DENON AVR-550SD

DENON AVR-550SD をゲット!

フルデジタルアンプ〜超お奨め!

2009年2月15日に フルデジタルアンプの AV レシーバー DENON AVR-550SDアキバのヨドバシカメラ で、在庫限りの最終価格ということで税込29,800円でゲット!しました。 10% ポイントが付いたので実質26,820円かな。 定価は58,800円(税込)です。

日本で「レシーバー」というと FM/AM チューナー付きプリメインアンプをさします。 一部では「チューナーアンプ」とも呼ばれます。

AVR-550SD は現行製品です。 2004年6月発売ですから、ずいぶん息の長い製品です。 間もなく生産完了する兆しがあります。 (2009年2月時点)



フルデジタルアンプとは



カバーを空けてみました

  1. 基板の作りは良いです。 写真をクリックすると拡大写真が表示できます。

  2. アナログアンプと違って、とてもオーディオアンプにはみえません。 コンピュータ周辺機器のような作りです。 こうなるとオーディオ専業メーカの従来のアナログアンプ作りのノウハウは、全く役に立たないように思えてしまいます。

  3. 左側のホワイトベーク基板はスイッチング電源部です。 実に全体面積の 40% が電源です。 フルデジタルアンプでは電源のインピーダンスを極小にする必要があるので、スイッチング電源採用が正解です。

  4. 右側のグリーンレジストされた基板がアンプ部です。 二階建構造になっており、下側基板がオーディオ部、上側基板がビデオ部です。

  5. 中央部はフルデジタルパワーアンプ終段のスイッチング用パワー FET とローパスフィルタです。

  6. FM/AM チューナー部分は右上にある小さいシールドボックスです ・・・ たったこれだけか!

  7. 主な使用 IC は以下です

  8. AVR-550SD と AVR-770SD は兄弟機だが中身は全然違う!



使用上の注意!

  1. スピーカ端子

  2. 2ch モードでもサラウンド設定は有効



周波数特性実測 (1W 出力時)

  1. アナログ入力時 ・・・ 元データは こちら です。

  2. デジタル入力時 ・・・ 元データは こちら です。



使ってみました

  1. 全体に

  2. リアパネルです ・・・ 実に端子類が多いです

    1. アンテナ入力

      • FM アンテナ入力は F 端子になっており、妨害電波の混入を避けられます。

      • AM アンテナ端子はワンタッチコネクタになっており、ここに AM ループアンテナを接続します。

    2. アナログ AV 入出力

      • アナログ AV 入力は [VCR] [TV/DBS] [DVD/VDP] の全部で3系統です。

      • アナログ AV 出力は [VCR] の1系統です。

    3. アナログオーディオ入出力

      • アナログオーディオ入力は [CDR/TAPE] の1系統です。

      • アナログオーディオ出力は [CDR/TAPE] の1系統です。

    4. D4 ビデオ入出力

      • D4 ビデオ入力は [VIDEO-1] [VIDEO-2] の全部で2系統です。

      • D4 ビデオ出力は [MONITOR] の1系統です。

      • [VIDEO-1] [VIDEO-2] は物理名で、この名前で入力選択することはできません。 この物理名を [VCR] [TV/DBS] [DVD/VDP] のいずれかに割り当て(AV ビデオ入力と置き換える。)て使います。 [Video In Assignment] メニューにて割り当てます。

      • 2系統の D4 ビデオセレクタとしても使えます。

    5. デジタル音声入出力

      • デジタル音声入力は、光 [OPT-1] [OPT-2] と同軸 [COAX] の全部で3系統です。

      • デジタル音声出力は [OPT-2] の1系統です。

      • [OPT-1] [OPT-2] [COAX] は物理名で、この名前で入力選択することはできません。 この物理名を [VCR] [TV/DBS] [DVD/VDP] [CDR/TAPE] のいずれかに割り当て(アナログ音声入力と置き換える。)て使います。 [Digital In Assignment] メニューにて割り当てます。

      • [OPT-2] 出力端子を活用して3系統のデジタル音声セレクタとしても使えます。 [OPT-1] [OPT-2] [COAX] 入力端子に入れた DAI 信号がそのまま [OPT-2] 出力端子に出力されます。 アナログ入力を DAI 信号に変換する機能はないです。

    6. スピーカ出力端子

      • [FRONT L] [FRONT R] [CENTER] [SURROUND L] [SURROUND R] [SURR.BACK] の6系統あります。 それぞれ出力 100W です。

      • AV アンプではリアパネルの端子面積を小さくするために、スピーカ端子が特殊なものが多いですが、AVR-550SD では標準サイズの端子なので使いやすいです。 ケーブル直接接続とバナナプラグ接続に対応します。

      • スピーカ端子は BTL 出力 になっています。 グランドから浮いているので要注意です。

      • インピーダンスが6〜16Ωのスピーカに対応します。 TI のデジタルアンプ IC はそもそも4Ωにも対応しているので、4Ω程度までのスピーカ接続にはそれほど問題はないと思います。 低いインピーダンスのスピーカほど出力が取り出せます。

    7. その他の端子

      • [SUBWOOFER OUT] というサブウーファへのアナログ出力が1系統あります。

      • [FRONT L] [FRONT R] [CENTER] [SW] [SURR. L] [SURR. R] の外部アナログ入力端子があります。

        • これはサラウンド処理された出力を持つ機器(ハイビジョンの MUSE 3-1方式など)を接続するのに使います。

        • [FRONT L] [FRONT R] は [DVD/VDP] と同じ端子で、端子を兼ねます。

        • この機能を応用して、 AVR-550SD を 5ch デジタルパワーアンプとして使うことができます。

          • [SW] 入力を [SURR.BACK] スピーカ端子より出力する機能がないので、5CH となります。

          • アナログ入力となりますが、 192kHz/24bit ADC が使われているので、高性能です。

  3. 内臓 FM/AM チューナーの性能

  4. 検聴しました

  5. 実験として、リージョンフリーの安い DVD プレーヤ EverGreen EG-DVDP2200C のデジタル出力(同軸)を AVR-550SD に接続してみました。

  6. そもそもデジタル技術とは、あるレベル以下のものはスパッと切り捨てて、残った要素の性能を単純な構造で飛躍的に向上させるという技術です。



インターネットラジオとデジタル接続

  1. 我が家ではインターネットラジオとして SONY VGF-WA1 を使っています。 放送局は Brandnew-J が良いです。 全国どこでも東京の J-WAVE が聴けます ・・・ FM 放送より数秒遅れて音声が流れるのも面白い。

  2. VGF-WA1 は操作パネルが上部にあって目線より下側に設置しないと操作ができません。 私の研究室では設置場所の関係で、どうしてもアンプよりかなり遠い位置に設置するしかありません。

  3. VGF-WA1 にはアナログ出力端子(RCA)とデジタル出力端子(光)が付いています。

  4. 早速、VGF-WA1〜AVR-550SD 間を接続してみました



サラウンドスピーカを接続してみました

  1. AVR-550SD には 100W × 6ch ものスピーカ出力端子があるのですが、2ch ステレオ用途でしか使っておらず、4ch がいつも空いているのが悲しい ・・・ と思っていました。

  2. そこで実験的に DENON SC-A11R を接続して 4ch サウンドにしてみました。

  3. インターネットラジオ放送で使ってみました



マイコンの初期化



う〜ん、困った!



仕様