした。 お奨めです。
     
     
   • ファスナーやマジックテープがないので、サッと収納、サッと取出しができます。
     
     
   • 8.9インチ NetBook 用で、弾力性があって mini9 をシッカリ守ってくれます。
     
     
   • LCD が8.9インチなら、その他の NetBook にも使えます。
     
     
3. Windows-Xp をインストールしてみました
   
   
   • mini9 純正の Windows-Xp 再インストール CD-ROM を拾ってきたのでインストールしてみました。
     
     
   • 純正品なので、当然ながら良好にインストール完了しました。
     
     
     いつも思うのですが、Dell のディスクを使った Windows インストールではプロダクトキーの入力を要求されないのです。 どうなっているのだろう？？？
     
     
   • mini9 用 Windows-Xp は、デフォールトで C ドライブが圧縮されています。 私の場合、SSD が 32GB あるので圧縮を解除しました。
     
     
   • FlashFire という SSD キャッシュドライバを入れたら見違えるほどキビキビと動作するようになりました。
     
     
     • SSD への書き込み頻度を減らせるので、寿命を延ばす効果も期待できます。
       
       
     • 今までは NetBook には EWF を使っていましたが、これは巨大な RAM バッファ領域が必要で、バッファが満杯になると EWF を終了してフラッシュする必要がありました。 FlashFire はキャッシュしていることを意識する必要がなく、使いやすいです。 正解です！
       
       
   • ERAM という RAM-Disk ドライバも入れて Temp ファイルの書き込みを、こちらに逃がしました。
     
     
   • KeySwap というレジストリ変更アシスタントソフトにて [ESC] キーと [半角/全角] キーを入れ替えました。 これを使うかどうかは好みの問題です。
     
     
4. Windows7 starter をインストールしてみました
   
   
   • Windows7 では SSD は HDD と違う認識で組み込まれます。 Trim オペレーションによって、最適な SSD 書き込みとなります。 従って、Windows7 では SSD への特別な操作（書き込みや寿命対策）は不要です。
     
     
   • スペックがよく似ている ONKYO C205A3 付属の Windows7 starter の 正規リカバリ CD-ROM を使って mini9 にインストールしてみました。
     
     
   • リカバリは正常に終わり、ブートしてみると無事立ち上がり、画面・サウンド・Wi-Fi などほとんどの機能が動作します。
     
     
   • 問題は画面右下に 「この Windows のコピーは正規品ではありません」 とメッセージが表示され、IE などの MicroSoft 社のソフトが動作不可（アイコン自体が出ない。）なことです。
     
     
   • ライセンスキーを買うよう怒られます。 正規リカバリ CD-ROM からインストールしているのに、なぜ怒られるのか判りません？？？
     
     
   • この状態でも Windows Update は正常にできました。 ほとんど動作しています。
     
     
   • この結果から、ライセンスキーまたはプロダクトキーさえ何とかできれば、Windows7 starter を正常に動かせる気がします。 調べてみると、市販のインストール用 Windows7 DVD-ROM は各エディションで共通で、プロダクトキーによって各エディションに応じた機能制限するらしいのです。
     
     
5. mini9 に MAC OS X をインストールできるようです
   
   
   • ちょっとしたブームになっているみたい。
     
     
   • mini9 を Hacintosh として使いたい人向け。
     
     
6. 【小技】 ダミーバッテリを製作
   
   
   • AC アダプタで電源供給する時はバッテリを装着しなくても mini9 は動作します。 バッテリを装着したまま軽い充放電を繰り返すことは、バッテリにとって一番良くないです。
     
     
   • バッテリを装着しないと、キーボードの上側がボコッと陥没したように見え、ミテクレが悪いです。 そこで、寿命になった純正のバッテリを拾ってきて装着してみると、今度は充電ランプがフリッカして、いかにも故障と表示され、これもミテクレが悪いです。
     
     
   • 潔癖症で賢明な私は対策を考えてみました
     
     
     1. mini9 のバッテリはインテリジェントバッテリになっており、バッテリ側にも MCU を持っており、mini9 本体と通信を行って最適な充電をする仕組みです。
        
        
     2. 通信ポートを遮断すると「バッテリなし」と mini9 は錯覚するはずです。
        
        
     3. 全部で 9pin あるバッテリの接栓のうち、どれか 1pin が通信ポートと考えられます。
        
        
     4. バッテリの接栓を順にマスキングテープでマスクして試してみると、ちょうど真ん中の 5pin が通信ポートと判明しました。
        
        
   • 正式にバッテリの 5pin をマスキングテープで導通遮断した ダミーバッテリ が完成しました。 ダミーバッテリを装着しても mini9 はバッテリが無いと錯覚していますので、故障表示が出ません。 バッチリ！！！です。
     
     
7. 【小技】 互換 AC アダプタ
   
   
   • よく行く場所には AC アダプタを置いておいて、少しでも移動時の荷物を減らしたいと思いました。
     
     
   • 純正 AC アダプタを詳細にチェック
     
     
     • 入出力特性は [入力 AC100〜240V / 出力 DC19V 1.58A] です。 ±5% の電圧誤差程度は吸収できると推測すると、[出力 DC18〜20V 1.58A 以上] でスイッチング型なら使えそうです。
       
       
     • DC プラグの極性は [センタープラス] です。 形状は EIAJ 統一プラグに似ており、[外径5.5mm / 内径1.7mm / 長さ9.5mm] とかなり特殊です。 この DC プラグは秋葉原でも部品売りされていません。 と言うか、ノートパソンでの DC プラグの使われ方はバラバラで、ピッタリした規格に当てはまるほうが少ないです。 これらの寸法を正確に測るにはノギスが欠かせません。 私は金属製ノギスとグラスファイバー製ノギスを材質により使い分けています。
       
       
   • 2010年9月24日、 ハードオフ 春日部店で適合しそうな AC アダプタを物色しました。 写真の「工人舎 e-note M200/H300 シリーズ専用 AC アダプタ」が 315円 だったので購入しました。 [入力 AC100〜240V / 出力 DC20V 3A] [極性：センタープラス] です。 60W 型としては小型です。 内径は純正より少し大きいです。
     
     
   • 持ち帰り早速 mini9 に接続してみたところ、良好に動作しました。 315円なら文句ありません。
     
     

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仕様その他

• 製品カタログ
  
  
• Ubuntu クイックリファレンスガイド
  
  
• セットアップガイド
  
  
• サービスマニュアル
  
  
• mini9 @ ウィキ にお役立ち情報満載です。
  
  
• INSPIRON/910 - 非公式 DELL ユーザー Wiki にもお役立ち情報があります。
  
  
• 仕様は以下です。
  
  

  項目	仕様
  モデル名	Inspiron 910
  カラー	チェリーレッド
  OS	Ubuntu 8.04+ LTS (Linux) (DELL カスタマイズ版)
  CPU	Intel Atom N270 (1.60GHz, FSB 533MHz, L2 cash 512kB)
  システムチップセット	Intel 945GSE
  ビデオコントローラ	Intel GMA950 (945GSE 内蔵)
  メモリ	DDR2-400 1GB → 2GB に換装
  SSD	8GB MLC → 32GB MLC に換装
  液晶	8.9インチ TFT TrueLife(TM) WSVGA 光沢液晶ディスプレイ LEDバックライト (1,024×600 ピクセル)
  キーボード	日本語68キー (キーピッチ 15.6mm)
  タッチパッド	240 cpi
  LAN	100Base-TX / 10Base-T
  Wi-Fi	IEEE802.11b/g
  内蔵	ステレオスピーカ マイク
  インタフェース	�@ SD カードスロット×1 (SDHC 対応) �A USB2.0×3ポート �Bマイク入力 �Cヘッドホン出力 �D外部モニタ (D-sub 15pin)
  バッテリ駆動時間	3時間40分
  寸法	232(W)×172(D)×27.2〜31.7(H)mm
  質量	1.07kg (バッテリ込)
  付属品	�@ AC アダプタ (入力 AC100〜240V / 出力 DC19V 1.58A) �Aバッテリ (リチウムイオン 4セル) �B Ubuntu 8.04+ LTS Recovery Media (DVD-ROM) �C Driver and Utilities (DVD-ROM) �D Ubuntu クイックリファレンスガイド �Eセットアップガイド
  その他
  発売日	2008年9月5日
  発売時の実売価格	57,980円

  
  

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